キッチンリフォーム費用の相場【I型⇒対面式ペニンシュラにして内装も一新】
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壁付けI型キッチンを対面式ペニンシュラキッチンにリフォームする費用はどのくらいかかるのだろう?

キッチンだけでなくLDKの内装も一新したいけど予算内におさまるかな~。

キッチンをリフォームする際には、LDKの内装も新しくするのが一般的です。

となると、当然リフォーム金額は高くなってくるわけですが、予算の関係からどのくらいかかるのか前もって知っておきたいと思います。

このページでは、
・I型⇒対面式ペニンシュラキッチンにリフォームする価格
・内訳金額
・I型から対面式キッチンにリフォームした後に後悔する理由
について詳しくまとめています。

このページを見ることによってキッチンリフォームの予算感や失敗対策を掴むことができますので、ぜひ最後までご覧ください。

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壁付け⇒アイランドキッチンにリフォームする金額については「I型からアイランドキッチンにするリフォーム費用の相場(内装も一新)」で詳しくまとめていますのでアイランドタイプも検討している方は、ぜひ参考にしてください。

壁付け⇒対面式ペニンシュラキッチンにしてLDKの内装を一新する見積り価格相場

工事内容は

  • 現状のキッチンなど廃材を撤去
  • 対面式ペニンシュラキッチン・背面食器棚を設置
  • キッチン前にカウンターを設ける
  • 内装を一新(床:フローリング貼替、天井・壁:クロス)
  • コンセント・照明器具・スイッチなどの配線
  • キッチンは中級品システムタイプでビルトイン食器洗浄機付き
  • LDKの床面積25㎡

になります。
各々の工事の内訳金額は、これから詳しく解説していきます。

これらの工事の見積もり金額(税抜き)の相場は、1,916,000円。

以下の内訳金額を見れば分かるかと思いますが、キッチンの値段が最も大きいです。

対面式キッチンにしLDKの内装を新しくするリフォームの内訳価格

以下、I型から対面式ペニンシュラキッチンに交換。

そして、LDKの内装を一新するリフォーム工事の内訳金額です。

解体・撤去工事の見積り費用相場

設備機器(現在取り付けられているキッチンやレンジフード)・廃材などの撤去。

現状の仕上げ材(クロス)の撤去工事。

解体・撤去工事の見積り費用 約73,000円

内装工事の見積もり費用相場

天井・壁はクロス張り。(床面積25㎡)
(古いクロスを剥がし下地処理した上に新しいクロスを貼る。)

仕上げ材を漆喰や珪藻土、エコカラットなどにする場合は、工事価格が高くなります。

コンロ回りの壁はキッチンパネルとしています。

内装工事の見積費用 約164,000円

木工事の見積り価格相場

フローリング貼り換え。(床面積25㎡)

キッチン撤去部や配管に伴う解体部の補強。

キッチンとダイニングの間の新設間仕切り壁と造作カウンター。

幅木の取り付けなどがこの工事に含まれています。

木工事の見積費用 約236,000円

給排水設備工事の見積価格相場

給排水の配管工事。

キッチンの移動距離は1m以内としています。

キッチンの移動距離が長くなると配管が長くなりますので、その分、工事の値段が高くなってきます。

給排水設備工事の見積費用 約110,000円

電気工事の見積り価格相場

配線・スイッチ・コンセント・照明器具(キッチン用)がこの工事に含まれています。

もし、LDKの照明器具も新しくする場合、照明器具が決まっているのであれば、取り付けまでお願いすることができます。

電気工事の見積費用 約118,000円

キッチン本体と取り付け工事の見積り費用相場

対面式キッチンの取り付け。

キッチンの間口は2550mm。

食洗機付きでキッチン上部には吊り戸棚を設置。

キッチン背面の食器棚も含む。

・キッチン本体
(付属品含む)
・取付工事の見積費用
約1,075,000円

諸経費

諸経費の見積費用 140,000円

合計見積金額(税抜き)

