リフォームの優先順位を決めるってそんなに大切なこと?
そうですね。
特に予算の関係から要望を全て叶えることは難しいと思います。
そういう時にどの工事を優先すべきかハッキリしていれば、リフォーム後の満足度は高くなります。
逆に優先順位があやふやであれば、単にきれいにしましたで終わってしまう可能性が高くなります。
とは言え、優先順位はお家の状態によっても変わってきます。
このページでは、優先順位の考え方について詳しくまとめています。
どの工事を優先したらいいのかな?
と悩んでいる方にピッタリの内容になっているのでぜひ参考にしてください。
リフォームの優先順位を決める3つの目安
リフォームの優先順位の決めるために役立つ3つの目安があります。
木造戸建て住宅の場合は、内部よりも外部を優先
家に傷みを加えるのは、紫外線であったり雨・風など外側からの要因によります。
屋根や外壁は、特に傷みやすく、仮に外壁のひび割れなどを放置すると家を支える構造材などが湿気で傷むことがあります。
木造戸建て住宅の場合
- 築10年以上経過
- 外壁・屋根のリフォーム後10年経過
している場合には、内部よりも外部を優先しないといけません。
詳しくは、後程「築年数からリフォームの優先順位を決める」でお伝えします。
周期・設備機器の傷み具合から決める
設備機器や、床材・壁材などは、リフォームしたほうが良い周期の目安があります。
詳しくは、「周期からリフォームの優先順位を決める」でお伝えします。
生活の支障で決める
- 中古住宅を購入する
- 家族が増える
- 子供が大きくなる
などによって、生活に支障が出てくる場合があります。
そういう場合、どういう箇所が支障なのかをピックアップしていくことで優先順位が決めやすくなります。
「不満な点からリフォームの要望を考える」では、最も多い要望をまとめていますので、生活の中で支障と思う箇所をピックアップしやすくなります。
築年数からリフォームの優先順位を決める
木造戸建て住宅は耐震・断熱性能の関係から築年数を知ることはとても重要です。
そしてリフォームの優先順位は築年数に応じて検討する必要があります。
築年数によってどこからリフォームするべきか「木造住宅の築年数別リフォームの目安」で詳しくまとめています。
建物についてまとめる際に以下の表を活用してください。
形態 |
|
延床面積 | ㎡( )坪 |
敷地面積 | ㎡( )坪 |
築年数 | 竣工 年 月(築 年) |
過去のリフォーム歴 | 年 月 年 月 年 月 |
分かる範囲でいいので埋めていきましょう。
周期からリフォームの優先順位を決める
居室や水廻り・外装など、どのくらいの周期でリフォームしたらよいか?
目安については以下を参考にしてください。
居室(LDK・寝室など)
居室の壁・床・天井の張替え | 15~25年 | 仕上げ材の張替えや塗り替えの他にも、柱・梁など構造材や下地、断熱材など補強する必要があることも。 |
水廻り
システムキッチンの交換 | 15~20年 | コンロや収納など機能性を見直す |
造作の浴室の修繕 | 20~30年 | 壁・床のタイルの剥がれひどく湿気が漏れやすくなるため、構造材の傷みも工事の対象として考えておこう。 |
ユニットバスの交換 | 20~30年 | 湿気によって基礎や土台・柱など構造材に傷みがないかも確認しておく事 |
給排水管の交換 | 15~20年 | サビなどによって劣化していく。水廻りの工事と一緒に行うといい。 |
内装の修繕 | 15~20年 | 湿気による壁・天井のカビやクロスのめくれ。湿気による床のきしみ。 |
外装
タイル張り外壁の修繕 | 15~20年 | 汚れクリーニングや、目地の補強や浮いたタイルの修繕 |
吹付け塗装外壁の修繕 | 20~25年 | 高圧洗浄のあとで、塗り増し。ひび割れなどがひどい時には外壁の撤去後、下地を補強し塗装仕上げ |
不満な点からリフォームの優先順位を考える
リノベーションやリフォームの要望を考えるにあたって、現在住んでいる住宅・マンションの不満な点をまとめていきましょう。
この不満な点を解消していくことによって、リフォーム後の満足度が高くなります。
他の人は、どういうところを不満に思っているのか。
不満な点を解消するため、最も多い要望を以下にまとめています。
あなたの実生活と照らし合わせながら以下の表をご覧ください。
リビング・寝室・和室など居室の不満な点
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キッチン
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間取り
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浴室・トイレなど水廻り
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外回り
|
リフォームの優先順位を決める
リノベーション(リフォーム)して、できれば要望を全て満たしたい。
しかし、予算や構造の関係上できない事があります。
「どの要望が必要なのか」についてご家族で話し合い優先順位を決めておくと予算オーバーした時、スムーズにリフォーム内容の調整がしやすくなります。
一般的に、老朽化や故障が著しく早急な対処が必要な箇所を優先させます。次にご家族が希望している改善したい箇所を優先させていく。
リフォーム後の満足度を高めるたけ優先順位は決めておきましょう。
順位 | 場所 | 工事内容 | 備考(設備機器など) |
1位 | |||
2位 | |||
3位 | |||
4位 |
まとめ
最初は悩むことが多いかと思います。
しかし、不満な点や優先順位など意識して生活していくと次第に具体化していきます。
また要望などを書き出すことによって、見えなかったことが見えてくることがよくあります。
最初から細かく具体的にす必要はありません。具体的にしていくのはリフォーム会社との打合せからです。大きくで良いので優先順位をまとめてください。