I型から対面式キッチンにリフォーム。後悔しないための2つの対策

キッチンのリフォーム費用について

  • I型から対面式キッチンにリフォーム。後悔しないために気をつけたいポイント

ヒーボー

I型から対面式キッチンにリフォームにすることで後悔したっていう人の話を少し聞いたんですが、失敗することってあるのですか?

キッチンの性能はよくなってるわけだし、対面にすることで作業性もアップする。なぜ後悔するのか?理由が分からないのですが・・。

ミキッテンダー

失敗の原因は、キッチンの機能性などではなく、違うところにあります。

対面式キッチンは、多くの主婦が憧れるキッチンスタイル。

でも、対面式キッチンを取り入れることを優先しすぎると大きな落とし穴に落ちてしまうこともあります。

特に「I型から対面式キッチン」にリフォームする場合は要注意。

このページでは、落とし穴に落ちないよう、I型から対面式キッチンにリフォームする場合の対策について詳しくまとめています。

将来、キッチンリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

3つの対策を知ってI型から対面式キッチンにリフォーム

  • 面積
  • 収納
  • 高さ
図面では、うまく収まってるように見えても実際に使ってみると

  • キッチンが狭くて作業しにくい・・・
  • ダイニングやリビングが狭くなって暮らしにくい
  • 食器をしまえるスペースが足りない・・

といったことになってしまいます。

ヒーボー

ん~~
言ってる意味がいまいち分からない・・。

I型より対面式キッチンのほうが床面積をたくさん使う

機能性だけでなくダイニング(リビング)との関連性を深めるなど対面式キッチンには、I型キッチンにない魅力が備わている。

そのため、LDK(DK)に余裕ある広さがないのに無理してでも対面式キッチンを導入してしまいます。

図面では収まってるように見えても、実際に生活してみると窮屈で暮らしにくい空間となってしまいます。

I型から対面式キッチンにリフォームした後、失敗したと後悔する一番の理由は、この面積的な要因が最も大きい

後で後悔しないため、対面式キッチンに必要な寸法がどのくらいかを知っておきましょう。

対面式キッチンに必要な寸法

背面の食器棚+通路+キッチン本体の奥行寸法を合わせると2400mm(2m40cm)となります。

2m40cmが対面式に必要最低限な寸法の目安。(食器棚・キッチン本体の奥行寸法によって変わる)

対面式キッチンの通路の幅は1m~1m20cmがベスト。
それよりも狭くなったり広くなったりすると使いにくいキッチンになってしまいます。

I型キッチンに必要な寸法

対して、壁付のI型キッチンは調理時に人が動く必要な有効寸法(70cm)を含め1400mm(1m40cm)で済みます。

I型から対面式キッチンにリフォームすることによって、約1mセットバックすることになります

そして、この1mはダイニング(リビング)を狭くしてしまう

ヒーボー

LDが暮らしやすい間取りかどうかはどうやって確認すればいいんですか?


ミキッテンダー

良い質問です!

家具(ダイニングテーブル・ソファなど)の大きさを測っておくことです。

詳しくは、時間がある時に
リフォーム計画に欠かせない家具のレイアウトから間取りを考える
を見ておいてね。

対面式キッチンに憧れるけどLDKが小さくて・・

対面式キッチンにリフォームしたい!
でも、面積に余裕がない・・・。

という場合は、その時に応じて間取りを変えられる「キャスターが付いた可動式のカウンター」という考え方がベスト。

移動ができるので、工夫次第でいくらでも機能性やデザイン性を高めることができます。

もしくは、キッチン製作会社や設計事務所にキッチンプランを考えてもらうという方法もあります。オーダーメイドにしかできない魅力的なプランを用意してくれます。

メーカー別キッチンスタイル
I型から対面式にリフォーム予定がある場合は要確認

各メーカーによって、スタイル・大きさ・デザイン・機能性などが異なります。

  • TOTO
  • LIXIL
  • TOYOキッチン
  • キッチン製作会社

4つの会社のスタイル・大きさについて紹介しています。あなたの空間に応じたキッチン選びに役立ててください。

TOTO


5つのキッチンスタイルから選べるようになっています。各キッチンスタイルの特徴と寸法について紹介しています。
TOTO‐5つのキッチンプラン⇒


LIXIL


キッチンの選び方や、寸法値を含めたレイアウトに詳しく記載。各シリーズの施工イメージも紹介しています。
LIXIL‐間取り・レイアウト⇒


TOYOキッチン


TOYOキッチンは、デザインが斬新でサイズが大きい。各シリーズの特徴と寸法値を含めたレイアウトを紹介しています。
TOYOキッチン‐暮らしに合ったキッチンの「カタチ」⇒


