一日の疲れを癒す場である浴室。リフォームを検討している方の多くがこだわりを持っています。

浴室をリフォームするにあたって2種類の施工方法があり、ここではこの2種類の施工方法にピントを絞っていきます。

2種類の施工方法というのは
1.在来工法
2.ユニットバス

TOTOやリクシルなどショールームでよく見かけるのはユニットバスで需要が多い。対して在来工法はそれほど。

浴室にこだわる方は在来工法を選ぶ方が多いのですが、最近ではユニットバスの性能が高くこの性能に魅力を感じる人が多い。しかし、素材の質感を求めるなら在来工法にはかないません。
これから、在来工法とユニットバスについて詳しく掘り下げていきます。

在来工法の浴室の特徴


在来工法では、防水下地をした土台の上に浴槽を設置。壁や床は、防水下地の上にタイル等を貼って仕上げていきます。壁と床との取り合い部や、浴槽と床との取り合い部はコーキングやセメントで密閉するため湿気が内側に入らない。
在来工法は湿式工法とも呼ばれ、昔ながらの工法で、高さ1mくらいまでコンクリートブロックやコンクリートで防水下地を作りその上にタイルなどを貼って仕上げていきます。

複数の工程が必要であるため工期がかかります。ユニットバスはパーツを組み立てて終わりであるのに対して在来工法の工程はというと

  1. 高さ1mくらいまでコンクリートブロックまたはコンクリートを打設
  2. 浴槽のベースを作り排水管の調整
  3. 浴槽を据え排水の最終調整
  4. 洗い場部分の下地調整(埋め込みと転圧)洗い場の排水はここで調整
  5. 床のコンクリートを打設
  6. 天井裏の電気配線や換気扇などつける場合は配管し天井を貼る
  7. 壁下地をこさえて防腐処理をほどこし、アスファルトルーフィングを貼って防水処理をします。
  8. タイル割りを決めて壁⇒床の順番でタイルを貼り仕上げていきます。
  9. 浴槽際などシーリングを行ったあと照明や水栓金具をつけて終了です。
流れとしては、おおざっぱにまとめていますがこのようになります。
ユニットバスのように一気に取り掛かることはできず、コンクリート打設した後は、時間をおかないといけないなど一つ一つの工程をしっかりと踏まえて作っていくのが在来工法です。

2階以上の階に在来工法の浴室を設けるのが難しいのは、上記のような防水処理が難しいからです。

このため、戸建て住宅で2階以上の階に浴室を設ける場合には、ユニットバスがおすすめです。

在来工法はタイルで仕上げることが多いのですが、タイルの床は本当に冷たいです。特に冬場。
私は過去に在来工法の浴室で床がタイル貼りの家に住んでいたことがあり、冬場は床に沸いたお湯をかけてから入るようにしていました。

タイル貼りの場合は、床暖房をを入れることをおすすめします。床材としておすすめなのは、コルクタイルがいいです。タイルのように冷たくない上に弾力性もあり保温性もあります。

檜風呂もいいですよね。家具にしても共通して言えるのは木は落ち着きをもたらしてくれます。
浴室全面を檜というのもいいですが、壁・床はタイル貼りとして浴槽部分を檜というのも趣があります。

ただ、手入れがちょっと大変で、入浴以外は乾燥させなければいけません。直射日光による乾燥は表面にひび割れが発生しやすくなり紫外線による劣化もあります。日陰で風通しがいいのがベスト。

在来工法のメリットとデメリット

在来工法のメリットは上記で記載しているように、全て自由に考えることができます。浴槽や窓の位置、壁・床の素材など自由に組み合わせることができ個性を取り入れた世界にひとつだけのお風呂を作ることができます。

またユニットバスは窓の位置が決まっていますが、在来工法の場合は自由に決めることができるため、コーナーに設けることもできます。
ちょっとした坪庭を浴室の隣に設け、大きな窓や外に出られるよう扉を付けることで外への広がりを持たすというリフォームもOKなのでお風呂の楽しみを増やすこともできます。
デメリットは、ユニットバスに比べて工期が長くなることや、防水下地に亀裂が生じ水漏れを起こすことも考えられます。またタイル仕上げの場合は目地やタイルが剥がれることがありメンテナンスが必要になります。

