クライアント様の要望を聞き、その要望をもとに空間の構成やデザインを考えていく中で風変わりな要望もあり、そういう要望を聞くとピリっとした緊張感が生まれその中にワクワクとドキドキが入り混じったなんとも表現しにくい状態になってしまいます。

その風変わりな要望の一つが「リノベーション(リフォーム)してキッチンをLDKの中心に置く」というものです。
このキッチンをLDKの中心に置くという要望は、過去にはめったに見られませんでしたがここ最近は意外と多いということに驚かされ風変わりとは言えなくなってきています。

一般的に考えると、キッチンはオープンにしてもいいけど隠したい部分もあり、そのためドーンとオープンにすることにためらいがある。主婦の方ならそう考えるのではないでしょうか。

と書いても、あまりピンとこないと思いますのでキッチンの間取りについてまとめていきます。

対面式キッチンとアイランドタイプとの違い

  • オープン型にするのか
  • 独立型にするのか

料理をする人が孤独にならないのはオープン型。対して独立型は誰の顔も見ずにひとりもくもくと料理をすることになりがちです。

考え方は人それぞれなので、クライアント様の要望に沿ってプランを考えていますが、個人的には家族と場を共有することができるオープン型がいいのではと思っています。

ただオープン型にしても「料理中や片付け中のごちゃごちゃはあまり見せたくない」という主婦の意見を反映させ1975年あたりから「対面式」のキッチンが出てきました。

キッチンカウンターをダイニングやリビングに向けたスタイル。
このちょっとしたカウンターに椅子などを設けると料理中であっても家族との和に溶け込むことができます。
また小さなお子さんがいるご家庭ではLDKの様子がキッチンから見れるので安心です。

この対面式は、完全にオープンというわけではなく半オープンタイプといったほうがしっくりきますね。

LDKの和の中にキッチンは入ってるけどキッチンをドンとアピールするようなスタイルではありません。

対面式

一方向しか移動することができない。
対面式の場合キッチン上部に吊り戸棚を設置するケースも多い。キッチンにカウンターを設け椅子を置くスタイルが人気です。

アイランドタイプ

キッチンを一周するように移動することができる。
島にコンロとシンクを設置するケースが多いがコンロ(もしくはシンク)を背面のカウンターに設置することもできます。

キッチンをLDKの中心に置くアイランドタイプのレイアウト

これまでは対面式キッチンがリビングやダイニングにつなげる理想的なスタイルでしたが、アイランド型キッチンというスタイルが浸透し、新築やリノベーション(リフォーム)で「キッチンをLDKの中心に置く」というスタイルを希望する人が増えたように思います。
カウンターなどで仕切らずキッチンとダイニングテーブルを繋げることで「よりオープン」に。そしてLDKの中心に置くことでキッチンとダイニング(リビング)との距離感をさらに縮めることができます。

クライアント様の要望の中には、「キッチンにいながらでも家族と率先して関わりあいたい」という思いがあることを知りました。

またオープン型にすることによって、キッチン自体がインテリアとなり後回しになりがちな片付けを優先して行っているという意見を聞き、ドンとオープンにすることによって返って綺麗にしなければっていう心理が働くことに「なるほど」と思いました。

ホームパーティーをよくするということで、誰もが手伝えるような開かれたキッチンにしたいという要望のクライアント様もいらっしゃいました。

調理場がパーティーの中心になることで便利な上に料理を作る楽しさも倍増するでしょう。「食」をテーマにしたパーティならなおさらです。

上の図面では、斜めにキッチンを配置し回り込むような動線計画でダイニング・リビングへとつなげています。多くの人がキッチンを囲むことができるようLDKの中心に配置しアイランド型のオープンスタイル。

ダイニングテーブルをキッチンの並びに設けることによって自然と人が集まりやすくなり、家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。

また、キッチンの並びのテーブルを切り離せるようにすることで独立したダイニングテーブルとしても使えます。

オーダーメイドのキッチンを制作している幾つかの会社の社長さんと話して分かったことなのですが、アイランドタイプで島の部分にコンロがある場合、作業の手助けとなるワゴンは欠かせないと言っていました。

確かに「Ⅱ型の対面式」にしても「I型」にしても目の前に棚がありますが完全オープン型のアイランドスタイルは、その棚がない。そのためワゴンは欠かせない存在であり、収納はこのワゴンをしまえるよう設計しておく必要があるのですね。


上の図面では、コンロが島の部分にありシンクは、その背後にあります。

  • コンロとシンクがある
  • コンロのみ
  • シンクのみ

アイランドキッチンでは、この3つのスタイルから選ぶことになります。

島にコンロを設けると必然的に上部に排気フードがセットとしてついてくると考えてください。

アイランドタイプは、キッチンのデザインにもよりますがLDKの雰囲気を大きく変えるだけでなく、キッチンを中心とした場を作りやすくなります。

また、上の図面のように戸建ての場合は、庭とのつながりをもたすことによってキッチンを中心にしたLDKの枠をさらに広げることができます。

アイランドキッチンにする際に意識して計画すべき事

キッチンを囲むアイランドタイプは、楽しく調理することができる空間を作る反面、気をつけたいこともあります。

アイランドタイプのキッチンを満足して使うためには、どこに気を付けないといけないか分かりますか?

