使うならガスコンロとIHクッキングヒーターのどっち?メリット・デメリットから比較!
マンション・戸建て住宅のリノベーション(リフォーム)計画でキッチンを取り替える方の多くが熱源(ガスかIHか)に悩んでいます。
IHの良いところは?
ガスの良いところは?
コレ、気になる!
ここでは、ガスコンロとIHクッキングヒーターのメリット・デメリットについて詳しくまとめていきます。
ガスコンロのメリット
ガスコンロの魅力・メリットはどういうところにあると思います?
ん~・・。料理しないからあまり分からない・・。
強いて言えば・・ガス。
あんた・・・。ガスって・・。そのままやん!
フライパンを振り回せるとか何かないんかいな!
調理中にフライパンを振り回すのはあぶないですね。
ガスコンロのメリットは、以下の6つ
- 安全性が高いコンロが出てきた
- 高火力バーナーで料理できる
- フライパンの種類を選ばなくてよい
- 停電時でも調理できる
- 中華料理にするフライパンをコンロから離して炒められる
- 時間帯によってガス代の変動がない
高火力バーナーで料理できる
「できるだけ、料理は早く済ませたい!」
と思う人は、多いかと思います。ガスコンロでは、2口でも3口でも強火で料理することができます。
ガスコンロの良いところ。IHは、ブレーカーが落ちるから加減を計算しなくてはいけない。
私はIHなのですが、仕事の合間に調理しブレーカーが落ちたことがあるの。データーは消えてしまった・・。あの時はショックだったわ~。
安全性が高いコンロが出てきた
ガスは加熱しすぎで火災になる恐れがある・・・。この危険性を最近のコンロは、回避できる機能が搭載されている。
【Siセンサーコンロ】
一定以上の温度を超えるとガスが自動的にストップして、火災を未然に防ぎます。コンロやグリルを消し忘れても一定時間で自動的に消化します。さらに機能アップによって安全性の高いガスコンロは出てくるでしょう。
フライパン・鍋の種類を選ばなくてよい
ガスコンロの場合は、フライパンや鍋など、対応商品を探さなくても良い。
IHの場合は、対応の商品を選ばないといけませんが、ガスの場合は対応商品とかがありません。
停電時でも調理できる
ガスは、停電時でも使用可能。
全て電気にしてしまうと、停電時に何もできなくなってしまいます・・・。
フライパンをコンロから離して炒められる
ガスにするかIHにするか?
この問いに悩むひとの多くが、調理方法にあります。従来のガスであれば、フライパンをコンロから離しながら調理できていたのがIHでは、できなくなってしまう。
やっぱダイナミックにフライパンを振り回したいな!
以上がガスコンロのメリットになります。
続いて、デメリットに移ります。
ガスコンロのデメリット
ガスコンロには上記のようなメリットがある反面、デメリットもあります。
ガスコンロのでメリットは、以下の3つ
- 火を使うから危険
- 空気汚染がある
- 清掃が大変
火を使うから危険
ガスと酸素を組み合わせて燃焼させるガスコンロ。火災の原因になる危険性からIHを選ぶ人が多い。
【火を使うから危険】というデメリットを最小限に抑えるSiセンサーコンロはご存知?
いや知らない。
火災を未然に防ぐためのセンサー機能がついているコンロです。
大阪ガスの【Siセンサーコンロはココがスゴイ!】に詳しくまとめられています。
詳しくはコチラ(大阪ガス)⇒
空気汚染がある
ガスと酸素を組み合わせて燃焼させるガスコンロには、ガス漏れという危険性があります。締め切った部屋では、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。
清掃が大変
ガスコンロは、ごとくや受け皿などがあり天板を清掃しにくい。
確かに清掃が苦手な人は、イラっとしそう。
そうですね。
以上がガスコンロのデメリットになります。
では、次にIHクッキングヒーターのメリットにいきたいと思います。
IHクッキングヒーターのメリット
では、続いてIHクッキングヒーターの魅力・メリット!
IHコンロの魅力・メリットはどういうところにあると思います?
え~~っと・・。ん~~と・・。電気・・。
分かっとるわい!
