木造住宅は、解体してみないと分からないことが多いため、施工会社の中には木造住宅のリノベーション(リフォーム)を避けている会社があります。

それだけ、専門性だけでなく経験(場馴れ)も求められる。
ここでは、木造住宅を解体し予期せぬ事態があったときの対策についてまとめていきます。

木造住宅リフォームでは予備予算を計画し予期せぬ追加工事に備える

リノベーション(リフォーム)は、見積(契約)時には分からなかった事が解体後に判明することがある。

マンションや戸建て住宅(RC造・鉄骨造)は、予期せぬ事態によって予算(プラン)変更しなければいけないことはあまりない。

しかし木造住宅では、外回り(外壁や屋根)から雨水の侵入や、水回り部での湿気などによって柱や土台・大引といった構造材が傷んでいるといった予期せぬ自体が解体をした後に判明することがある。

構造材であるため、補修してなおさないと危険な状態になってしまいます。

予期せぬ事態が判明した場合には、本工事とは別にそれにかかる補修工事が必要になります。つまり追加工事が発生するということになり、この工事には、費用が発生してきます。

そのため急な予算(プラン)変更・見直しが必要になってきます。

木造住宅をリノベーション(リフォーム)する計画がある方は、解体後に追加工事が発生する可能性が大きいということを覚えておいてください。

そして、追加工事に備えて減額案をあらかじめ計画しておくことで、急な予算(プラン)変更・見直しが必要になっても焦ることなく対応することができます。

木造住宅のリノベーション(リフォーム)を数多く経験している施工会社は、現状の状態を確認することで追加工事が発生する可能性や、どの程度の工事費用がかかるのかを予測することができます。

木造住宅を含めRC造・鉄骨造の住宅をこれからリノベーション(リフォーム)していく計画がある方は、施工会社に予期せぬ事態による追加工事が発生する可能性がありそうか相談しましょう。

追加工事発生後の木造住宅リフォーム計画の流れと契約

上記でもお伝えしていますように木造住宅では、解体後に柱や土台・梁などの構造材が傷んでいるといった予期せぬ事態が判明することがある。

予期せぬ自体が判明した後の流れは

  1. どの部分が傷んでいるか必ずクライアント様ご自身も確認すること。
  2. リフォーム工事を行っている施工会社に補修に要する工事費の見積をとります。
  3. その見積書の説明を施工会社から受ける。(見積書の内容で分からないことがあれば、どんどん質問すること)
  4. 見積書の内容に納得がいけば、追加工事分の契約を交わす。(本工事の契約とは別に契約を交わすことになります)
  5. 工事契約を交わした後に補修工事・本工事が進む

という流れとなります。

この流れの中で一番重要なのは、見積をとり工事契約を交わすことです。

口約束など工事契約を交わさず、追加工事に進むようなことは絶対にあってはなりません。

クライアント様の心理としては、少しでも早く工事を終わらせて、新しく生まれ変わった住まいで新たな生活を送りたい。

この気持ちはすごく理解できますが、工事契約を交わさず追加工事に進むことによって多額の工事費を請求されたなどといったトラブルにつながることになります。時間もかかるし面倒に思うかもしれませんが、以上の流れを徹底してください。

予備予算の考え方【追加工事を含めた木造住宅リフォーム計画】

当サイトではリノベーション(リフォーム)計画を進めていく中で、クライアント様には予期せぬ事態に備えての事もふまえて各施工会社さんと打ち合わせを進めるように伝えています。

この予期せぬ事態を想定した提案が非常に上手だなと思う施工会社(工務店・リフォーム会社など)さんがいらっしゃいます。

プランに対して、減額案を決めておくといおう考え方で

  • 第一候補
  • 第二候補

という感じです。第一候補が理想。そして予期せぬ状態が発覚し追加工事が発生した時には、第二候補あるいは第三工法に移るという方法です。

第二候補、第三候補に移る時には、工事内容と共に金額が変わるため改めて契約を組むことになります。

この方法を提案したいくつかの施工会社とは色々と話しました。

そしてこの方法を実施するにあたって注意すべきポイントを教えてもらったので参考にしてください。

ポイント1:経験

木造住宅のリノベーション(リフォーム)工事を数多くこなしている施工会社(工務店・リフォーム会社など)

経験豊富な施工会社さんは予想ではありますが、解体しなくても追加工事にかかる費用を把握することが可能です。つまり木造住宅のリフォーム工事を数多くこなしている工務店やリフォーム会社であれば、第二・第三候補の予備予算用工事計画の精度が高くなります。

ポイント2:契約

上記でも記載していますが、追加工事が発生した時にはその工事分の契約を必ず交わすこと

ポイント3:発注のタイミング

発注するタイミングに要注意
もし、あなたが予期せぬ事態に備えて第二候補、第三候補と考え追加工事に合わせてプランを変更するこの方法を行う場合、施工会社と発注のタイミングについて詳しく打ち合わせをすることです。請負契約と同時に材料を発注する施工会社が多いからです。追加工事の有無がハッキリした後で発注することです。発注した後ではキャンセルがきかないこともあるので、念入りに打ち合わせをしてください。

他には、予算が左右される場所(土台や柱・大引といった構造材が傷んでそうな場所)から解体し、もしも補修によって追加工事が必要となれば解体を予定している部分を既存利用するといった再検討で減額することもできます。

この再検討案をあらかじめ計画段階から進めておくこともできます。つまり、解体してしまい新規で壁なり床を新設する費用と、既存利用をする場合の工事費用を見積の段階で計画することが可能です。そうすることで、どこまで費用を削減できるかを具体的にすることができます。

別の方法では、リノベーション(リフォーム)工事の請負契約を割高にして、柱や土台が傷んでいる追加工事が出てきても費用を取らないといった方法もあります。

この案に対しては、どの程度の追加工事(費用)を見込んでいるのかを話あうことが重要です。

設計・予算の検討~コスト調整までの木造住宅リフォーム計画の流れ

まとめ

リフォームやリノベーション工事は解体後に何かしらの問題が確認されます。この問題を少しでも減らし慌てることなく工事計画を進められるようコスト調整の案をあらかじめ考えておきたい。

過去にリフォームしたことがある場合には、そのことを必ず施工会社に伝えることです。リフォームした時の図面がない、具体的にどこをどのように工事したか分からなくてもいいです。アバウトでも良いので、どの場所をどのように変更したかを伝えてください。知る、知らないで対策は大きく変わってきます。

木造住宅のリノベーション(リフォーム)工事は解体してみないと分からないことも多いためプランだけでなく予算の計画はすごく難しい。施工会社さんが経験あるかどうかは、提案内容に大きく差が出てきます。また、減額案をいかに要望に沿った提案にするかということも場馴れした施工会社の能力でもあります。

このような対策案を提案できる各施工会社さんは、質問に対してどの回答も場慣れしている余裕ある回答をしてきます。

あなたご自身でリノベーション(リフォーム)工事計画をすすめる場合、どの施工会社に工事を依頼するべきか悩むと思います。

単に見積金額だけで決めるのではなく、提案の内容を比較することです。そうすることで依頼先を絞り込みやすくなります。

木造住宅は追加工事が発生する可能性が大です。追加工事が発生した時の対応について質問してみるといいでしょう。「追加工事という不安材料を上手くかわす提案」をする施工会社は経験があり、工事を依頼する候補の目安となります。

(各施工会社を比較するにあたって基本的な知識が必要となります。分からないことは、そのままにせず質問しながら知識を取入れることです。質問に対する対応や態度も依頼先を絞る判断材料となります。)