
塗装工事前の現地調査ってどういう目的でどのようなことをするの?
調査をしないで見積することは可能?
お客様の立場からすると、現地調査は、面倒だなと思ってしまいますよね。
この現地調査は、見積金額を決める・塗料を決めるためにとても重要な工程なんです。
このことについて、私の実体験を含め詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
今後、外壁塗装や屋根のリフォームを検討している方に、参考にしていただけたら幸いです。
現地調査とは
現地調査とは、建物の状態を確認することを目的としています。
具体的には
- 外壁や屋根の劣化状況
- 面積
- お客様のご要望
などを確認していきます。

お見積りはこの現地調査をもとに作成していくことになりますので、とても大切な工程なんです。
塗装会社の中には劣化状況などをあまり見ずに面積だけを測り、お見積りを出すケースがあります。
そういう会社に塗装工事を依頼すると後々、施工不良がおきる可能性が高くなるので注意が必要です。
現地調査をしっかりしているかは、後にお伝えします調査報告書で明らかになります。
現地調査は無料がほとんどですが費用が発生することがある

基本的に外壁や屋根塗装前の現地調査に費用はかかりませんのでご安心ください。
費用が発生するのは、塗装会社さんと契約をしてからになります。
現地調査は塗装会社さんが無料でしてくれます。
ただ以下の場合は費用が発生することがあります。
雨漏れしているお家の現地調査
外壁、屋根、バルコニーなどから雨漏れしている場合は、調査費用がかかることがあります。
理由は、調査に時間がかかるかからです。
一般的に現地調査の時間は40分~1時間程度。
仮に雨漏れしていたとしても、目視で雨水の侵入箇所が分かれば費用はかからないでしょう。
しかし、どこから雨水が侵入しているのか特定することが難しい場合は、調査に時間がかかってしまい費用が発生するケースがあります。
雨水が侵入していない箇所を補修した場合、無駄に施工費がかかってしまいます。
そうならないためにも費用は発生しますが、しっかりと調査をする必要があります。
費用がかかる場合は、事前に塗装(防水)会社さんからその事が伝えられます。
現地調査にかかる時間
上記でもお伝えしておりますが、現地調査にかかる時間は40分~1時間程度で、建物の大きさによって変わってきます。
また、バルコニーの防水も塗装工事の時にする場合、バルコニーも見ることになりますのでその文の時間はかかってしまいます。

調査中、お客様はお家で待機することが一般的で、調査は塗装会社さんが黙々と進めていきます。
気になる事などありましたら、調査時間内に質問すると現場を見ながら詳しく教えてくれるますよ。
劣化症状や塗装時期など不明点や気になる事がありましたら、現地調査委前に箇条書きにまとめておくと聞き忘れ防ぐことができますよ。

