LDKの面積は約25㎡。新しく買い換えるキッチンは対面式とし食洗機が付いている設定です。I型タイプを対面式にリフォームするのと共にダイニングとリビングの天井と壁の仕上げも新たにします。仕上げはクロス仕上げとします。
壁付のI型から対面式キッチンに変えるにあたって予算やプランを考える時に気をつけたいことがあります。ここでは、どのようなことに気をつけて予算やプランを考えていけばよいか詳しくまとめているのでこれからキッチンを含めダイニングやリビングのリフォーム計画がある方は役立ててください。

壁付(I型)から対面式キッチンにリフォームすると費用は高くなる

壁付のタイプから対面式のキッチンに買い換えるにあたって、キッチンのタイプを変えない場合よりも費用は高くなります。

以下費用がかかる主な理由についてまとめているのでご覧下さい。

壁付のI型キッチンを対面式に変えると?

壁付から対面式のキッチンにすると、作業性が大きく変わり、使い勝手はもちろんのことダイニングやリビングの方を見ながら調理するなど魅力的なことあり、多くのご家庭の取り入れられています。

しかし、壁付から対面式に変えると色々な要素がからんでくるためキッチンのタイプを変えないリフォームプランよりも費用は高くなります。

対面式は、壁付のI型タイプに比べて見た目がいい分、高価です。最近ではワークトップが広くフラットであり見栄えも良いのが増え、機能性が高くその分費用は高くなります。

また、対面式にする場合、キッチンの素材をそのまま見せるタイプの他に、カウンターや下がり壁を造作によって設けるタイプも多くみられます。このような工事も費用アップにつながります。

給排水管(ガス管)など延長する工事費用

大きくキッチンが移動するわけではなく、移動距離は1~2mでも給排水管・ガス管の延長のため費用がかかってきます。

移動距離が1m程度であれば、それほど費用はかかりませんが、移動距離が長くカーブがしたりすると費用はグンと高くなります。(給排水管などは床下に配管されています。その配管を延長する場合、周囲の床の解体も必要になってくる)

LDKの床・壁・天井の仕上げを新しくする内装工事

リフォーム工事の主な目的は、壁付のI型キッチンを対面式に変える。でありますが、造作によって壁を設けたり、給排水管の増設に伴ってフローリングの増し貼り(貼替え)が必要になってきます。

キッチンの内装が新しくなることから仕上げの色や新旧を統一するためにダイニングやリビングの内装も新しくするというケースが多い。このような内装工事も費用に加算されていきます。

以上が費用が高くなる主な理由です。また、下記に内訳と見積金額を記載しています。

予算を考える上で重要になってきます。

対面式キッチンにするLDKのリフォームプランで気をつけたい事

LDK(DK)の間取りに対し余裕ある広さがないのに無理に対面式キッチンを導入してしまうと窮屈で生活しにくい空間となってしまいます。後悔する一番の理由は、このことが原因です。プランを考える際には家具などを設置した後のことまで考えながらプランニングを進めていきましょう。

以下注意したいことをまとめています。

対面式のキッチンを導入するにあたって気をつけたいのは、LDKまたはDKに余裕な大きさがあるのかどうかです。

対面式を選んで後悔した、失敗したと思う一番の理由は、狭く動きにくくなった(生活しにくい)という理由からです。

機能性やダイニングとの関連性を深めるなど対面式のキッチンには、I型の壁付キッチンにはない魅力が備わっています。

どうしても取り入れたい思いから面積的に無理があっても強引に押し込んだせいで狭く使いにくいキッチンになるばかりかダイニングやリビングも窮屈になってしまう。

そうならないためにも必要な寸法は確保したい。

では、必要な寸法とはどの程度か?以下を参考にしましょう。

キッチンセットと背面の食器棚との間の通路の幅は1mが最適で作業性がよく2人同時に入っても動きやすい寸法です。

上記の対面式キッチンのレイアウトに記載しているように、食器棚・通路・キッチンのトータルの幅は約2500mm(2m50cm)が必要になってきます。

対して、壁付のI型キッチンの場合には作業する有効寸法を考えて1400mm(1m40cm)で済みます。

このように、対面式キッチンを導入するリフォームプランには、面積や間取りに余裕がなければ生活しにくい住空間になってしまうということを覚えておいてください。面積に余裕がない場合には、無理に対面式を考えるよりもアイランドタイプの収納カウンターを設け対面風に見せるなど使いやすさを主に考えながらプランニングしていきましょう。