  • コンロやシンクの配置?
  • ワークトップ?
アイランドキッチンを上手に活かすためには収納の充実によります。

対面式のように吊り戸棚がないため、その分をカバーしなければいけません。

このため、アイランドタイプのキッチンを計画している方は、デザインや間取りなどに意識がいきがちですが後で後悔しないためにも現状の収納スペースがどのくらいあるかを測り、それを基準に収納計画を立てていくことが最重要課題と思っておいてください。

アイランドキッチンを直にご覧になった方の中は、コンロ回りは大丈夫なのだろうか?と心配になったと思います。

アイランドタイプはオープンスタイルであるため調理する際に油ハネなど注意しないといけません。オープンスタイルにこだわりたい気持ちも分かりますが安全面からオイルガードを設置したり部分的に天井までの壁を設ける対策をしたほうが無難です。
また、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では安全性に特に配慮すると思います。安全性重視の場合は、島にコンロを設けず壁付にすることをおすすめします。

湯気がダイニングやリビングに流れていかなように換気扇のパワーが強いものがいいでしょう。(アイランドキッチンの換気フードは天井に設置するタイプなので種類が限られています)
IHコンロは、上昇気流が発生しにくいため換気扇のパワーが求められます。(各メーカーはIH対応の換気フードを販売しています。)

IH対応の換気フードに関しては
キッチンの熱源(IHかガスか)はどっち?
でも記載しているので参考にしてください。
アイランドキッチンは、オープンスタイルであるため手元が丸見えです。そのためワークトップは常にきれいにしないといけません。

アイランドタイプは、モノだけでインテリアとしての役割を担うほどデザイン性に優れているものが多いのですが、ワークトップに調味料やお皿、食べ残しなど生活感丸出しの状態にしておくと非常に残念なキッチンになってしまいます。

(片付けないといけないという心理から芽生えて常に清掃を心がけるようになったというクライアント様もいらっしゃいました)

アイランドタイプは、基本的に間取りに余裕がなければできないと考えたほうがいいです。

取り入れたいと思う気持ちも分かりますが、無理して設置してしまうと使いにくいキッチンになってしまったり、キッチンスペースに必要以上の空間をもっていかれてダイニングやリビングが狭苦しくなってしまうため注意しないといけません。
キッチンの性能や空間をこれから考えていく方は、
造作(オーダーメイド)やメーカーからキッチン選ぶ際に注意したい<3つのポイント>
も見ておくといいでしょう。

アイランドキッチンに魅力を感じている方は多くなってきていますが、プランニングの時に将来のことを考えながらでないと後になって後悔することになります。

もしアイランドタイプの導入を検討している場合、上記に記載している内容をしっかりと押さえておきましょう。

まとめ

家族や友人と楽しく料理を作りたい。そういう人に向いているアイランドキッチン。

アイランドタイプは対面式と違ってオープンになっています。このためキッチンがリビングやダイニングに溶け込みやすい作りである反面、収納場所が対面式に比べて少なくなります。

つまりアイランドタイプのキッチンをうまく活かすためには、収納の充実が欠かせないということを覚えておいてください。

アイランドキッチンはその存在だけで空間をオシャレにすることができます。しかし、キッチンはオブジェではありません。料理をする場所で調味料などを使うことで汚れてしまう場所でもあります。このため、汚れをきれに落とせる素材や周りをきれいに保てる工夫が必要になってきます。

また、油ハネなどを考えると小さいお子さんがいるご家庭では、島の部分にコンロを設けるより壁に設けるほうが安心です。
雑誌やモデルルームなどでアイランドタイプを見て、その姿に魅了されてしまうのはわかりますが、「実際に使ってみたら」ということをイメージしながら考えることが肝心です。

LDKの間取りを変更したい方が悩む7つの困り事

リノベーションやリフォームによってLDKの間取りを変更したい方が決まって悩む事があります。
工事を計画している方が決まって悩む7つの困り事

  • 見積や工事期間など具体的なことを聞きたいけどしつこい営業は受けたくない
  • LDKの間取りやデザインを含め建築家が考えるような素敵なプランを考えてほしい
  • 近くにある何社かの施工会社(工務店・建設会社など)の考えや見積を比較検討したい
  • 初めて問い合わせる会社に名前や住所など教えて自宅に呼ぶのは嫌だ
  • 工事を依頼するかも分からないのに、現地調査を頼むのは抵抗がある・・
  • アイランドキッチンについてどこに相談すればいいか分からない
  • ウチのLDKの間取りを変更する場合、工事費用はいくらかかる?
あなたも上記のようなことで悩んでいるのではないでしょうか。

このような具体的な困り事を解決しようと多くの方はリノベーションやリフォームに関する雑誌や本を読んだり、過去に内装の工事を経験したことがある友人や近所の方の意見を参考にしたり、インターネットを利用して色々と調べていますが大まかなことは分かっても具体的なことは何も解決することはできません。

現状のLDKの状況や現状の状態・家族構成の他にも、工事を依頼する施工会社やあなたが考えている予算や要望などが大きく異なるからです。
このため、キッチンをLDKの中心に設置したいと考えているあなたが一番知りたい事は、工務店やリフォーム会社などの施工会社を自宅によび詳しく話あわなければいけません。
しかし、多くの方は初めて相談する会社に名前や住所などを教えて自宅に呼ぶことに不安を覚えます。理由は事例や詳しい施工内容などが分かれば安心できますが、なければどのような会社でどのような人が来るのか分からないからです。

このような不安を解消し、上記の7つの困り事を含め工事計画をあなたのペースで納得しながら進めていくことができます。
このことについて詳しくまとめているので

  • どのような利用メリットがあるのか?
  • 見積の依頼~引渡しまで、どのような流れで進むのか?

などについて確認しご家族の方とじっくりと相談してみてください

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また当サイト(リノベーション・リフォーム見積お役立ち隊)は
「自分たちが作り出す考え方に最高の価値がある」
と信じ
「当サイトに関わりある全ての人が最高の状態へと変えていく」
ということに信念を持って取り組んでいます。
このことについては
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で詳しくまとめています。