「防水下地に亀裂が生じ水漏れを起こす」ということに過剰に不安になる方がいますが、水漏れに関してはそれほど不安になることはありません。

タイル目地に関しては現在では自分でメンテできるよう100均でも工具や材料が揃えられています。タイルや木の材質にこだわりをもっているのに水漏れを不安に思うあまり在来工法を諦める方がいますが個人的な意見としてもったいないです。それほど心配することでもないのにと思います。

ユニットバスの特徴


土台の上に一枚の防水パンを置き浴槽を設置。浴室で使った水は防水パンより下に漏れることはありませんが、浴槽との隙間から湿気が入り、浴槽の内側でカビが発生しやすくなる。
上記でまとめている在来工法は、「現場で浴室を作る」のに対し、ユニットバスは「工場によって生産されたパネルを組み立てる」ことで浴室を作ります。

このユニットバスの特徴は

  • どのような職人さんが組み立てても同じクオリティを保つこと
  • 工場で生産されたパネルを組み立てるだけなので工期が短縮
  • コストを抑えられる
  • パネルによって形成されているため防水性に優れている
  • 実物を確認できるためイメージしやすい
ユニットバスにはこのような特徴があり、以下にそれぞれの特徴について詳しく説明していきます。

どのような職人さんが組み立てても同じクオリティを保つこと

プラモデルを想像してください。加工や塗装によって完成されたパネルを組み立てるだけ。給排水管の接続やコーキングなど経験を要する工事はありますが、部分的です。このため職人さんの腕に関わらず同じ精度の浴室を作ることができます。

(対して上記の在来工法の浴室は、職人さんの腕によってクオリティは大きく変わってきます。)

工期が短縮

在来工法のようにモルタルを塗って乾かした後、防水処理をしてという工程がなくパネルを組み立てるだけになってくるので工期が短縮されます。

コストを抑えられる

コストに関しては、ユニットバスのグレードなどによっては在来工法のほうが安くなることもありますが、手間を考えるとやはりユニットバスのほうがコストを抑えることができます。

(基本的に手間がかかる工事は金額が高くなります。)

漏水がないよう加工されたパネルによって形成されているため防水性に優れている

ユニットバスは工場で生産されたパネルを組み立てることで完成させていくのですが、各メーカーではパネルをどのように加工すれば防水性に優れるかということを実験・研究しています。その結果、完成したユニットバスであるため防水性に優れています。

特に、戸建ての木造住宅をリノベーションし現状では1階にある浴室を2階に移設することを考えている場合、ユニットバスをおすすめします。

上記でまとめている在来工法でも2階に浴室を作ることはできるのですが、コンクリートを打設しモルタルによって壁・床下地をし防水処理をするのが困難です。

実物を確認できるためイメージしやすい

TOTOやLIXILなどのメーカーのモデルルームではユニットバスの完成品を展示しているので住まいのリノベーション(リフォーム)を考えている方はイメージしやすい。

ユニットバスのメリットとデメリット

メリットは上記で記載しているように「どのような職人さんが組み立てても同じクオリティを保つこと」「工期短縮」「コストを抑えられる」「漏水がないよう加工されたパネルによって形成されているため防水性に優れている」の4点の他に、モデルルームで展示されているため完成がイメージしやすい。またオプションなど付け足しやすいというのもメリットの一つです。

対してデメリットは決められたプランの中でしか選べないため自由にプランすることができない。また、タイルや木など材質の質感が劣ります。また、ユニットバスは漏水対策は優れていてもカビ対策には劣ります。

まとめ

プランやタイル・木など材質にこだわるという方は、在来工法がおすすめです。

機能性や防水性重視の場合はユニットバスがおすすめです。

費用に関しては、手間を考えるとユニットバスのほうがコストを抑えることはできますが、自由に材料を組み合わせることができる在来工法によって安くすることもできます。

あなたの「予算」と「こだわり」決まっている場合、施工会社もしくは設計事務所にその「予算」と「こだわり」を伝えるといいでしょう。現状の状態をは把握した上でベストなプランを考えてくれるはずです。

在来工法もしくはユニットバスにリフォームする方に知っておいてほしい事があります。

でまとめています。

浴室を在来工法にしようか?ユニットバスにしようか迷っているなら

  • 在来工法を考えており建築家が考えるような素敵な浴室を提案してほしい
  • ユニットバスにしようか、在来工法にしようか迷っているけど、どこに相談すればいいのか・・?
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