マンションでは、排水管の関係からキッチンを含めトイレや浴室などは移動できないことが多い。
キッチンやトイレなどを移動すると排水管の勾配をもたす必要があり、その関係から床を上げなければいけません。
このことについて
リノベーション・リフォームをする際にトイレを移動できる?
で詳しく記載しているので参考にしてください
(トイレの移動をもとに解説していますが、キッチンにしろ洗面台にしても同じことです。)

キッチンや浴室など水回り設備を移動することができたらいいのですが、マンションでは難しい。

そのためリフォームする場合、設備機器は少ない移動で要望を叶えるプランにしなければいけません。

マンションのキッチンをリフォームして多目的な空間にする!

色々なクライアント様と話して要望を聞きプランを考えて形にしていくことで学ぶことが多い。

マンションにしろ戸建て住宅にしてもリフォームの要望で最も多いのは、キッチンのように思います。
要望の内容は大きく分けて2つ。

  1. 設備機器を新しくする(間取りの変更や、LDKの内装を新しくする工事を伴うことが多い)
  2. 動線計画をよくして作業効率を上げる
ここでは、「2」の動線計画をよくして作業効率を上げることについてまとめていきます。

キッチンの作業効率を上げる要望には、玄関からキッチンへのアクセスであったり、浴室へのアクセスを短くする、I型から対面式に変える、収納スペースの確保など色々あります。

中でも設計をする者を悩ませるのが料理しながら洗濯を同時に行える間取りにしたいという作業効率を高めるための要望です。

キッチンとユーティリティを独立して設けるのではなく一緒にまとめることによって料理や洗濯といった家事の効率はアップします。

多くの住まいでは、洗濯機は洗面室にあり、キッチンと独立しています。

このような間取りでOKという意見の方もいれば、一つにまとめてしまいたいという意見もあり、どちらにするかはクライアント様の好みとなります。

作業効率の面からいえば、一つにまとめたほうが作業動線は短くなり効率よく二つの作業を行うことができます。

料理と洗濯を同時に行うキッチンスペースを考える

キッチンに洗濯コーナーを設ける場合、ドラム式の洗濯乾燥機であればワークトップ下に収納することで見た目はスッキリします。

また、姿が見える状態であれば見栄えがよくありません。そのため、洗濯機(乾燥機)を隠すことで内装の統一感を高めることができます。

ただ、完全に隠してしまうと湿気の逃げ場がなくなってしまうので、ガラリ戸にしたり換気扇を天井に設けるといった対策が必要です。

マンションのキッチンリフォームは設備機器をあまり動かさないプランにする

上記でもお伝えしていますが、マンションリフォーム(リノベーション)では設備機器の移動ができないことが多いです。

そのため、キッチンを動かさないプランを考えなくてはいけません。

洗濯機とキッチンをまとめるプランはいくつかあるのですが、2つに絞りました。

  1. 洗面室とキッチンをくっつける
  2. キッチンスペースに洗濯機を設ける

洗面室とキッチンをくっつける

料理と洗濯を同時に行いたいというクライアント様の要望に対し、これ以上LDKを狭くしてしまったら家具を置くことで非常に窮屈になってしまうと伝え、洗面室とキッチンを繋げることにしました。

そうすることで、料理しながら洗濯、その他の家事をこなせることができるようになりました。

キッチンスペースに洗濯機を設ける

こちらのクライアント様も料理をしながら洗濯などを同時に行いたいという要望。

LDKに入りグルっと回らないとキッチンに行くことができない間取り。

動線を見ると、なるほど料理をしながら洗濯を効率よく行いたいというクライアント様の要望も分かるきがします。


キッチンを動かさずワークトップを延長し、その下部に洗濯機を収納することにしました。

また、洗面室までの動線がスムーズに行えるよう間取りも変えました。