パナソニックキッチン


I型・対面・アイランド・L型などそれぞれのスタイルに合わせてレイアウトの紹介があります。
パナソニック-システムキッチン:レイアウトのご紹介⇒

造作(オーダーメイド)キッチン


オーダーメイド(造作)は、キッチンの大きさ・機能性・デザインなど全て自由に考えることができるため、どのような空間でも合わせやすい。

キッチン製作をメインにしている会社を紹介しています。(ショールームが上記のメーカーと違い全国に1・2ヶ所しかありません。)
造作(オーダーメイド)キッチン製作会社⇒


I型から対面式キッチンにリフォーム後、後悔する2つの理由

上記で、必要面積について詳しくまとめました。

他にも注意すべきポイントが2つあるので、合わせてご覧ください。

1.キッチンの収納スペースが足りないから後悔する

対面式キッチンにリフォームして後悔する理由の一つに「収納スペースが足りない」と嘆く方が多いです。

キッチン背面に食器などを収納できる棚を設置しない方が後で後悔しています。

ミキッテンダー

対面式キッチンには、ペニンシュラタイプとアイランドタイプがあります。

デザイン重視でキッチンを選んでしまうと収納スペースが足りないことになるかも。

特にアイランドタイプは収納には気をつけてください。

キッチンを含むリフォーム計画がある方は、現在の収納スペースの大きさを計り、同等の大きさの収納スペースがリフォームプランで確保されているかを要チェックです!

そうすることで収納スペースが足りないと後悔することを防ぐことができます。

2.キッチンの高さが後悔の原因

高さは作業性と大きく関連しています。

ワークトップの高さは作業しやすい?

キッチンを取り換える時、絶対に確認しなければいけないワークトップのたかさ。

身長に合わない高さで調理すると疲労の原因になってしまいます。

ワークトップの高さは、身長によって異なります。
知らない方は
身体に合ったワークトップの高さ
を必ず見ておいてください。

手元を隠さなくても大丈夫?

対面式キッチンにするとLDの方を見ながら作業できます。対面式の魅力の一つですね。

でも、調理している時やお皿を洗っている時、手元を見られることになります。

I型キッチンだったころは、手元を隠す・隠さないについて考えたことはないと思います。

そのためI型から対面式キッチンにリフォームする方は、手元について深く考える人はいません。

しかし、実際に使った後で「この腰壁の高さをもう少し高くすればよかった」と後悔する方がいらっしゃいます。

理由は、お皿を洗っているところや、調理しているところを見られるのが嫌だから。

ミキッテンダー

あなたは、作業している手元を見られても大丈夫?それとも嫌?


ヒーボー

そう言われると、ちょっと気になるかも。

腰壁を設けることによってキッチンで調理している手元を隠すことができます。

腰壁は手元を隠す以外にも

  • カウンターを設けてくつろぎの場にする
  • 腰壁に収納もしくは飾り棚を付けることで機能性を持たせる

といった色々な使い方をすることができます。

あなたの考えや暮らし方に合わせたプランを立ててみましょう!

対面式キッチンとLDの関連性
ではキッチンの腰壁についてまとめています。

まとめ

I型から対面式キッチンにリフォームする時は、

  • 腰壁の高さについて考える
  • ワークトップの高さについて考える
  • 対面式にすることでキッチンの面積が増え、L・Dの面積が減るため家具の大きさを含めた寸法確認が必要
ヒーボー

家具を含めた寸法確認とか面倒やな・・。
でも後で失敗したと後悔したくないから要チェック