外壁塗装をしたいけど、心配になるのが悪質な業者の存在。
外壁塗装にかかる費用は、高額です。
そのため、なるべく費用を抑えたいものです。
この悩みにつけこんだのが悪質な業者です。
ここでは、彼らの手口や対処法について詳しくまとめています。
【悪質業者の一覧リスト】を見つける方法についてもまとめていますのでぜひ最後までご一読ください。
やっぱり訪問営業なんだ
悪徳業者の多くが訪問営業を行います。
訪問営業を行う業者すべてが悪質ではありませんが、訪問営業にきた業者を疑いましょう。
どうして、悪質な業者は訪問営業にこだわるのですか?
業者自らが顧客を探しにいくほうが、実際に目で見て確認でき効率が良いからです。
・訪問営業
・点検商法
という手口を使い、2020年に国民生活センターに寄せられた相談件数は14000件以上です。
訪問営業・点検商法の過去の相談件数は、以下の通りです。
訪問販売の相談件数
年度 | 相談件数 |
---|---|
2017年 | 6,385 |
2018年 | 7,222 |
2019年 | 7,998 |
2020年 | 8,160 |
点検商法の相談件数
年度 | 相談件数 |
---|---|
2017年 | 5,415 |
2018年 | 5,683 |
2019年 | 5,796 |
2020年 | 6,496 |
出典:独立行政法人国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」
住宅リフォームに関するトラブルの件数は年々増加しており、被害も拡大しているようです。
この数字は、国民生活センターに寄せられた相談件数です。
ということは、国民生活センターに相談しない人もいれると、もっと数字が増える可能性があるということ?
そうですね。
純粋に訪問営業をしている業者さんからすると、やりきれない思いがあるでしょうね。
対策として外壁塗装に潜む悪徳業者の手口を掴んでおきたい
以下の手口が必ずしも悪徳業者の手口とは限りません。
もし以下のような手口で訪問された場合には、ご自身ですぐに対応せずに
・国民生活センター
・身近に相談できる人
などに相談してください。
すぐに修理したほうがいいですよ
訪問営業の常套句が
「すぐに修理したほうがいい」
「このままでは雨漏りする可能性が非常に高い」
といった言葉で顧客を焦らせる方法です。
専門業者から、「危険です」と言われれば誰でも焦ってしまいます。
相談できる人がいないなら、なおさらです。
悪徳業者は、複数の業者に比較されるとバレることを知っています。
そのため、誰にも相談させずに契約させようと迫ってきます。
誰かに相談したり、複数の業者さんに見てもらうのが一番の対策になるね。
そうですね!
「知り合いの人に相談して決めます。」
と業者に伝えるのも、対策として有効です。
ただいまキャンペーン中です
こちらも訪問営業の常套句。
「キャンペーン実施中なので、●●%値引き中です」
「この塗料はキャンペーン対象商品になります」
「今ならモニター価格で外壁塗装工事ができます」
外壁塗装工事を含めリフォーム工事は、簡単に値引きすることはできません。
材料費や人件費など色々なものが重なった合計金額で、安くする分、必ずどこかでコストを削る必要があります。
手抜き工事を計画している可能性があるかもしれませんので注意が必要です。
こちらは、オリジナルの外壁塗料です
個人的に「オリジナルの塗料を使っています」という業者さんを身近に聞いたことや見たことはありませんが、話ではたまに聞きます。
オリジナルの塗料を勧める塗装業者さんが必ずしも悪い業者さんではありませんが、悪徳業者が使う手口の一つだということを覚えておいてください。
メーカーは、販売までの間にあらゆる試験を行い開発・製造しています。
当然、製造費にかかるコストは、莫大です。
徹底した品質の塗料を設備も整っていない中で作れるはずがありません。
「オリジナルの塗料だから価格が安い」ということを言う業者は、疑ったほうが無難です。
見積書が送られてきた後、記載されている塗料名・メーカー名は必ずチェックしてください。
代表的な塗料メーカーを10社あげておきます
- 日本ペイント
- 関西ペイント
- エスケー化研
- アステックペイント
- ロックペイント
- AGCコーテック
- 日進産業
- 菊水化学工業
無料で点検しますよ
「無料で点検してもらえるなら」
と思い、つい点検を了承してしまうと、営業マンは
「雨漏れしているかもしれません」
「修理しておかないと後々、大変なことになります」
無料で点検をお願いしたのだからと、工事もお願いしてしまいます。
中にはこういうケースもあるようです。
身近で聞いたことはありませんが、企業の名前や市役所・水道局が関わっている言い方をしてくる業者もいるようです。
もし点検を受けた後で契約を急かした場合には悪徳業者の可能性が高いです。
「本日中にご契約いただけるなら割り引きします。」
「本日までのキャンペーン価格です」
もし、点検しますという業者が訪ねてきた場合、
・相手にしない
・知り合いの工務店さんに相談して決めます
と伝えて、かわすといいでしょう。
企業や市役所・水道局と関わりある言い方をしてくるような業者には、企業に在籍しているかを確認してみてください。
悪徳業者への対策
・訪問営業は、断る
・すぐに契約しない
・断る時はハッキリと
訪問営業は断る
訪問営業の話を受け入れるなら、ご自身でネットで探すほうが優良な業者に巡り合える可能性は高くなります。
訪問業者は、基本的に断ることをおすすめします。
もし、悩むことがある場合は、近くの塗装業者さんに見積依頼をしたり、ネットで見積依頼して総合的に判断して結論を出してください。
すぐに契約しない
悪徳業者の対策として一番、重要なポイントです。
不安をあおるような業者に対して鵜呑みにせず、すぐに契約をしないことです。
外壁塗装は高額な出費です。
少しでも安くしたいと思う気持ちもあるでしょうが、総合的に判断しながら進めていいましょう。
断る時はハッキリと
もし、訪問営業してきた業者が悪徳業者だと判断できた場合には、ハッキリと断ってください。
ハッキリと断ることができない場合には、「知り合いの工務店に相談します」「ハウスメーカーに相談します」と伝えると、あっさりと帰っていくと聞きます。
業者の情報を検索する
訪問営業できた業者さんは、必ずネットで検索します。
営業マンからもらった名刺から会社名・所在地を検索してみてください。
悪徳業者であれば、所在地が不明なことが多いです。
また、会社名を検索して
・迷惑電話が頻繁にくる
・騙されて大金を払った
・しつこく営業してくる
といった悪評があれば危険です。
訪問営業してくる業者の情報は、検索して調べておきましょう。
悪質業者を調べる
前もって悪質業者を調べるという方法もあります。
過去に悪質なことをして罰則を受けた業者を調べることができ詳しくは「外壁塗装【悪質業者の一覧リスト】を見つける方法」でまとめていますので、ぜひ役立ててください。