戸建て住宅にしてもマンションにしても、規格に沿った間取りが多く、部屋数が多い。

マンションや住宅を購入する方の多くが、部屋数が多いほうが良いと思う方が多いようですが、部屋数が多いと家族全体が狭苦しく感じてしまうことがあり、機能的にも使いづらくなってしまう。
ここでは、部屋数にこだわらず暮らしにあった空間にリノベーション(リフォーム)しLDKを広くするプラン作りについてまとめていきますのでリビングやキッチンなどの間取り変更を考えている方は参考にしてください。

リノベーションによって不要な部屋を撤去しLDKを広くする。

家族構成にもよりますが空間を広くするためには、不要な部屋を撤去し居住性を高めるのが基本的な考え方です。

戸建て住宅やマンションの多くがLDKと和室が隣り合わせ。しかし和室は機能せず無駄に貴重な住空間を占拠している。使い方によっては和室をLDKに取り入れることもできますが、それは扉の開口面積によります。

和室とLDKの間仕切り壁のほとんどが扉によって開いた状態であればうまく和室をLDKに取り入れることも可能でしょうが、扉が一部だけで閉じた状態の間仕切り壁では別々の空間構成となりやすく窮屈です。この窮屈な空間に開放感を持たせるためには、あまり使われていない和室などの部屋を撤去しLDKを広くするのが最も一般的な考え方です。

LDKと和室の間仕切り壁を撤去
リフォーム(リノベーション)前では、3LDKでリビングが、ほとんどないに等しい。

プライベートとなる個室は確保する状態で、LDKを広くするためには和室を取り壊すことで、開放感をもたせることができます。
(このプランでは、LDK以外の部屋は全く手を付けていません。)

キッチンは横方向にも奥行にもゆとりがあるためL型や、対面式、アイランドキッチンなど色々なレイアウトにも対応できる。

LDKが縦長にズラリと続いている間取りでは、ダイニングとリビングは、アーティスティックなパーテーションで仕切るとインテリアとして質の高い空間をつくることができます。

LDK

もう一つプランを用意しています。

このプランではLDKを広い空間にするのと、個室の間にウォークインクローゼットを設け収納を充実させたプランです。
LDKを広くしWICを設ける
ウォークインクローゼットを設けるなど、用途を変えることによって居住性をより高めることもできます。

寝室とリビングとの間のギザギザの間仕切り壁を大きさの違った棚板を設けたり、色を変えたりすることでインテリアを楽しむことができます。
和室を撤去しLDKを広げるというリフォーム工事はよく行われています。このリフォーム工事についてよく費用に関する質問を受けます。このリフォーム工事の目的は和室とLDKの間の間仕切り壁を撤去することにありますが、仕上げを統一したり解体した部分の補強など含まれる工事があります。LDKを広げるリフォーム工事に補強・補修などを入れると一体どのくらいの費用を見込めばいいのか?
和室をなくしLDKを広げ壁面収納を設けるリフォームの見積費用
では、工事内容とともに見積費用を記載しているので間仕切り撤去し住空間を広げるリフォーム計画をお持ちの方は参考にしてください。

和室を一体にしLDKを広げるリフォームプラン

上記で不要な部屋は撤去し、LDKを広くするリノベーション(リフォーム)でしたが、今度は「一体にする」という考え方。

ナチュラルテイストのリビングやダイニングと、木を多く使った和室は非常に相性が良い。
和室の内装は基本的に白かベージュの壁とし、畳は縁なし。扉は、中が透けて見える格子戸や、障子、アクリルなど軽い印象を与える素材がベスト。
和室

和室とLDKとの間仕切り壁の一部に、白玉砂利を敷いてちょっとした庭をつくることで雰囲気をよりアップ。

a-5

重厚感ある濃いい色で和室を仕上げるのもあり。


このプランでは、和室のアングルを変え、それに伴って生じた空間にクローゼット(CL)を設けています。

ダイニング(リビング)と和室の床に、段差を設けることによって、空間に変化をつけることができます。
(このプランでは生じる段差をソファーの変わりとしています。バリアフリーを望むなら、床面はフラットにするのがいいでしょう)
色々な建築家の建物を見てきた中で、面白いなと思ったのが床面を掘り下げ、その段差を腰掛けとして使うという発想。また使い方は決まってなく自由であること。
リノベ・リフォームで【ピット】がある変わったリビング
家具を設置することは、その分の面積が減ることになります。しかし壁や床面を上手く利用することによって家具を減らすプランにすることが可能で床面積を有効的に使うことができる。特に面積が限られている住まいには、この考え方が上手くなじみやすい。
しかし、段差が生じるといったデメリットもある。

LDKと一体する例えとして「和室」を挙げましたが、浴室や寝室をLDKと一体にするという住まいも最近では多く見られます。

見せ方に工夫をもたすことによって、住空間のレイアウトの幅は一気に広がります。

LKD

間仕切りを棚板にすることで空間の広がりをもたすことができます。

バスとLDK

浴室をガラスで間仕切り。浴室のとなりはダイニング(リビング)となっています。

DKをコンパクトにまとめLDKを広くするリフォームプラン

DK(ダイニング・キッチン)は住まいの中でも収納力や作業性が求められる空間。

家具や収納棚をオーダーメイドにすることによって有効的な収納スペースが作れるだけでなく作業性が上がる家具にすることも可能。
以前にまとめた
マンションのキッチンリフォーム【狭いDKを広くする8つのプラン
では、狭いDKを有効的にするためにリフォームプランをいくつか紹介しています。

(参考になったという声を多数頂いたことにうれしい気持ちと共に驚きもありました。苦労してプランを考えた甲斐があったと思いました。参考になったという声を頂いたのでここで紹介しておきます)

まとめ

狭く窮屈なLDKをリノベーション(リフォーム)することによって広く開放的にするための方法を上記で記載しました。
一つが不要な部屋を撤去する空間を広くする
そしてもう一つが、和室と一体にすることでLDKを広く見せる方法

現在では、和室の他に寝室や浴室をLDKに取り入れるといったプランも多く見られます。

好みにもよりますが、見せ方や考え方に工夫をもたすことで、色々なLDKを作り出すことができます。
マンションは、キッチンや浴室・トイレなど水回りの移設に関しては、基本的にできないと考えておいたほうがいいでしょう。
住宅は、比較的に自由にプランを考ることができますが、構造によってリノベーション(リフォーム)工事ができません。
このことについては
戸建て住宅をリノベーション・リフォーム「できること・できないこと」
をご覧下さい