最近では御夫婦共に働いているというご家庭が多く、忙しい中でも子供との時間は大切にしながら自分の趣味の時間も楽しみたい。

ココでは忙しい時間の中でも子供や自分の趣味に活用できるリビング・ダイニング・キッチンの配置についてのアイデアをここでまとめています。

LDKを中心にしたリフォームであったり、住まい全体を変えるリノベーションの中で特にLDKのプランにこだわっている方は、生活習慣と間取りについて少し考えてみましょう。

マンションでも戸建て住宅でもLDKが長方形の形になることが多い。そしてダイニング・キッチン・リビングの配置は、最も奥(壁際)にキッチン。

そしてダイニングがきて日当たりのいい場所にリビングというのが一般的な配置。

この配置でもなんら問題はありませんが、ココでは、キッチンを中心に両サイドにダイニングとリビングを持ってきたら?

というプランについて当サイトでの経験をもとに掘り下げていきます。

読み進める際、あなたならどうするか?という意識で読んでみてください。理由はキッチンをLDKの真ん中に設けることに対し抵抗があるという意見があるからです。

では、進めていきますね。

多目的なダイニングにリフォームしたい

部分的なリフォームや、大きく間取りを変えるリノベーションなどマンションや戸建て住宅の設計をする中で学ぶことも多い。

当サイトに依頼されるご家庭の多くが30代~40代の御夫婦にお子さんが1人もしくは2人という家族構成が多い。

お子さんの年齢は小学生。多くの小学生に共通しているのは、宿題を含めて多くの時間をLDKで過ごすということ。

そのためリビングかダイニングは教科書や教材のほかに子供が読んだ本などで散らかってしまう。

また、御夫婦もお子さんの宿題や会話をしながら、持ち帰った仕事やメールの返事をリビングかダイニングでするため自然とダイニングやリビングのテーブルはモノでごった返し。

食事の支度をキッチンでし小一時間ほどで食事となりますが、モノで溢れているため片付けなければいけない。

このことにイラっとしてしまう。宿題は自分の部屋で。仕事は自分の部屋でと完全に個々に割り切ってしまうと子供と話す時間がなくなってしまいます。

忙しい中でも子供と接する時間は大切にしたい。

そこで生まれてくる発想が、ダイニングを多目的な空間にする。ダイニングのテーブルを勉強机代わりだと食事の時間のたびに教材などを片付けなくてはいけません。

しかし、サイドテーブルを活用することによって家族みんなが作業の途中でも、食事やくつろぎの時間にスムーズに移行することができます。

そのために、テーブルを置くスペースだけでなく壁面収納(本棚)やサイドテーブルを活用するといったプランを考えることです。また壁面収納(本棚)には折りたたみ式のテーブルを設置するなど工夫をすれば時間に応じて色々な使い方ができます。

クライアント様の中には、ダイニング内にピアノを置き娘さんが練習しているのを聞きながら、ご自身の仕事や食事の準備をしています。まさに多目的なダイニングですね。

キッチンをLDKの真ん中に設けるメリット

長方形のLDKの一般的な並びは、キッチンが奥でダイニング・リビングとなります。

しかしキッチンを真ん中に置くことで食事を作りながらリビングとダイニングの様子を間近で見ることができますし、多目的としたダイニングが真ん中にあると散らかって見栄えはあまり良くはありません。

最近のキッチンはデザインが優れているためキッチンをLDKの真ん中に置くケースがあります。

参考に
LDKの中心にキッチンをおくリノベーション・リフォームプラン
をご覧ください。

多目的なダイニングは、夕食までの時間は子供が活用し子供が自分たちの部屋に行った後は、夫婦それぞれの時間に当てることができます。

書斎がほしいけどそれほど余裕がない場合にはダイニングを上手く使うことで仕事をする場所にもなります。キッチンがすぐとなりにあるため、お茶を入れるのにも便利です。

ホームパーティにも適したレイアウト

夫婦の共通の友達だけでなく、子供を通して家族ぐるみでの付き合いをしていることからホームパーティを開くという家庭が増えているように思います。

キッチンがLDKの真ん中にあると、調理しながら両サイドの空間を効率よく行き来することができますし、カウンターを設けることで料理を中心としたパーティーにも対応できます。

