間取りを考える時、形は長方形か正方形が一般的ですよね。家具などを設置した場合をイメージするにあたって、直線的な間取りのほうが当てはめやすい。

また、現在使用している家具をリノベーション(リフォーム)後も使用するのであれば、直線的な間取りでしか用いることができない。このため、曲線の壁を取り入れたいという要望を持った方は少ない。

しかし、クライアント様と話して曲線(R壁)壁を住まいに取り入れたいと思う方は以外と多いことを知りました。

ここでは、曲線の壁を設けた場合「寝室」や「和室」「クローゼット」などの部屋は、どのように組み合わせたらいいのかについてまとめていきますのでプランニングの参考にしてください。
直線的な壁に比べて曲線の壁は下地を多くいれないといけないため工事にかかる費用は高くなります。
とは言っても、それほど大きく費用が変わることはありません。

曲線(R)壁をどこに設けるか?リフォームプランを考える

まずは、どこに曲線(R)の壁をどこで設けるかを考えることからはじめます。


このプランでいくと右半分は水回りとなっており、なるべく大きく曲線を設けるなら左側の和室のある部分が妥当。では、曲線(R)壁を取り入れたリノベーション(リフォーム)プランを見ていきましょう。

下記のプランでは、管理規約により水回りの移動ができないマンションでのリフォームと設定しています。戸建て住宅ではキッチンを自由に移動できるため、色々な組み合わせが考えられます。

和室にR壁を取り入れる


曲線にした壁面の中に引き違い扉を設けています。扉は特注で作ることになるため、費用は高くはなりますが曲線の壁に溶け込ませるカラーに仕上げたり、アクセントして目立つカラーに仕上げることで雰囲気を大きく変えることができます。

普段は開放しLDKの中の一部として使うこともできます。押入れを設け、隣にはWIC(ウォークインクローゼット)も設けることで収納を充実させています。

寝室(主寝室・子供部屋)にR壁を取り入れる


子供部屋(左側)・主寝室(右側)の2つのリフォームプランです。LDKの隣に子供室を設けることで家族とコンタクトを取りやすくなります。曲線の部分は壁で仕切ってもいいのですが、ガラス製にすることでLDKのあかりを取入れることができます。

ガラスはスリガラスでもいいのですが、ガラスブロックにすると面白い空間を作り出すことができます。

この子供室の片引き戸も曲線となっているため特注となります。

収納を充実するWICは寝室・子供室の両方から出入りすることができます。

WIC(書斎)にR壁を取り入れる


寝室の隣にWIC(書斎)を設けるプラン。自宅で仕事をするという方に向いています。

図面では寝室から書斎へ直接、出入りすることができますが、WICをまたいで書斎に行くというプランでもいいですね。

壁を曲線(R)壁のデザイン

壁というと、一般的によく見る間仕切り壁を思い浮かべますよね。しかし、この壁自体をアーティスティックに造ることができます。

曲線(R)壁を取り入れたリノベーション(リフォーム)プランをこれから考えるという方は壁のデザインとして参考に見てください。

ガラスブロックを使ったR壁


一般的な壁の中にガラスブロックを取り入れる。あるいは、R壁全てをガラスブロックにする。

下地を組み、ボードを貼る間仕切り壁は光を通しません。しかし、ガラスブロックにすることで光を通すことができます。ガラスブロック自体がアートであるためオシャレにそして明るい空間を造ることができます。

上部を開放的にする


床から天井までの壁ではなく、天井付近を開放的にすることで空間を広く演出することができます。

写真のように高さを斜めにすることでR壁を含め空間をオシャレに仕上げることができます。また、ダウンライトやスポットライトを取り入れることでR面を強調することもできます。

棚のような壁


壁というと下地とボードで造り完全に仕切る間仕切り壁を思い浮かべますよね。

しかし、棚のような間仕切り壁もありだと思いませんか?プライバシーという面では完全に仕切る間仕切り壁に劣りますが、広い空間を作り出すことが可能になってきます。それに、インテリアなど色々とアレンジをし楽しむことができます。

飾り棚など取り込んだR壁


壁に飾り棚をセットにしデザインと機能性を組み合わせる。

LDKなど家族や友人を招く広い空間に取り入れてもいいですし、WIC(ウォークイン)クローゼットに取り入れ店舗風にするのも良いですね。

まとめ

新築では円形(R)壁を採用することはありますが、リノベーション(リフォーム)では、家具を流用することが多くあまりプランで採用されることはありません。

しかし家具の配置やR壁の取り入れ方次第でなじませることは可能です。

曲線(R)壁を取り入れたいのであれば、どこに持ってくるかが重要になってきます。具体的なプランを考える必要はありませんが、どこにR壁を取り入れるかを考えておくといいでしょう。

例えばLDKであったり、洗面脱衣室・子供部屋や浴室など。曲線(R)壁を取りれた具体的なリノベーション(リフォーム)プランは、設計者に任せるといいです。(もちろん、こだわりのある方はご自身で考えるのもOKです。)