伝統的な雰囲気が好みな方にはピッタリのクラシックな外壁。
色の組み合わせによっては、さらにおしゃれな外壁に仕上がります!
クラシックは伝統的な落ち着いた雰囲気ですが、暗い印象になり過ぎることもあります。
逆に高級感をイメージして濃い色を選んだものの、完成してみると思いのほか明るかったということもあるので注意が必要です。
このページでは、イメージ違いをなくすため、クラシックが好みな方におすすめ3スタイルを紹介しています。
茶色・グレーをベースにクラシックな外壁をお考えの方は、ぜひイメージを膨らませてみてください。
1.重厚な黒色をベースにしたツートンカラーの外壁
これまでは
- ダークグレー
- ブラック
といった外壁は、住宅全体が暗いイメージになることで、あまり使われる色ではなかったのですが、最近ではよく見かけますよね。
その理由の一つがツートンカラー。
重厚な色は、建物全体が暗いイメージになりがちですが、建具(玄関ドア)・軒裏(軒天)などを木(茶系統)などにするなど配色を一部、変えるだけで暗さが消え、逆にモダンな風合いをもたらしてくれます。
外壁のベースカラーを重厚な色にしようか検討している方には、以下の写真が特に参考になると思います。
ベースカラー(外壁) | 濃いグレー |
アクセントカラー | 茶色(外壁、軒裏、シャッターカラー) |
ベースカラー(外壁) | 黒色 |
アクセントカラー | アイボリー(外構(アプローチ)) |
ベースカラー(外壁) | 黒色 |
アクセントカラー | 白色(柱、外構(アプローチ)) 茶色(軒裏) |
ベースカラー(外壁) | 黒色 |
アクセントカラー | 白色(破風) |
ベースカラー(外壁) | 黒色 |
アクセントカラー | 白色(外壁) 茶色(軒裏、玄関ドア) |
2.ブラウン色をベースにしたクラシックなツートンカラーの外壁
伝統配色によく見られるブラウン。
クラシックな中にナチュラルモダンな外壁にしたいという方には、優しさ(柔らかさ)を与える色に、重厚さをミックスさせる配色が特におすすめです。
下記のお家の外観のようにブラウンと黒色は、クラシックモダンの代表的な色の組み合わせです。
ブラウンの板張りに黒い屋根にすれば和風モダンになります。
ベースカラー(外壁) | ブラウン |
アクセントカラー | 黒色 |
ベースカラー(外壁) | ブラウン |
アクセントカラー | 黒色 |
ベースカラー(外壁) | ブラウン |
アクセントカラー | グリーン(破風) |
ベースカラー(外壁) | アイボリー |
アクセントカラー | グレー(外壁) 黒色(屋根(破風)) |
ベースカラー(外壁) | アイボリー |
アクセントカラー | 栗色(外壁) |
ブラウンとベージュとの組み合わせは人気です。
特にベージュ色は、汚れが目立ちにくい色です。
汚れが目立ちに色については、「外壁を汚れが目立たない色で塗装したいこの3色」で詳しくまとめているので参考にしてください。
3.グレーをベースにしたフォーマルスタイルのツートンカラーの外壁
日本の風土にあったクラシックを好む方におすすめ。
グレーも汚れが目立ちにくいことから、人気色。
グレー単体だと、コンクリートと同系色なので、味気ない感じがするけど、ツートンカラーにすると雰囲気がすごく変わります。
グレーには、近似色(こげ茶色、黒色)を組み合わせると良い感じに仕上がりますよ。
味気ないグレーに木を組み合わせると、木(茶色)の色合いがすごく良い感じに浮き出てきます。
内装でもコンクリートブロックと木の棚って相性が良いので、組み合わせる人が多いです。
ベースカラー(外壁) | グレー |
アクセントカラー | 栗色(外壁) 黒色(手摺、屋根(破風)) |
ベースカラー(外壁) | グレー |
アクセントカラー | 茶色(軒裏(軒天)) |
ベースカラー(外壁) | グレー |
アクセントカラー | アイボリー(シャッターカラー) |
ベースカラー(外壁) | グレー |
アクセントカラー | 茶色(外壁、屋根) |
グレーは汚れが目立ちにくい人気色
新築にしても、塗り替えるにしてもグレーを選ぶ方は多いです。
年月が経つことによって、色褪せが進行して老けて見えるよりも、いつまでも若々しいままの状態を保っているほうが魅力的です。
グレー単体でもシンプルでモダンな感じはしますが、板張りとの組み合わせは、クラシックなイメージにもなりますし、屋根の形によっては和風モダンなイメージにもなります。
ネイビーをベースにしたクラシックな外観
ベースカラー(外壁) | ネイビー |
アクセントカラー | 茶色(外壁) |
ネイビー色は、近年、とても人気が出てきた色です。
黒色と同じく、汚れが目立ってしまう、色褪せが目立ってしまう色です。
そのため、塗り替えといったメンテナンスは必要になってきます。
塗り替える場合におすすめの塗料
- 低汚染塗料
- 耐久性が長い塗料
の2種類の塗料がおすすめです。
低汚染塗料の魅力
親水性が高いため、汚れを洗い流してくれます。
逆に汚れが付着しやすいと汚れが目立ってしまいます。
耐久性が長い塗料の魅力
耐久性が長い塗料は、主にラジカル塗料、フッ素塗料などです。
紫外線などにより劣化しにくいため、色褪せしにくい特徴があります。
まとめ
クラシックは
・伝統的
・風格がある
・安定感のある
・上質な
・アンティーク
という印象を与えます。
まずは、外壁のベースカラーをどの色にしたいかを考えてみてください。
次に
- アクセントラーの色
- アクセントラーを取り入れる場所
を考えると全体的に良い感じのツートンカラーにまとめることができます。
紺色など濃い色は色褪せしやすい色です。
後で後悔しないためにも「色褪せしにくい色で外壁塗装!原因や対策・色の選び方を一挙公開」は読んでおくことをおすすめします。
外壁の色を決める時には「人気色から決める」のもありです。
人気の外壁色については「家の外壁で人気の色トップ5。塗装で失敗する前に要確認」で詳しくまとめていますのでこちらも参考にしてください。
クラシックは、ナチュラルと正反対のイメージ。
そしてモダンは、ナチュラルとクラシックの中間。
明るい色に暗い色(例:白系+黒系)を組み合わせ、互いの色を引き立てる。
外壁の色を決める時には「人気色から決める」のもありですが、スタイルから決めるのもありです。
漠然とでいいので、スタイルを決めてから、参考になる家の写真などを見て色を絞っていくとイメージに近づいていきます。