またリビングやダイニングが分かれているため大人達と子供達とで別れて話をすることもできます。

一方でキッチンは、あまり見えない奥に設置してほしいという方もいらっしゃいます。

これから当サイトでリフォームした体験をもとにお伝えしていきますので、あなたならどう思うかという意識を持ちながら読みすすめてください。

長方形のLDKにリノベーション(リフォーム)した戸建て住宅のプラン

当戸建て住宅で、LDKの他にも水回り(浴室・トイレ・洗面室)の間取りも変えました。

クライアント様と打ち合わせをし、リフォームしたい一番の理由は、家具をどのように配置しても動きにくい。このため動線計画を踏まえばがらLDKにリフォームしたい。

そして、お子さん二人が宿題をダイニングですることが多い。宿題だけでなく漫画の本なども散らかることが多いというのも悩みの種。

自分の部屋があっても、小学生を卒業する頃までは家族が揃うLDKで勉強することが多いようです。リフォームプランを考えるにあたって、お子さんの勉強スペースをどこにするかということ。

間取りによって変わりますが、基本的にキッチン近くのダイニングで勉強スペースをもってくるのが良いです。リビングはくつろぎの場として考えます。(勉強や宿題中の時にテレビがあると集中しにくいですし、テレビを見てくつろぎたいと思っても隣で宿題をされると、気を使ってしまいます)

当サイトが用意したリフォーム図面


LDKの工事内容は、和室を撤去。そしてキッチンをLDKの真ん中に設けています。

このため、玄関から帰ってきてLDKに入るとまず目に映るのはキッチンです。そして両サイドにリビングとダイニングを配置しています。

和室をなくすことでLDKは長方形になりました。そして玄関からLDKへと繋がるドアはLDKの真ん中あたり。この条件であるため必然的に真ん中をどのように機能させるかに悩みました。

主婦の方の中にはドアの付近にはキッチンは嫌だという人がいます。かといってダイニングやリビングも抵抗があるだろう。

お子さんの勉強スペースを考えるなら人の出入りが激しい入口付近よりも、両サイドのどちらかの壁際が好ましい。

主婦の方の中には嫌だという意見もありますが、キッチンを主役(真ん中)にしたLDKのプランにしました。
クライアント様には、主婦の方の中には調理スペースがLDKの真ん中にあることを嫌う人がいるというデメリットを含め、両サイドに持ってくることで動線計画がスムーズにいくメリットも伝えました。

このプランが思いのほか気に入られました。気に入られた1番の理由は動線がはっきりし動きやすいというポイントでした。そして意外だったのがキッチンを主役(真ん中)にしたプラン。

もちろんデザインにはこだわりましたが、キッチンをLDKの真ん中にすることを嫌う奥さんもいれば、主役にしたプランを気に入る奥さんもいるのだなと思いました。

変わった形をした戸建て住宅のリノベーション(リフォーム)プラン

LDKが収まっている空間は角度が急に折れ曲がった変わった形をした戸建て住宅。LDKを含めて1階をリノベーションしました。

基本的に建物は長方形や正方形が一般的です。しかし、この住宅は壁が斜めに走っているためプランニングには迷いました。

リフォーム内容は、全く使っていない和室を一部なくしてLDKを広くのがメイン。このご家庭も上記と同じようにお子さんがLDKで宿題や勉強するため、勉強スペースをLDK内に盛り込んでほしいという要望。