LDKの間取りを考える上で重要になってくるのは家具を設置し、移動する際に有効寸法が取れているかということ。家具だけでいっぱいで移動に伴う有効寸法がなければ窮屈なダイニング(リビング)になってしまいます。そうならないために
リノベーション・リフォーム計画に欠かせない家具のレイアウトから間取りを考える
をご覧ください。ダイニングやリビングの間取りを考える上で欠かせない事が記載されてます。

対面式のキッチンにしLDKの内装を新しくするリフォーム見積金額

以下、解体工事~キッチン据付などにかかるリフォーム工事の見積金額です。

解体・撤去工事

設備機器(現在取り付けられているキッチンやレンジフード)などの撤去。

解体・撤去工事の見積費用 約133,000円

内装工事

床・壁はクロス張り。(古いクロスを剥がし下地処理した上に新しいクロスを貼る。)床はフローリング張り。(古いフローリングの上に新しいフローリングを増し張り。)コンロ回りの壁はキッチンパネルとします。

フローリングを増し張りする場合の工事費用は床面積25㎡に対し約8万7千円。

貼替え(古いフローリング材を撤去してから新しいフローリング材を貼る)場合には床面積25㎡に対して約15万円となり増し張りに比べて約2倍の金額差が生じます。

増し張りと貼替えの違い
増し張りは現状のフローリング材の上に新しいフローリング材を貼るため、床に段差が生じます。一方貼替えは、古いフローリング材を撤去した後に貼るため床はフラット。また、古いフローリング材を撤去しますので、床鳴りなどがある場合、下地から補強することが可能です。上記に記載しているように金額は増し貼りのほうが安く済ませることができます。

内装工事の見積費用 約230,000円

木工事

キッチン撤去部や配管に伴う解体部の補強。キッチンとダイニングの間の新設間仕切り壁と造作カウンター。幅木の取り付け

木工事の見積費用 約184,000円

給排水設備工事

給排水の配管工事。キッチンの移動距離は1m程度。

給排水設備工事の見積費用 約110,000円

電気工事

配線・スイッチ・コンセント・照明器具

電気工事の見積費用 約147,000円

キッチン取り付け工事

対面式キッチンの取り付け。キッチンの間口は2550mm。食洗機付きでキッチン上部には吊り戸棚を設置。キッチン背面の食器棚も含む。

キッチン本体(付属品含む)と取り付け工事の見積費用 約1,285,000円

諸経費

諸経費の見積費用 180,000円

トータルの見積金額(税抜き)

トータルの見積金額(税抜き) 2,269,000円

まとめ

壁付I型キッチンを対面式に変える場合には、予算だけでなくプランも十分に考えましょう。LDKまたはDKの広さに余裕がないのに対面式のキッチンを導入すると、キッチンでの作業性が悪くなるだけでなくダイニングやリビングが窮屈になり暮らしにくい住空間になってしまいます。対面式を導入する場合、間取りの考え方として上記をよく読んでおいてください。

予算を考える場合、食器棚やキッチン本体の金額だけでなくLDKの内装を一新する方向性で考えたほうがいいです。
キッチンを買い換える際に和室をなくしLDKを広くするリフォーム工事計画を希望する方が多い。
和室をなくしLDKを広げ壁面収納を設けるリフォームの見積費用
には注意したいポイント以外に内訳と見積金額が記載されているので間仕切り壁をなくしLDKを広くするリフォーム工事を計画している方は参考にしてください。

工事の費用を抑えるため、上記に記載しているようにフローリングを増し貼りすることで安く済ませることができます。

よく質問を受けるのは、現在貼ってあるクロスは剥がさずにその上に新しいクロスを貼ることができるかと聞かれます。この質問に対しては「NO」止めたほうがいいと答えています。確かに張り替える手間に比べれば、クロスを剥がさなくて済みますし下地処理も不要ですが、新しく貼ったクロスは剥がれやすくまた、古いクロスが剥がれたり浮いてくるとその部分がもろに見栄えを悪くします。