外壁塗装の値段に違いが生じる6つの理由【塗料は同じなのになぜ?】

ダンゴ-1


塗料は同じなのに、外壁塗装工事の値段がが大きく違うのは、どうして?

複数の塗装会社に見積依頼した方は、このことで
「なぜ?」
と1度は疑問に思った事があるのではないでしょうか。

「塗料は同じなのにな~」

ケンチクン


このページでは、このモヤモヤを解決するために詳しく解説していきます。

特に、見積価格の差が大きい場合は「4」「5」「6」の要因が大きい

塗料は同じなのに外壁塗装の値段の違いは何?

塗料は同じなのに塗装会社によって見積価格が大きく違うことがあります。

こういう時は、総額だけでなく内訳を見ていきます。

例えば、㎡単価

塗料は同じなのに、塗装会社によって㎡単価が大きく異なる場合があります

<例>

A社:2,300円
B社:3,100円
(下塗り・中塗り・上塗り
 3回塗り合計の㎡単価)

100円・200円程度なら、「こんなものか」となりますが、500円以上も違うとなると、「なんでこんなに違うの?」と理由が気になりますよね。

仮に、外壁面積が150㎡の場合、
A社:345,000円
B社:465,000円

約12万円も違ってきます。

これは、1つの例でして、他にも6つの理由があります。

外壁塗装の値段に違いが生じる6つの理由

  1. 足場の価格
  2. 自社職人かどうか
  3. 塗装工事を行う時期
  4. メーカーと塗装会社との取引価格
  5. 販管費
  6. 利益
ケンチクン


各々の会社事情を突き詰めるときりがありませんが、この6つが値段の違いを生む主な理由です。

では詳しくお伝えしていきます!

1.足場による値段の違い

  • 足場を協力会社に依頼
  • 自社で保有している足場を使う

足場を協力会社に依頼する場合、値段は16万円~が一般的です。

一方で、自社の足場を使う場合の値段は、12~14万円程度

足場だけでも4万円~8万円も違ってくることがあります。

2.職人さんの人件費によって値段が変わる

職人さんを協力会社に頼むと、職人さんの人件費以外に協力会社に払うお金も必要

そのため、自社職人で工事するほうがコストを抑えられます。

自社職人を揃えている会社でも、忙しい時期は、協力会社に職人さんを手配してもらうこともあります。

忙しい時期に工事を依頼すると金額高くなりやすいのは、このような理由があるからです。

3.外壁塗装を行うタイミングによる値段の違い

塗装工事を行う時期によっても外壁塗装の値段に違いが出ることもあります。

繁忙期

上記でもお伝えしていますが、自社職人を揃えている会社であっても繁忙期の場合は、協力会社に職人さんを手配してもらうことがあります。

職人さんの人件費意外に協力会社に払うお金もかかり、工事金額が割高になります

市や区の補助金

タイミングによっては、市や区から補助金が出ることがあります

詳しくは、あなたが住む市や区のホームページをご覧になると補助金などの情報が乗っています。

4.メーカーと塗装会社との取引価格の差

過去に使った実績が多ければ多いほど、メーカーから安くで塗料を仕入れる事ができます。

例えば、日本ペイントの塗料を多く使った実績がある塗装会社は、割安で塗料を仕入れることができます。

塗装会社によって主要な取引メーカーが違うのは、このためです。

<例>

お客様がラジカル塗料を希望した場合
日本ペイントの塗料を多く使っている塗装会社は、パーフェクトトップを勧めます

セスケー化研の塗料を多く使っている塗装会社は、プレミアムシリコンを勧めます

5.販管費による値段の違い

販管費とは、販売業務や管理業務で発生した経費のことです。

モデルルームの賃貸料や営業経費などが分かりやすい一例になります。

他にも、ホームページ、チラシ、セミナーといったのもこの販管費に含まれます。

知名度がある会社は、この販管費が多くその分、工事金額が割高になります

工事金額は高いですが、信頼性は抜群。

6.各塗装会社の利益による値段の違い

会社の規模が大きくなると、利益を出すために工事金額は高くなります

50人規模の塗装会社よりも、20人程度の少数精鋭の会社のほうが低価格。

会社全体の利益を考えての工事金額なので、大規模の会社と小規模の会社とでは、

  • 塗装単価
  • 現場管理費
  • 人件費
  • 諸経費

などが大きく違ってきます。

外壁塗装の値段に違いが大きい場合

各社の見積価格の差が大きい場合「4」「5」「6」の要因が大きい。

CHECK!
  • メーカーと塗装会社との取引価格
  • 販管費
  • 利益

は、見積書では、把握しにくいですが、会社の規模から推測はできます。

ホームページを見て、会社の従業員数が多くモデルルームがある会社は、工事金額が高くなりがち。

でも、信頼性は抜群。

後は、お客様自身がどの塗装会社に依頼するかによります。

  • 「お金がかかっても安心・信頼性を重視!」
    という方は、大規模の塗装会社がおすすめ。
  • 一方で、
    「お金はなるべく安く。でも実績が豊富で信頼性ある塗装会社に!」
    という方は、少数精鋭の塗装会社がおすすめです。

ハウスメーカーと塗装会社の値段の違いは凄まじかった

編集者の自宅は、築28年なので外装リフォーム計画しています。

色々な会社に見積を依頼したのですが、金額差を見たらすごくびっくりすると思います。

編集者自身、絶句しました。(笑)

見積依頼をしたのは
・塗装会社・・・・・8社
・工務店・・・・・・1社
・ハウスメーカー・・1社

合計10社

工事内容
・外壁塗装
・屋根カバー工法

塗装会社
塗料(ラジカル系)
200万円~280万円
工務店
塗料(ラジカル系)
300万円
ハウスメーカー
塗料(ハイグレード)
500万円

工務店は、こんなものだろうと。
ただ、ハウスメーカーの500万円という価格を見て絶句です。

予算200万円と伝えているのにも関わらず、この価格を提示するかと。

途方に暮れる想いでしたが、とても優れた塗装会社に巡り会い、約328万円も安くで契約することができました。

どのような事をして、どのような事に注意したか。

建築設計者ではありますが、お客様と同じ目線に立って具体的にまとめました。

机上の空論ではなく体験談です。

外壁や屋根のリフォームは、失敗が許されない大切な工事。

これから、外壁(屋根)塗装やカバー工法を計画しており「失敗したくない
!」と少しでも思っている方は、以下の記事に一度目を通してみてください。

>>最高工事価格より約328万円も安くで契約した体験談

まとめ

同じ塗料なのに、見積価格が大きく違う理由は
・メーカーと塗装会社との取引価格
・販管費
・利益
といった要因が考えられます。

塗装会社が悪質でないか、念のために、ホームページはしっかりと見ておいてください。

  • 実績(施工事例)多ければ多いほど良い
  • 料金案内(料金案内)
  • 会社概要(業務内容)
  • 建設業許可番号
  • 資格
    ・一級建築塗装技能士
    ・一級施工管理技能士
    ・外壁診断士

など

ヌリカエを使えば、17の選択式の質問に答えることで、外壁の状態だけでなく適正価格を効率よく知る事ができます。

また、助成金を受けられるかの確認もできるので、時間と手間の削減にもつながります。

あくまで見積サービスとなっていいますので、現状の外壁の劣化状態や、外壁塗装の相場、塗料の比較として使ってみると良いですよ。

公式ページはコチラ⇒