LDKが広いためプランは2つ用意しました。

予算を踏まえてコストを押さえるプランと、コストは上がりますが間取りを大きく変えるプラン。

【A】キッチンの場所を変えないリノベーション(リフォーム)プラン

この【A】プランは予算を押さえることを前提にしたプランです。

ご主人はそれほどでもなかったのですが奥さんの反応はいまいち。

理由は家族なら気にしないのですが、お客さんがLDKに入った時に、まずキッチンの横を通ることに抵抗があるとのことでした。

図面を見せての打ち合わせをして色々な意見を聞くことができました。プラン(平面図)を見たことで間取り計画について具体的に考えることができたそうです。

図面ばかり見ていても良いプランはできません。逆に、間取りを平面図にしてまとめなければ、どの程度の広さを確保できるのか分かりません。

私たち設計をする側としては図面は当たり前にあるものですが、あまり見ない人や初めて見る人にとってここまで考えをまとめるのに役立つものなのかと驚きました。

奥さんの意見を色々と聞くことで、もう一つプランを用意しておいて良かったと思いました。

【B】キッチンの場所を変えるリノベーション(リフォーム)プラン


このプランはキッチンの場所を大きく変えたため、配管の増設、下地のやりかえなど工事費用が多くかかります。

(最終的に予算に合わせた仕上げとすることでクリアしました)

LDKの中で真ん中にキッチンを配置し両サイドにリビングとダイニングを配置。この間取りにすることで、上記で奥さんが嫌がったキッチンを最初に通るという問題をクリア。

また、真ん中にキッチンを持ってくることでダイニングテーブルやリビングのソファなど家具を設置しやすく、動線計画やお子さんの勉強机も壁面収納と組み合わせることで上手にまとめることができます。このプランを見せるとご主人も奥さんも納得し見積依頼へとスムーズに進みました。

マンションではキッチン移動のリフォームは難しい

上の2つのプランは戸建て住宅です。このためキッチンの移動が可能です。

しかしマンションの場合は排水管の関係や管理規約からキッチンの移動ができないことが多い。このため、マンションにお住まいの方は、キッチンの位置を変えずにダイニングやリビングの間取り計画を考えなくてはいけません。

以下はマンションで行ったリフォーム工事のプランです。

キッチンはもともと真ん中にありますが、間取りを大きく変えてLDKと各個室とのゾーニングをハッキリと分けています。

部分的なリフォーム工事というより、全体的に間取りを変えるリノベーション工事となっています。

LDKが狭い。動線がかち合い動きにくい。畳ではなくフローリングがいい。といった現状の間取りの不満な点を聞きました。

和室ではなくフローリング張りの主寝室と、お子さんの子供部屋を設けること。そして、LDKを動きやすい間取りにし、子供の勉強スペースを設けてほしいというのが、クライアント様の要望。

(浴室・トイレ・洗面室の水回りは何も手を加えずキッチンの交換と間取りの変更の工事のみです)

マンションの大きさがそれほど大きくないため、上のプランにたどり着くまで、すごく悩みました。水回り意外の間取りはガラっと変えることにしました。キッチンの位置はあまり動かさずに、向きを変えて1フロアのLDKとしています。キッチンを中心に両サイドにダイングとリビングを配置しダイニングの壁面にはお子さんが勉強できる机(収納付き)を設置しています。
限られたスペースでの間取りの変更に加えて、人が行き来できる有効寸法の確保が難しくプランができるまで時間を長めに頂きましたが、プランの説明をした後、クライアント様からすごくいい反応が返ってきたことで、本当にうれしかったです。

まとめ

キッチンというのは、壁際(LDKの奥)にあるものという考えからリノベーション(リフォーム)プランを計画するとき、壁際にというのが一般的です。

しかし、キッチンをLDKの真ん中にすることで両サイドにダイニングとキッチンの空間を分けることができます。

リビングは憩いの場に。そして、上記に記載しているようにダイニングを多目的に使えるよう工夫することで色々なシチュエーションに対応できる空間ができあがります。

お子さんの勉強や宿題。御夫婦の趣味(習い事)・仕事。パーティを開くことが多い。など普段の生活の中で「多目的に活用できるダイニングがあればいいな」と考えている方は上記で記載している間取りを参考にしてみてはどうですか。