- 親が住んでいた住宅をリフォーム(リノベーション)
- 中古住宅を購入してリノベーション
ています。
リフォームして住みやすい間取りにしたいけど、お家の図面がない。
図面がないとリフォーム(リノベーション)できないのでは・・。
と焦ってしまいますよね。
結論から申し上げると、大丈夫です。
どうして大丈夫と言えるのか?
このページでは、このことについて詳しくまとめています。
また、中古住宅を購入する際に必ず確認すべき図面・書類についてもまとめています。
違法建築である場合もあるので、ぜひ最後までご覧ください。
住宅のリフォームに図面は必要?
図面がない戸建て住宅でも、住むだけなら特に問題になりません。
しかし、リフォームとなると、現状の間取りを把握しないと、新たな間取りプランを作成することができません。
そのため、リフォームする場合、図面は必ず必要になってきます。
図面がないけどリフォームできる?
結論から申し上げますと、リフォームできます。
新に現状図面を作成するからです。
リフォーム会社に相談すると、現地調査を行い
- 実測
- お家の形状
- 壁の中のおおよその構造(柱・筋交い)
などを見て、現状の図面を作成していきます。
この新に作成した図面をもとにリフォーム計画が進められます。
ただ、壁の中など見ることができない部分は、設計図書がないと、壁や床をめくってみないと詳細は分かりません。
そのため、壁を壊した後、予期せぬ箇所で柱や配管が出てきたいということもあります。
住宅の図面がないよりは、あったほうが良いですが、なくてもリフォーム計画は進められます。
複数のリフォーム会社に相談しておこう
- 木造戸建て住宅のリフォーム(リノベーション)
- マンションのリフォーム(リノベーション)
同じリフォームでも、戸建て住宅とマンションの構造は全く異なります。
例えば、マンションのリフォームを多く手掛けている会社は、戸建て住宅の耐力壁に関する知識はありません。
また、柱や梁が傷んでいることがあり、こういう場合の対処に不慣れです。
そのため、あなたが相談しているリフォーム会社が戸建て住宅のリフォームを多くこなしているのか。
それともマンションのリフォームを多く手掛けているのかをよく見ておく必要があります。
中古住宅を購入する時に確認すべき図面や書類
図面がない中古住宅でもリフォーム(リノベーション)することは可能です。
しかし、リフォームとは別に確認しておきたい事があります。
確認申請書
中古住宅を購入する際には、「確認申請書」の確認はしておくことをおすすめします。
確認申請されていない住宅は、違法建築である可能性が高いです。
確認申請されている建物は、確認申請書が必ずあります。
確認申請書には、付近見取り図、配置図、各階平面図、立面図、断面図が添付されています。
建物の規模によっては、構造計算書、構造関係図などが添付されています。
検査済証
検査済証は、法律に適した建物かどうかの検査を受け、その結果、合格したという証明になります。
確認済証と検査済証は違い、検査済証がなければ、建物が確認申請通りに建てられたかどうか証明されません。
そのため、中古住宅を購入する際に、検査済証は必ずチェックしておくべき書類と言えます。
検査済証がない中古住宅は、耐震性や防火性、断熱性などに問題がある可能性も考えられます。
リフォーム前に要チェック!図面がない住宅の構造
建物をリノベーション(リフォーム)する場合に気をつけたいのが、1981年(昭和56年)以前に建てられた建物か?もしくは以降に建てられた建物であるか?
この建てられた年代によってリフォームの優先順位が変わってきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、1981年(昭和56年)に耐震基準が大きく変わりました。
新耐震基準では、
- 中地震に対して損傷しないこと。
- 大地震に対して倒壊しないことが要求されています。
1981年(昭和56年)以前に建てられた場合
リフォームの優先順位は、
- 耐震性を高める
- 外壁や屋根のメンテナンスをする
が最重要となります。
木造住宅では、築年数に応じたリフォームの優先順位がありこのことについては「木造住宅の築年数別リフォームの目安」で詳しくまとめています。
大切なのはリフォームの要望と予算
図面がない住宅でも、リフォームできることはご理解いただけましたでしょうか。
現況図がなくてもなんとかなります。
リフォームする時に大切なのは、要望と予算。
「なぜリフォームしたいか?どこを改善して住まいを良くしたいか?」
不満点を解消できれば、満足度は高くなります。
不満点があいまいだと、ただきれいにしましたで終わる可能性が高くなってしまいます。
リフォームするなら満足したいですよね。
そのためにも、不満点をピックアップしておくことをおすすめします。
要望と予算に関しては
が参考になります。