戸建て住宅にしてもマンションにしても洗面室・トイレ・浴室(水回り)は隣接して設けられていることがおおいため、同時にリフォームを行うことが多い。この水回りのリフォーム内容は、内装をきれいにする事。便器・洗面化粧台・ユニットバス(設備機器)を新しいものに取り替えること。そして近年、最も多いのが床レベルをフラットにするバリアフリーです。

トイレと洗面室の床レベルは同じというのが多いですが、浴室に段差がついていることが多い。床レベルの他に将来、車椅子を利用するようになる可能性もあり、入口を広くしたりトイレの間口を広く取るという事もリフォーム内容の一つとして考えておく必要があります。

水回りのリフォーム計画で気をつけたいのが、トイレや洗面室・浴室の移動です。移動に伴って給排水管の工事が必要となります。給水管の増設は特に問題はないのですが、排水管は勾配をつけないといけない。このため移動が難しいことがあります。住宅では床下があるため勾配をとる余裕があります。しかし、マンションでは床下の懐に余裕がないため勾配を取れないことが多い。

最も多い計画は、浴室と洗面室がセットとなっており、トイレが廊下を挟んでいる。リフォームによってトイレを移動して浴室と洗面室・トイレをセットにしたいところですが、排水管の勾配が取れないためトイレの移動ができない。移動することは可能なのですが、無理に移動してしまうと床に段差が付いたり、勾配が取れないため逆流する恐れがあります。
水回りの移動について
リノベーション・リフォームをする際にトイレを移動できる?
http://reformoyakudatitai.com/……hives/1496
で詳しくまとめています。トイレを例にしていますが、キッチンや浴室・洗面室なども同様で移動に伴う排水管の増設が必要になるため工事することが難しいことがあります。

バリアフリーと内装を一新する水回りリフォームの見積費用は?

これまでは、浴室・トイレ・洗面室を独立して設けることが多かったのですが、最近では浴室・トイレが一体の2インワンルームや、浴室・トイレ・洗面室が一緒の3インワンルームなどが増え、水回り全体の提案力が問われるようになってきました。
ここでは、トイレは独立して設けるプランとしています。

水回り(トイレ・洗面室・浴室)の設備機器の取り替えと浴室と洗面室の床の段差をなくすバリアフリー化。そして内装を一新するというリフォム内容をもとに、どのくらいの費用がかかるのかについてまとめていきます。

解体・撤去工事の見積費用

現状の浴槽や洗面台・便器など設備機器の撤去と内装の解体(撤去)。

水回り解体・撤去工事の見積費用 約110,000円

木工事の見積費用

床や間仕切り壁の下地(補強)。

木工事の見積費用 約350,000円

建具工事の見積費用

ドア・サッシなど(材料費・取り付け費用を含む)

建具工事の見積費用 約160,000円

内装工事の見積費用

洗面室、トイレの壁・天井のボード貼りとクロス張り。床はクッションフロア。

内装工事の見積費用 約290,000円

電気工事の見積費用

照明器具・配線・スイッチ

電気工事の見積費用 約90,000円

住宅設備工事(トイレ・洗面室)の見積費用

洗面化粧台、便器の設備機器代と取り付け。給排水工事も含む

住宅設備工事(トイレ・洗面室)の見積費用 約730,000円

住宅設備工事(浴室)の見積費用

ユニットバスの機器代、組立費、給排水工事、ガス給湯器を含む。(エコキュートの場合は機器代分高くなります。)

住宅設備工事(浴室)の見積費用 約870,000円

諸経費

諸経費 約130,000円

トータルの水回りリフォーム費用の見積費用

トータルの水回りリフォーム見積費用 約2,730,000円

まとめ

マンションや住宅の洗面室・トイレ・浴室などの水回りリフォームは設備機器代が大きい。将来を考えたバリアフリー化の計画をリフォーム内容に含めるのであれば、動きやすさがキーポイントになる。

動きやすさを考えるのであれば洗面室・トイレ・浴室の間取りの大きさを広くすることが基本です。

そして床の段差をなくしフラットにすること。必要であれば手すりの設置も検討しましょう。

忘れがちなのが入口です。入口が狭いと車椅子が出入りできないため、広く取ること。他にはユニットバスの床が滑りにくい材質でできている。ヒートショック対策が備わっているなどを含めて計画するといいでしょう。

築年数が古い木造住宅の場合では、在来浴室が一般的です。浴室や洗面室まわりの土台や柱は必ずと言っていいほど腐っています。柱や土台など腐っている部分は新しく加工した木材によって継ぐことなります。

契約内容にこの腐っている柱や土台の補修が含まれていない場合には、追加工事となり費用が発生することになります。基本的に、リノベーション(リフォーム)工事は解体しないと分からないことが多いため予算は多めに考えておく必要があるのですが、水回りの工事は追加工事が発生するものとし予算を考えておく必要があります。

浴室や洗面室・トイレなど水回りは、湿気がたまりやすいため特に木造住宅の場合な浴室に換気設備を取り付けたい。

機械換気だけでなく自然換気を取り入れるリフォームプランとして
水廻り部をリフォームしてカビ防止のため風通しを良くするプラン
をご覧ください。隣地境界までの距離にもよりますが、窓を取り付けることで自然換気に適した間取りにリフォームすることができます。

戸建て住宅で2階に浴室がある場合、防水から考えてユニットバスが良いです。

こだわりのある方は在来浴室を希望する方が多いですが、モルタルで防水を固めるにしても1階に比べると不安要素が多い。また階数が増すほど横揺れが激しくなるためモルタル(コンクリート)に亀裂が入りやすく、そこから浸透してしまうことも考えられます。それでも、浴室にこだわりたいという方は取扱店や種類が少ないですがハーフユニットタイプをおすすめします。