
リフォームの優先順位を決めるってそんなに大切なこと?

そうですね。
特に予算の関係から要望の中で、どれかを削らないといけない場合があります。そういう時にどの工事を優先すべきかハッキリしていればリフォーム後の満足度は高くなります。
逆に優先順位があやふやであれば、単にきれいにしましたで終わってしまう可能性が高くなります。

そっか。
「●●を改善したい」っていう要望をハッキリして優先順位を決めることはとても重要なんだね。

ここでは、そのことについてお伝えしていきます。
住まい(築年数)からリフォームの優先順位をまとめていく
リノベーション(リフォーム)工事の内容を決める第一歩の作業として、住宅やマンションなどの現状の状態を押さえておきたい。
特に木造戸建て住宅は耐震・断熱性能の関係から築年数を知ることはとても重要です。そしてリフォームの優先順位は築年数に応じて検討する必要があります。
築年数を知ることによってどこからリフォームすればよいかの目安を知ることができます。
木造住宅の築年数別リフォームの目安【耐震性・断熱性が気になる方は必見】
建物についてまとめる際に以下の表を活用してください。
形態 |
|
延床面積 | ㎡( )坪 |
敷地面積 | ㎡( )坪 |
築年数 | 竣工 年 月(築 年) |
過去のリフォーム歴 | 年 月 年 月 年 月 |
周期からリフォームの優先順位を考える
居室や水廻り・外装など、どのくらいの周期でリフォームしたらよいか?
目安については以下を参考にしてください。
居室(LDK・寝室など)
居室の壁・床・天井の張替え | 15~25年 | 仕上げ材の張替えや塗り替えの他にも、柱・梁など構造材や下地、断熱材など補強する必要があることも。 |
水廻り
システムキッチンの交換 | 15~20年 | コンロや収納など機能性を見直す |
造作の浴室の修繕 | 20~30年 | 壁・床のタイルの剥がれひどく湿気が漏れやすくなるため、構造材の傷みも工事の対象として考えておこう。 |
ユニットバスの交換 | 20~30年 | 湿気によって基礎や土台・柱など構造材に傷みがないかも確認しておく事 |
給排水管の交換 | 15~20年 | サビなどによって劣化していく。水廻りの工事と一緒に行うといい。 |
内装の修繕 | 15~20年 | 湿気による壁・天井のカビやクロスのめくれ。湿気による床のきしみ。 |
外装
タイル張り外壁の修繕 | 15~20年 | 汚れクリーニングや、目地の補強や浮いたタイルの修繕 |
吹付け塗装外壁の修繕 | 20~25年 | 高圧洗浄のあとで、塗り増し。ひび割れなどがひどい時には外壁の撤去後、下地を補強し塗装仕上げ |
不満な点からリフォームの要望を考える
リノベーションやリフォームの要望を考えるにあたって、現在住んでいる住宅・マンションの不満な点をまとめていきましょう。
この不満な点を解消していくことによってリフォーム後の満足度が高くなります。

例えば
・「狭くて動きにくい・・。」⇒間取りの変更を。
・「床の段差でつまづく」⇒バリアフリーリフォームを。
・複数の人と料理を楽しめるキッチンにしたい⇒キッチンのスタイルを変える
最初は大きくでいいので不満な点をまとめてみてください。
リビング・寝室・和室など居室の不満な点
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キッチン
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間取り
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浴室・トイレなど水廻り
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外回り
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以上が、多くの人が感じている不満な点です。
あなたは、どのようなところに不満に思っていますか?
4.リフォームの優先順位を決める
リノベーション(リフォーム)して、できれば要望を全て満たしたい。
しかし、予算や構造の関係上できない事があります。
一般的に、老朽化や故障が著しく早急な対処が必要な箇所を優先させます。次にご家族が希望している改善したい箇所を優先させていく。
リフォーム後の満足度を高めるたけ優先順位は決めておきましょう。
リフォームしたい優先順位のランキング
順位 | 場所 | 工事内容 | 備考(設備機器など) |
1位 | |||
2位 | |||
3位 | |||
4位 |
まとめ
最初は悩むことが多いかと思います。
しかし、不満な点や優先順位など意識して生活していくと次第に具体化していきます。
また要望などを書き出すことによって、見えなかったことが見えてくることがよくあります。
最初から細かく具体的にす必要はありません。具体的にしていくのはリフォーム会社との打合せからです。大きくで良いので優先順位をまとめてください。