
リフォーム(リノベーション)プランを考えるにあたって優先順位は非常に重要になってきます。
リフォームの要望に優先順位を!どこからはじめる?
これまでに住宅やマンションのリノベーションやリフォームのプランを計画し考えさせられたことがあります。

暮らしやすい住まいというのは、時が経過することによって変化していきます。

へ・・・?
言ってることがいまいち分からん・・?

フフ。
ナイスリアクション。
時が経過することによって家族構成は変わってきますよね。
例えば
- 結婚する
- 子供が生まれる
- ペットを買う
- 子供が独立する

確かに子供が生まれると家族が増える。
そして、将来は子供部屋が必要になる。
このように家族構成が変わることによって必要な部屋数であったり機能など住まい(間取り)も変えていかないといけない。
将来のリフォーム負担を減らすために
家族構成が変わることによって大きくリフォーム工事をするというのは、お客様にとってすごく大きな負担となってしまいます。
つまり簡単なリフォーム工事によって家族構成の変化に対応できる間取りにするのが好ましい。しかし、将来の間取りばかりを考えてしまうと失敗の原因になってしまう。
将来的な間取り計画に固執しないこと
将来の家族構成を考えることは重要です。
家族構成などの変化ばかりを考えてしまうことで、現在の生活が暮らしにくくなってしまうプランになってしまうからです。また、計画していたことが実際にそうなるとは限らないということもあります。
近い将来に起こる変化
二人で暮らす
将来的に結婚して暮らす可能性があれば、収納スペースの確保。
そして、寝室・LDKの広さ。
一人暮らしの時には当たり前にあったスペース(書斎・趣味の部屋など)は削られることがある。

一人が二人になるって、けっこうモノが増えるよね。
キッチンの広さが気になる女性が多いみたい。
出産後の間取り計画
出産によってお子さんが増える場合、将来的な子供部屋の確保について考える。
現状では家具を置くスペースに余裕を持たせること。寝室で寝る時以外は、お子さんとほとん時間をLDKで過ごすご家庭が多い。そのためLDKは、おもちゃや絵本などを片付けやすいよう工夫が必要。

お母さんは、育児で大変なので家事の負担を軽減するため、キッチンや洗濯機など動線計画には力を入れたいですね。
子供が成長する
小学校に通う時期に個室を与えるご家庭も多いようです。現在は必要なくても将来的な子供部屋の確保は計画しておきたい。
ただ、小学生の時は家族が集まるLDKで過ごすことが多い。宿題もリビングやダイニングでする子供が多いため勉強机を設けることで片付けやすくなる。
(子供の勉強机は、書斎や趣味などにも使える)

ダイニングに子供が勉強できるスペースがあれば機能的でGOOD!
リフォーム後ダイニングが勉強できる多目的な部屋に!
小学生くらいのお子さんがいらっしゃる方は見ておいたほうがいいですよ。
子供が独立
子供が独立し空いた部屋の活用方法について考える。趣味などに使うのが最も多い。
趣味として2階部分を活用したいが、階段を使うのが厳しい場合はホームエレベーターの設置が望ましいです。構造的な問題があり希望している箇所に設置できないことがあります。
(ホームエレベーターを設置するにあたって、昇降機設置のための確認申請を役所に出さないといけません。この申請には現在の住まいの確認済証が必要になってきます。)
親と同居して介護する可能性がある場合、動線計画に気をつける。

過去に、2階部分を減築し平屋にするリフォームをしたことがある。理由は確か、お子さんが独立したからだった。
親と暮らす間取り計画
食事・就寝・起床の時間帯が親世帯と子世帯とでは異なります。動線計画には十分に配慮したい。
親世帯のスペースを使わなくなる場合に備えておきたい。
(戸建てであれば、一部を賃貸にすることが可能。)

親世帯と暮らすとなる場合は、家族みんなでよく話し合って決めないといけないね!
まとめ

住みやすい家は、家族構成と大きく関わってるんだね。
特に
- 二人で暮らす(結婚する)
- 子供が生まれる
- 子供が独立する
- 親と暮らす
時は、将来性も踏まえた上でリフォームしないといけない。
先のことを考えてのリフォームプランを考える時、設計者との打合せ内容も大切になってきます。
設計者との打合せポイント