現地調査の時間を上手く利用することによってお客様の疑問解決になりますね。
外壁、屋根塗装前の現地調査で行う事
現地調査で行うことは以下の4つになります。
- 外壁、屋根の面積(長さ)の測定
- 劣化状況の確認
- 建物の周辺状況の確認
- お客様と打合せ
外壁、屋根の面積(長さ)の測定
見積作成をするにあたり、外壁や屋根の塗装面積を知る必要があります。
面積を測る方法は2つありまして
1.図面から面積を割り出す
2.実測して面積を割り出す
現地調査をする側からすると、図面があると非常に助かります。
実測する手間が省けますし面積を正確に出すことができるからです。
そのため、図面があるのでしたら現地調査の時に用意しておくことをおすすめします。
劣化状況の確認
外壁、屋根の劣化状況の確認は非常に重要です。
劣化状況によって、使うべき塗料・対策などが決まってきたりするからです。
例えば、私のお家でしたら、塗膜が膨れるという症状が出てましたので、「DS」という下塗り塗料を使わなければいけませんでした。
このことは後程お伝えします体験談にて詳しくまとめていますので、参考にしてください。
建物の周辺状況の確認
外壁塗装をズムーズに行うことができるか、現地調査では障害物はないかなど周辺状況の確認も行います。
具体的には
- 足場を安全に組み立てることはできるか
- 塗装するにあたり、障害物となる倉庫などがあるか
- 足場を組み立てるとき屋根の脱着は必要なカーポートはあるか
- 工事車両を止めるスペースはあるか
- 近隣あいさつをするお家
- 塗料など資材の仮置きスペース
といった事をリフォーム会社は現地調査で事前チェックしておきます。
お客様との打合せ
見積作成すにあたり、必要な情報交換を行います。
主には
- 塗装工事にかけられるご予算
- 色などお客様のご要望
- 塗料の種類(グレード)
- 塗装工事を行う希望日
- 現状の外壁で気になる事
などがあげられます。
特にご予算は、リフォーム会社が知りたいところです。
理由は、予算に応じて塗料の種類(グレードなど)を決めていくからです。
とは言え、初めての外壁塗装でしたら相場が分からないため、予算も出ないと思いますので、見積書から判断しながら決めていくといいでしょう。
現地調査の体験談をお客さんの立場で解説
以下、実際に私が依頼者の立場での体験談を詳しくまとめています。
外壁には様々な劣化症状があり、その症状に応じた対策をしないと後々で問題がおきる可能性があることが理解できると思います。
以下、実際に私が依頼者の立場での体験談を詳しくまとめています。
外壁には様々な劣化症状があり、その症状に応じた対策をしないと後々で問題がおきる可能性があることが理解できると思います。
現地調査で外壁塗料の欠点を見抜き対策法もばっちり
現在の外壁は、弾性塗料(スタッコ)が吹き付けられています。
この塗料の欠点は熱膨れを起こすこと。
「この塗料はやっかいです」
と塗料の欠点を見抜きました。
サイディングボードと塗料の間に熱が溜まると、塗料が膨らんできます。
過去4社のうち1社がこの欠点に気づきました。
この上から塗装すると熱の逃げ場がなくなり、さらに膨れて最悪、剥がれてきます。
そのため、熱が逃げやすいよう透湿性がありツヤがあまりない塗料を塗らないといけません。
熱膨れを起こす塗料には下塗りが肝心
熱膨れを起こす塗料の対策となる下塗り塗料があるようです。
この下塗り塗料を塗り、ツヤのあまりない上塗り塗料を塗る。
これによって、熱膨れを抑えることができるとのことです。
一番ベストな方法は、現在の塗料を削って新たにパターンを付けて塗装する。
ただ、金額が一気にアップするようです。
そのため、予算内で済ませる一番の方法は、現状の塗膜を生かして熱膨れを抑える塗料を使うのがベストな選択のようです。
外壁塗装・屋根カバー工法前の現地調査後の調査報告書
現地調査をしてから1週間後くらいに、塗装会社の社長さんが、見積書と一緒に調査報告書を持ってきてくれました。
合計40ページほどありました。
概要となるページには、どのような状況かを記載されていました。
そして、各写真ごとに劣化症状が記載されていました。
- ひび割れ
- 色褪せ
- チョーキング
- 熱膨れ
我が家は、約30年ほど外壁塗装や屋根塗装をしていません。
なので、新築からこれが一番最初のメンテナンスとなります。
チョーキングがあまり目立たなかったです。
ひび割れや、色褪せ、チョーキングは塗装すれば問題は解決すると言われました。
問題は、外壁塗膜の熱膨れです。
外壁塗膜の熱膨れ対策について
使う塗料を間違ってしますと塗膜内部の水が気化して塗膜が風船のように割れてしまいます。
そうならないよう下塗りはアンダーサーフDSとおいう塗料を提案されました。詳しくは「アンダーサーフDS(下塗り塗料)で外壁塗膜の熱膨れ対策」でまとめています。
この下塗り塗料を提案してくれたのは、この塗装会社です。
そして、驚いたことに遮熱塗料を提案されました。
熱膨れは、外壁表面温度が高くなることによって起きるからです。
快適性を高めるためのものが、劣化症状対策になるのですね。
この熱膨れ対策については「弾性(ソフト)スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ。塗り替えに使う塗料は?」で詳しくまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ(外壁・屋根塗装前の現地調査は大切)
外壁塗装前の現地調査は、費用や塗料を決める重要な工程です。
たまに現地調査せずに見積することは可能ですかということを聞かれますが、正直申し上げますとできません。
理由は
- 塗料を決める
- 費用を決める
といった根拠があいまになるからです。
現地を見てきちんとした根拠のもとで費用や塗料を決めていく。
これが、お客様を思うリフォーム会社の考え方だと私たちは思っています。
- お客様との情報交換
- 外壁の劣化具合の確認
- 周辺状況の確認
などをしっかりと把握するために外壁・屋根塗装前の現地調査はとても大切です。
新に塗装すると色褪せてるところもキレイになります。
ただ、今後の事を思って、アドバイスをくれました。
それは、色褪せが目立ちにくい色です。
現状のブルーグレーは好きなので、活かしたいと伝えると、それなら問題ないと。
グレー系は、色褪せが目立たないからです。
好みの色というのもありますが、先のことも考えた方がいいみたいです。「色褪せない外壁の色は?塗装前に要確認」では、色褪せについて詳しくまとめていますので合わせえて参考にしていただければ幸いです。