電気なんは、分かっとるわい!他にないんかいな・・。
IHコンロのメリットは、以下の4つ
- 安全性が高い
- 空気汚染が少ない
- 熱効率が良い
- 安全性が高い
安全性が高い
火災の心配がない。この安全性がIHヒーターにする一番の理由というご家庭が多い。さらに温度加熱防止の装置が付いていたり、安心して使うことができる機能が付いているものもあります。
高齢者・小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は、特に安全性に対する意識が高くIHを選んでいます。
空気汚染がない
ガス漏れは、一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。IHには、そのような危険性がありません。空気汚染の心配がないため安心して暮らすことができます。
熱効率が良い
IHは、加熱スピードが速く熱効率に優れています。外に熱が漏れてしまうガスに比べるとIHのほうが火の回りが早いと言えます。
ガスコンロで調理すると熱は廻りに逃げてしまい、熱効率は約40~55%と言われています。
一方、IHは直接加熱するため熱効率は約90。これは、ガスの約2倍ということになります。
IHヒーターは火力が弱いと思っていたので以外だ。
熱効率につては、使う素材によって変わってきます。
加熱効率は、鉄・ステンレスは良いですが、アルミ・銅は落ちます。
このことについて、パナソニックさんが具体的な数字をもって説明してくれています。
詳しくは
IHの熱効率を教えてください⇒
清掃しやすい
フラットなので、サっと拭くことができます。
清掃があまり得意でない人は、IHヒーターか~。
では、続いてデメリットへ。
IHクッキングヒーターのデメリット
ガスコンロには上記のようなメリットがある反面、デメリットもあります。
IHコンロのでデメリットは、以下の6つ
- 同時に強火で調理することができない
- 使用する鍋が限られている
- 電磁波による影響
- 停電時に使用できない
- レンジフードパワーが必要
- 電気代が気になる
同時に強火で調理することができない
同時に2口のコンロで強火で調理すると電力が上がり、ブレーカーが落ちてしまいます。
調理中にブレーカーが落ちるのは、困る。特に夜であれば真っ暗で何も見えなくなってしまう・・。
電磁波による影響
IHは電磁波が発生しています。この電磁波が体の健康に害があるのでは?
この電磁波の数値は、国際基準で定められている安全基準の数値を大きく下回っているとのことです。
IHクッキングヒーターの電磁波については、一般社団法人日本電気工業会で【Q&A】形式でまとめられています。
体に対する影響について気になる方は、ぜひご覧ください。
電磁波Q&A(一般社団法人日本電気工業会)⇒
使用する鍋・フライパンなどが限られている
【IH対応】と記載されている鍋やフライパンを選ばないといけない。
探すのがちょっと面倒だね・・。
停電時に使用できない
停電時は、電気が使えない。
IHクッキングヒーターは電気で動いているため、停電時は一切使うことができません。
でも、近年では停電することがめったにないし、仮に停電しても数分から数時間で復旧するから、デメリットと言えないかも。
レンジフードのパワーが必要
IHヒーターは分子構造を振動させて発熱させるため、上昇気流が発生しにくい。
酸素とガスを組み合わせて燃焼させるガスコンロは、上昇気流が発生するため蒸気が自然とレンジフードへと流れていきます。
IHヒーターは上昇気流がが発生しにくいので強制的にレンジフードのパワーのみで吸い上げることになります。レンジフードのパワーが弱いと蒸気が拡散されやすくなります。
電気代が気になる
電気代は、昼間の時間帯が割高になることが多い。ということはお昼に調理する方は、電気代が多くかかっている可能性が高い。
電気代が気になる時は、電力会社のプランを適切なものにすることです。タイナビスイッチでは、適切な電力会社を紹介してくれます。
詳しくは
IHクッキングヒーターの電気代はガスと比較しても高い?⇒
コンロ交換のリフォーム費用
- 古いガスコンロ⇒新しいガスコンロに交換
- 古いガスコンロ⇒新しいIHクッキングヒーターに交換
2つの交換費用については、以下を参考にしてください。
新しいガスコンロへ交換
システムキッチンのビルトインガスコンロのみを新しいガスコンロに交換
古いガスコンロ⇒新しいガスコンロ | 17万円程度 |
※機器代、古いコンロの撤去・処分費、諸経費含む
(最新式のガスコンロの価格によってリフォーム費用は、大きく変わります。)
IHクッキングヒーターへ交換
システムキッチンのビルトインガスコンロのみを新しい新しいIHクッキングヒーターに交換
古いガスコンロ⇒新しいガスコンロ | 25万円程度 |
※機器代、古いコンロの撤去・処分費、配線・諸経費含む
(最新式のガスコンロの価格によってリフォーム費用は、大きく変わります。)
まとめ
コンロは、IHかガスかどっち?って言われると悩むな~。
そうですね。
キッチンリフォームをしたお客様の考えをまとめると
【ご自宅がオール電化】【高齢の方、お子さんのため安全性を重視】という方はIHクッキングヒーターを選んでいます。
【料理にこだわりがある】【IHへのこだわりがない(今まで通りでOK)】という方はガスを選んでいます。