リノベーション・リフォームし開口部を設けて住宅内部を明るくする3つの方法

近年では、マンションが立ち並んだり戸建て住宅の密集化によって採光が思うように取れない
太陽の光が入りにくいことで、部屋の中が暗いといった悩みを持ったご家族が多くなりました。
リノベーション(リフォーム)して部屋全体を明るくしたい!

ココでは、戸建て住宅を対象に、太陽の光を取り入れて部屋全体を明るくする方法について記載していきます。

2階にLDKはあり?

採光計画が難しい住宅密集地で、2階にLDKをもってくるのはあり?メリット・デメリットから考える。
住宅密集地で2階にLDKリフォーム

腰窓(掃き出し窓)を設ける

窓というと、腰窓もしくは掃き出し窓が一般的ですよね。

プライバシーの確保と、設置する窓面から採光が得られる箇所にはこのタイプ。
(住宅が密集してプライバシーの確保が難しい。あるいは、北側で窓を設けても採光が得られない場合には、以下の2の方法も考えたほうがいいです。)

トップライト(天窓)を設ける

開口部を設ける位置によって明るさが変わってくることはご存知ですか?
もっとも明かりを取り入れられる開口部(窓)の位置は、屋根(トップライト)です。

天窓(トップライト)を設けることで、日中の明かりを上手く室内に取り入れることができます。

ミキッテンダー

建築基準法28条でも、トップライトは壁面に設けるよりも、3倍の明るさを確保することができると認められています。
壁からの採光が望めない住宅密集地では、特に活躍するでしょう。

ヒーボー

そんなに明るさを確保することができるんだね。

ミキッテンダー

そうですね。勾配屋根や吹抜けなどとも相性が良く明るく開放的な空間を造り出すことができます。

採光だけでなく通気量も優れています。

シーゲッテル

壁面の窓のみの通気と比較すると、天窓(トップライト)を設けた場合の通気量は約4倍にもなると言われています。そのため、効率よく換気を行うことができます。

近隣が近すぎると視線が気になり壁面に窓を設けにくい。天窓(トップライト)では、屋根に設けるためプライバシーを確保しやすい。

勾配屋根の既製品サッシには、断熱性を考えてペアガラスにしたものや遮光用のブラインドを内蔵したものもあります。また、通風のための開閉機能がついたものもあります。

階段部にトップライトを設けることによって1・2階に効率よく光を取り入れることができます。

ミキッテンダー

デメリットは、メンテナンスが大変なことです。雨漏りなどのメンテナンスや窓の清掃はご自身で行うのが難しいため業者に依頼する必要があります。

ハイサイドライト(壁の高い位置に設ける窓)

ハイサイドライトは、壁面の高い位置に窓を設けることです。

ミキッテンダー

高い位置に窓を設けるため、自然の光が入りやすく取り入れた光が拡散されることによって空間全体が明るくなります。トップライトと同じくプライバシーの確保や採光を取り入れることが難しい住宅密集地では特に活躍します。

吹き抜けがある建物は、このハイサイドライトを設けることで明かりを確保しやすくなりますよ。

ハイサイドライトの中には、窓を開放できるタイプがあります。
温かい空気は上へと昇っていき、空間の上部に温かい空気がたまりやすくなる。ハイサイドライトのように高い位置にある窓があれば、上部にたまった熱気を排出する効果も期待できます。

ミキッテンダー

高い位置に窓があるため、清掃しにくい。ご自身で清掃できない場合は業者に依頼する必要があります。

窓の断熱計画

窓は熱が逃げやすい部分です。ランニングコストを下げるためには窓の断熱計画が必要です。
3つのリフォーム工法から窓の断熱対策を考える

まとめ

開口部(窓)を設けることによって部屋を明るくすることができます。
窓を設ける計画をしている方は、どの位置に設けるかも考えておきましょう。

住宅をリノベーション(リフォーム)して部屋を明るくするためには、開口部を設ける以外にも部屋の色を明るくするという方法もあります。

色が与える心理的効果

色は気分と関りがあります。空間全体の明かりを取り入れる計画と共に配色の計画も一緒に考えてはどうですか?
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「3.色と心理【勉強(集中)しやすいカラーをリフォームプランに取入れる】」で各色の持つ性質についてまとめています。