合計見積金額
(税抜き)
1,916,000円

リフォーム費用はキッチンの値段によって大きく変わる

キッチンなど設備機器を取り換えるリフォーム費用は、設備機器の値段によって大きく変わってきます。

キッチンメーカーによって価格やオプション設定などが異なってきます。

後で、「こっちのキッチンにしておけばよかった」とならないよう複数のキッチンメーカーから選んでください。

予算オーバー対策として

リフォーム工事に予算オーバーはつきものです。

対策としては、グレードを下げるなどが一般的です。

ただ、むやみにグレードを落とすと、後で後悔する可能性があります。

このことについては「リフォーム費用を安くする方法【予算オーバーの対策と注意点】」で詳しく解説していますので予算オーバー対策が必要な方はぜひご覧ください。

工事価格を抑えるため、相見積もりは有効的な方法です。

ただ、注意するべきことがあります。

相見積りを検討している方は、失敗しないためにも「相見積もりでリフォーム費用等を比較する時に注意すべき8つのポイント」はぜひご覧ください。

対面式ペニンシュラキッチンを販売しているキッチンメーカー

対面式ペニンシュラキッチンを取り扱っているメーカーを以下にピックアップしています。

オーダーメイドや海外の輸入キッチンについても記載しているので検討中の方は役立ててください。

TOTOのキッチン

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水栓と言えばTOTOですよね!

独自開発の「キレイ除菌水」をはじめ「タッチスイッチほうき水栓」やシンクの掃除が楽になる排水溝の工夫などTOTOならではの技術が内臓。

キッチンに求められる安全性・耐久性にもこだわりもあります。

詳しくは⇒「TOTOのキッチン」

LIXIL(リクシル)のキッチン

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デザイン性が豊富で知られるLIXIL(リクシル)のキッチン。

お客様のライフスタイルや住まいに合わせ様々なレイアウトで対応してくれます。

収納スペースなど使いやすさを求めた機能の工夫も盛り込まれておりデザイン性や機能性の割りに低価格というのも特徴です!

詳しくは⇒「LIXILのキッチン

パナソニックのキッチン

シーゲッテル

デザイン性が高い印象が強いパナソニック。

三列並んだIHコンロや掃除しやすいスキマレスシンクなどパナソニック独自のアイデアが盛り込まれています。

この独自のアイデアというのは主婦の目線を重要視しての設計。

デザイン性だけでなく使いやすさも考えられています。

詳しくは⇒「パナソニックのキッチン

クリナップのキッチン

ケンチッキー

ステンレスキッチンと言えば、クリナップ。

ワークトップだけでなくキャビネットもステンレスのものもあり、汚れだけでなく熱・臭い・サビにも強いからキッチン向きの素材。

ハイブリッドコンロ(ガス+IHが一体のコンロ)も設置できる。

詳しくは⇒「クリナップのキッチン

トクラスのキッチン

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見た目が美しい人造大理石にうっとりする方は多いと思います。

衝撃や汚れ対策に強いため見た目の美しさを長持ちできるトクラスのキッチン。

シンク・カウンター・扉の色を自由に選ぶことができるからお気に入りの色でキッチンをデコレート!

詳しくは⇒「トクラスのキッチン

オーダーメイドキッチン

オーダーメイドは、内装のデザインに合わせオリジナルの対面式ペニンシュラキッチンができます。

オーダーメイドキッチンを検討している方は、上記で紹介していますメーカーのキッチンを一度、参考にしたほうがいいです。

長年の積み重ねによってできたものなので、使い勝手などは参考になることが多いです。

予算に余裕がある方は一度、キッチン製作会社に相談してみてください。

キッチン製作会社については「(造作)オーダーメイドキッチンの依頼先(メーカー)22選」で紹介しています。

海外の輸入キッチン

海外のキッチンメーカーでは、日本のキッチンメーカーにないデザイン・機能性が備わっています。

納期で注意しないといけないこともあります。

以下のページでは、海外のキッチンを取り扱っている代理店や、注意すべき事も一緒に解説していますので、詳しくは「海外のおすすめ輸入キッチンメーカーと要確認の5つのポイント」をご覧ください。

