
I型キッチンから対面式キッチンにリフォームした費用
対面式キッチンにするリフォーム費用
I型からアイランドキッチンにリフォームした費用
アイランドキッチンにするリフォーム費用
このことを「施主支給」と呼び、安い費用でリフォームやリノベーションができるという感覚から安易に踏み込んでしまうと、トラブルになってしまうことがあります。
また、施工会社とのやり取りや、搬入手続きといったこともお客様が行わないといけません。
1.施主支給品を嫌がる施工会社が多い
1ー1施工後の不具合やキズ
キッチンや洗面台・トイレなど施工後に不具合が生じた場合、工事のやり直しや製品(部品・パーツ)の交換といった費用はお客様負担となります。
しかし、お客様としては、取付工事をした施工会社に問題があるからともめることがあります。
また、施工後にキズや欠陥が見つかった場合、現場に到着する前の段階での事なのか、リフォーム後に生じたのか明確することができません。
1ー2搬入や納品のタイミング
リフォーム会社さんが発注となると、取付時期を先読みし納品する時期を決めることができますし、いつも仕入れているメーカーであったり運搬業者とは長い付き合いであるため、ある程度融通がききます。
(搬入手続きや、作業はお客様の仕事になります)
2.施主支給しやすい製品とそうでない製品
製品によって、施主支給しやすいものと、そうでないものがあります。
施主支給しやすい製品 ● 照明器具 ● カーテン お客さまご自身で取り付けられる製品。 |
大掛かりな工事を必要とする ● キッチン ● システムバス ● 洗面台 といったものは、取付に要する工事がからんでくるため施主支給しにくい。 |
3.保証の問題
設備機器といった製品においても施工会社が発注した場合には、製品上に問題があった時、メーカーに問合わせてくれます。
取り替えが必要である場合には、費用はお客様負担となります。
安く納入できるのにはワケがあるものです。
住宅設備を通販で販売している会社の中には、保証付きのところもあります。
4.失敗例
以下、施工会社・お客様から聞いた施主支給失敗例。
4ー1発注ミス
例えば、壁の位置や作業性からコンロの位置は右側タイプを選んだのに、一文字の品番を間違えることで、左側にコンロがあるキッチンが届いてしまいます。
良心的な会社であれば、返品送料と交換手数料のみで済む場合もありますが、そうでない場合は、違約金など発生することも考えられます。
設備機器を施主支給とするメリットは、デザイン性や費用を安くすることができることにあります。
ただ、発注ミスをした場合のことも考えないといけません。
4ー2費用を重視した結果、計画通りにいかなかった例
間取り変更と共にキッチンの取り替えが伴うリフォーム工事を予定し、A社の施工会社に現地調査の上、見積書を作成。
出てきた見積書はA社の見積書よりも安い。
しかし、床、壁との取り合い部・給排水管の接続など、仕上がりを含めて工事は、全てが中途半端の状態。
結果的に、工費はA社の見積価格よりも大きく高くついてしまいました。
お客様自身で設備機器の知識があり、Aが作成した図面や見積書を見せるのではなく、B社にも現地調査の上、図面や見積書を作成してもらい詳細の打ち合わせをしていれば、費用を無駄にかけずに済んだかもしれません。
また、図面や見積書を他社に見せて、安くできるかという相談の結果、「安く工事できます」と答える施工会社にも要注意です。
必ず、どこかで不具合が生じます。
今後、設備機器を施主支給でとお考えのお客様は、施工会社に発注から全てを任せるか、それとも責任をどこで線引きするかを検討する必要があります。
キッチンや洗面台などを施主支給をする場合、リフォーム計画の流れを詳しく知る必要があります。
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