住宅やマンションなどリフォームやリノベーションを考えている方は、雑誌などを見て「どのような空間にしていきたいか」などある程度は固まっていると思います。
ここでは、インテリアやおしゃれな空間などイメージからリフォーム(リノベーション)内容を考えるのではなく、「現在の不満点からどのような工事を優先させていくべきか?」を重要視しています。

1.今のあなたの住まいはどういうところ?

リノベーション(リフォーム)工事の内容を決める第一歩の作業として、住宅やマンションなどの現状の状態を押さえておきたい。

築年数や過去のリフォーム歴を見るのは、建物の傷み具合を知る目安になっています。
また、増改築を考えている場合、建ぺい率・容積率が関わってきます。

建物についてまとめる際に以下の表を活用してください。

 形態
  • 在来(木造)
  • 2x4(木造)
  • 鉄骨造
  • RC造
 延床面積     ㎡(  )坪
 敷地面積     ㎡(  )坪
 築年数  竣工  年  月(築  年)
 過去のリフォーム歴    年  月
  年  月
  年  月
分かる範囲でいいので埋めていきましょう。

2.リフォーム工事を行う周期

物はメンテナンスが必要ですよね。

建物も同様です。

住宅やマンションなどリフォームやリノベーションを考える上で、「不満をいかに解消していくか」を考えることは大切なことではありますが、建物自体を長持ちさせるという考えも持っておきたい。

例えば、外壁のひび割れは、最初のうちはそれほど影響はないにしても、やがて雨水が侵入することで柱や梁といった構造材を腐らせたりするだけでなく、排水管のサビにもつながってきます。

築年数によってどのような修理・修繕工事をしたらよいのかについては以下を参考にしてください。

居室(LDK・寝室など)

居室の壁・床・天井の張替え 15~25年 仕上げ材の張替えや塗り替えの他にも、柱・梁など構造材や下地、断熱材など補強する必要があることも。

水廻り

システムキッチンの交換 15~20年 コンロや収納など機能性を見直す
造作の浴室の修繕 20~30年 壁・床のタイルの剥がれひどく湿気が漏れやすくなるため、構造材の傷みも工事の対象として考えておこう。
ユニットバスの交換 20~30年 湿気によって基礎や土台・柱など構造材に傷みがないかも確認しておく事
給排水管の交換 15~20年 サビなどによって劣化していく。水廻りの工事と一緒に行うといい。
内装の修繕 15~20年 湿気による壁・天井のカビやクロスのめくれ。湿気による床のきしみ。

外装

タイル張り外壁の修繕 15~20年 汚れクリーニングや、目地の補強や浮いたタイルの修繕
吹付け塗装外壁の修繕 20~25年 高圧洗浄のあとで、塗り増し。ひび割れなどがひどい時には外壁の撤去後、下地を補強し塗装仕上げ
築年数に合わせた修理・修繕工事の目安は上記を目安にしてください。

3.住まいの不満な点を挙げる

リノベーションやリフォームプランを考えるにあたって、現在住んでいる住宅・マンションの不満な点を解消していくという要素は重要になってきます。

そこで、これまでの生活の中で不満に思う事があれば、書き出していきましょう。

例えば
「狭くて動きにくい・・。」
と考えている方は、間取りの変更を。

「床の段差が気になる(つまづく)」
ことで悩んでいる方は、床の段差レベルをフラットにするバリアフリーリフォームを。

最初は大きくでいいので不満な点をまとめていきましょう。

当サイトをご利用いただいた方との話や、アンケートの結果から「不満に思う事」が最も多い内容を以下に挙げていますので、不満な点を書き出す際の参考にしてください。

リビング・寝室・和室など居室の不満な点

  • 天井や壁の傷やシミ(汚れ)が目立つ
  • カーペットが磨り減っている
  • 襖・障子に破損がある
  • 畳が色あせ、傷んでいる
  • 扉の開閉が困難
  • すきま風が入る
  • 結露がひどい
  • フローリングに剥離が目立つ
  • 床がきしむ
  • 日当たりが悪い

キッチン

  • 狭くて動きにくい
  • シンクやワークトップが狭く作業しにくい
  • 給湯器の調子が悪い
  • 換気扇の機能低下(煙がこもる)
  • 下水の嫌な臭いが気になる
  • コンロがすぐに着火しない
  • コンロ回り油汚れがひどい
  • 収納(食器棚・吊り戸棚)が狭く使いにくい
  • 収納が少ない
  • キッチンとダイニング(リビング)との間取りが気に入らない
  • 暗くて寒い
  • 新しいシステムキッチンに取り替えたい

間取り

  • 家族構成が変化して部屋が余っている(不足している)
  • 階段の勾配が急
  • 廊下の幅を広げたい
  • 室内に段差が多いのでバリアフリーにしたい
  • 収納が不足している
  • 玄関が狭い
  • 廊下などムダが多い

浴室・トイレなど水廻り

  • 浴槽が狭い
  • 浴室内のタイルが剥がれている
  • お湯が沸くまでに時間がかかる
  • シャワーの温度調節の調子が悪い
  • 追い焚き機能がほしい
  • 浴室乾燥機がほしい
  • 新しいユニットバスに取り替えたい
  • 洗面脱衣室の壁や天井にカビが目立つ
  • 洗面脱衣室が狭い
  • 和式のトイレから洋式に変えたい
  • トイレが狭い
  • 温水洗浄便座に変えたい

外回り

  • 屋根瓦が割れていたりズレがある
  • 雨樋にゆがみやサビが目立つ
  • 外壁のひび割れや汚れ、剥離がひどい
  • 基礎の亀裂が目立つ
  • バルコニーが狭い
  • 門扉やフェンスに破損やサビが目立つ
  • サッシが錆びている
  • 窓の開け閉めが困難
  • 騒音で眠れない

以上が、多くの人が感じている不満な点です。

あなたは、どのようなところに不満に思っていますか?

4.工事の優先順位を決める

リノベーション(リフォーム)して、できれば要望を全て満たしたい。

ただ、予算や構造の関係上できない事もあります。

どの工事が必要なにか、家族で話し合って優先順位を決めておくと、予算オーバーした時、スムーズに調整しやすくなります。

一般的に、老朽化や故障が著しく早急な対処が必要な箇所や、家族全員が希望している箇所を優先していきます。

将来のことも考慮し優先順位を決めておきましょう。

工事したい場所ランキング

順位 場所 工事内容 備考(設備機器など)
1位
2位
3位
4位

まとめ

最初は悩むことが多いかと思います。
しかし、不満な点や優先順位など意識して生活していくと次第に具体化していきます。
また書き出すことによって、見えなかったことが見えてくることがよくあります。

面倒に思うかもしれませんが、将来の生活に大きく関わってくることなので、しっかりとポイントを押さえながら進めていきましょう。