壁付(I型)から対面式キッチンにリフォームすると費用は高くなる

  1. 古くなった壁付けI型キッチンを新しいものに交換する
  2. 壁付けI型キッチンを対面式キッチンにする

「1」と「2」であれば「2」のほうがリフォーム価格は高くなります。

I型から対面式キッチンに変えると費用が高くなる理由について、以下にまとめています。

キッチン代や食器棚の費用が加算される

対面式タイプは、壁付のI型タイプよりも機器代が高いことが多く食器棚の費用も加算されてきます。

最近ではワークトップが広くフラットであり見栄えも良く、機能性が高いタイプが増えていて、その分費用も高くなります。

また、対面式にする場合、カウンターや下がり壁を造作するため木工事の費用も加算されます。

キッチン背面のカウンター+造作壁の費用

キッチン背面にカウンターを付けることで機能性アップして便利になるだけでなく、LDKがおしゃれな空間になります。

子供の勉強机として活用することもできます。

あると何かと便利ですが、このカウンターを設けることによって木工事の費用が高くなります。

キッチンが移動すると給排水工事の費用が高くなる

キッチンの移動距離が1~2mでも給排水管・ガス管の延長のため費用がかかってきます。

移動距離が1m程度であれば、それほど費用はかかりませんが、移動距離が長くカーブがしたりすると費用はグンと高くなります。
(給排水管などは床下に配管されています。その配管を延長する場合、周囲の床の解体も必要になってきます)

LDKの内装工事で注意したい事

コストカットのため、してはいけないことがあります。

壁のクロス工事

現在貼ってあるクロスは剥がさずにその上に新しいクロスを貼ることができます。

クロスを剥がさなくて済むし下地処理も不要になってくるから費用は安くなるし工事も早く終わる。

でも、新しく貼ったクロスは剥がれやすくなるし、古いクロスが剥がれたり浮いてくるとその部分がもろに見栄えを悪くしてしまいます。

床のフローリング工事

フローリングは増し貼りと張り替えがあります。

貼り換えは、古いフローリングを剥がして新しいフローリングを貼りなおす工事のこと。

費用的には、増し貼りのほうが工事費は安くなります。

増し貼りは、古いフローリングの上に新しいフローリングを貼る工事のこと。

増し貼りの場合、床が軋んだりすると後が大変です。

床のフローリングリフォームについては「フローリングのリフォーム工事【費用の相場と種類】」で金額だけでなく注意点も一緒に解説しています。

壁付けタイプから対面式キッチンにリフォームした後に後悔する理由

壁付けI型キッチンから対面式ペニンシュラキッチンにリフォームした後、後悔する一番の理由は「面積」にあります。

壁付けタイプよりも対面式のほうがキッチン専有面積が増えます。

キッチンが広くなる分、リビングやダイニングは小さくなってしまいます。

ダイニイングテーブルなど家具を置くと、住みにくい・・。

家具を設置した後のことを計画していおかないと、失敗することになります。

このことについては「I型から対面式キッチンにリフォーム。後悔しないための2つの対策」で詳しくまとめていますので壁付けから対面式にリフォームする場合は、ぜひ参考にしてください。

まとめ:壁付けから対面式ペニンシュラキッチンにリフォームする価格相場

25㎡のLDKの内装を一新し、I型から対面式キッチンにリフォームする見積費用はトータルで190万円。

キッチン以外の工事で費用を落とそうとしても10~20万円程度
(仕上げによる
例:LDKの内装を漆喰で考えていた場合、クロスに変えるとそれだけで20万円以上減額になる)

キッチンを変えるLDKの工事費はキッチンのグレード・機能性によって大きく変わってくる。