リフォームの見積書にある諸経費とは?【要確認3つのポイント】
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見積書にある諸経費って会社によって違うようだけど、どういうものが含まれてるの?

この諸経費を疑問視する人が多いようです。

このページでは、この諸経費について詳しくまとめています。

諸経費がどういうものかを知っておくことで、経費に対する考え方やあやしい会社を見抜く対策にもなります。

これからマンションや住宅のリフォームやリノベーションを検討している方は以下を参考にしてください。

リフォームの見積書にある諸経費に含まれる経費とは?

会社を動かすあるいは、工事現場を動かす際、光熱費・家賃・スタッフの給料・通信といった事務所の運営費や、利益、交通費などが諸経費に含まれています。

他にも現場管理費や書類作成の手数料・申請料といったものも含まれています。

特にリノベーションやリフォーム工事は、建物の劣化に応じて、臨機応変に工事を進めていく必要があり、このため現場管理は非常に重要となってきます。

また工事の規模が大きくなると、公的期間などに提出する書類を作成しなければいけません。

この書類作成にかかる手数料や申請など納付手数料なども含まれています。

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このように、諸経費には様々な経費が含まれており、それらを細かく拾い出して金額を出していくというのは、非常に時間がかかり労力の負担も大きい。

そのため、多くのリフォーム会社は【%】で諸経費の費用を出しています。

諸経費に割り当てるのは、全体の工事金額に対して10~20%。

会社によっては20%以上または、10%以下の場合もありますが、ほぼ10~20%です。

工事金額が600万円で諸経費を10%とするなら60万円ということになります。

見積書を比較する時は全体を見る

見積書を判断する際、諸経費の高低も重要な要素ですが、諸経費だけで判断するのではなく全体の工事金額とのバランスが重要になってきます。

例えば、諸経費の割合(%)が高くても工事の費用が安い場合があります。逆に工事費用が高く諸経費の割合が低いというケースもあります。

そのため、諸経費だけで判断するのではなく、全体の工事金額で判断しましょう。

水廻り設備機器のリフォームでたまにあるのが、機器(ユニットバスやキッチンなど)の代金は非常に安い。

この機器の代金だけで選んでしまい諸経費がすごく高かかったため結果的に安くすませることができなかったということがあるので注意が必要です。

目安としては、全体の工事金額が高いほど諸経費は安くなり、工事金額が安いほど諸経費は高くなる傾向にあります。

悪質な業者は諸経費を使うことがある

チラシやパンフレットで「○○工事20%引き」「キッチン(ユニットバス)が15%引き」「半額」などを見ても安易に契約しないことです。

必ず見積書を出してもらい諸経費を含めて全体の工事内容や金額を確認することです。

設備機器など値引きされていても諸経費で大きくとられていることがよくあります。

適正価格で判断しよう

設備機器の「●%引き」といった値引きがある条件の中で、複数の見積書を比較する時には、「値引き率」だけで判断するのではなく、その設備機器の実物を見たり機能や大きさ・グレードなどが本当にリーズナブルなのか設備機器で判断することです。

そうすることで値引きだけで判断せず適正価格で話を進めることができるようになります。

まとめ:リフォームの見積書にある諸経費について

諸経費には、様々な経費が含まれておりそれらを細かく把握するのは難しい。

そのため見積を比べる時には全体の工事の諸経費率(10~20%)を基準に高い安いを考えるといいでしょう。

この比率は各会社によって異なります。

相見積で金額を比べる場合には、諸経費だけで判断するのではなく、全体の工事費用と合わせて判断することです。

気をつけたいのが工事や設備機器の費用を安くし、諸経費をドカっと上げてくる悪質な会社があるため、比率が(10~20%)以内であるかどうかを確認しましょう。

悪徳業者対策

諸経費は悪質な業者が使う手口の一つです。
他にも知りたいという方は「評判の悪いリフォーム業者の見分け方【手口と対策】」も合わせて参考にしてください。