【収納リフォーム】4プランの中で寝室が広く使えるのはどれ?

寝室には机やベッドといった家具の他に服や布団・本などをしまう収納(クローゼット・押入れ)が欠かせません。

この収納スペース。
できれば、物が片付けやすくかつ、寝室の有効面積を広く使える収納スペースにしたいですね。

このページでは、寝室を有効的に使うための収納リフォームプランについてまとめています。

【4つのプラン】の中で最も理想的な寝室はどれ?

あなたご自身で考えてみてください。

寝室の収納は大型と中・小型を分けて考える

寝室の収納を考えると

  • 大型(おふとん・暖房機器)
  • 中型・小型(本・文房具・電池・爪切りなど家庭用品・掃除機)

などがあります。

おふとんなど大型のものと本や家庭用品など中型・小型のものを一つの収納スペース(クローゼット・押入れ)に詰め込むスタイルが一般的だと思います。

しかし、取り出す時に大変なんですよね。

そのため、大型のものと中型・小型のものとを分けて収納するスタイルを取り入れているご家庭が多くなっています。

大型タイプの収納スペースの大きさ

大型タイプのものといえば、おふとんや暖房器具・スーツケースや、使用頻度が極端に少ないものをまとめたダンボールなどがあります。

大型のものをしまう収納スペースの大きさは、900(奥行)x1350(幅)以上が必要。

小型・中型タイプの収納スペースの大きさ

中型・小型タイプのものは、本や雑誌・文房具などがあります。

この中型・小型のものをしまう収納スペースの大きさは、450(奥行)x1350(幅)あれば十分です。

寝室の収納リフォームプランを考える時に必要な寸法

戸建て住宅やマンションだけでなく店舗・オフィスなど共通してリフォーム(リノベーション)プランを考える時に欠かせないのが有効寸法。

収納スペースというと大きさ(W(幅)H(高さ)D(奥行))だけを考える方がほとんどです。

物を出し入れする時に必要な有効寸法を考える方は、ほとんどいません。

この有効寸法を無視してしまうと机やソファなどの家具と干渉し、物が出し入れしにくくなります。

そうならないためには、物を出し入れする有効寸法を考えなくてはいけません。

では、どの程度の有効寸法を見込んでおけばいいのでしょう?

赤色の斜線部は収納スペースの前に立ち、扉を開け物を出し入れする時に必要なスペース(有効寸法)を意味しています。

4つの収納リフォームプランの中で寝室が広く使えるのはどれ?

収納スペースを確保しながら寝室のリフォームプランを考えていきましょう。

以下に4つの収納プランがあります。

部屋の大きさは4つとも同じでW=2m70cm・D=2m70cmとしています。

もし、あなたが幅・奥行とも同じ2m70cmの寝室にクローゼットや押入れなど収納スペースを設けるならどのプランを選びますか?

1.幅1800x奥行900の収納リフォームプラン

寝室などで使われる最も一般的な幅1800x奥行900の収納スペース。

このプランでは、おふとんなどの大型のものと、本や雑誌・家庭用品など中型(小型)のものをまとめてしまうことになります。

ものを出し入れする有効寸法を含めてプランを考えると自由に使えるスペースは、狭くなってしまいます。

また、奥行が深く、奥にしまったものを出す時は大変です。

2.幅1350x奥行900の収納リフォームプラン

できるだけ寝室を広く自由に使えるスペースを確保しようと幅を1350に縮小。

これなら幅1800の収納スペースに比べると自由に使えるスペースを少し広く保つことができます。

でも、L字型・動線の確保によりベッドなどを置くレイアウトが難しくなります。

3.幅を1350と450の2つに分けた収納リフォームプラン

  • お布団や衣類など大型のもの
  • 本や文房具など小型のもの

を分けて収納することができます。

これによって片付けやすく、物が出しやすくなりました。

ただ、物を出し入れする時に必要な有効寸法を考えると窮屈なレイアウトになります。

4.幅1800x奥行1150の収納リフォームプラン

最後にちょっと変わったスタイルで、収納スペースの大きさは、幅1800x奥行1150。

おふとんなど大型タイプのものを一番奥にしまい、中型・小型の本や雑誌・家庭用品と、洋服を両サイドの壁面に収納できるようになっています。

また、1~3は物を出し入れする際の有効寸法を考えなけれいけないのに対し、【4】は有効寸法を考える必要はありません。

そのためレイアウトしやすく、広々と寝室を使うことができます。

まとめ

寝室(子供部屋)の大きさに余裕があればいいですが、限られた中でプランを考えなければいけない時、上記に記載している収納プランをぜひご活用ください。

【4】は、ウォーキングクローゼット感覚で収納することができます。

収納とゆとりある寝室。
両方を満たしたい!という方にピッタリです。

有効寸法は、寝室に限ったことではなく、特にLDKが最も求められます。

このことについては「LDKリフォーム前にレイアウト。家具を配置して間取りが窮屈になってない?」で詳しくまとめていますので、LDKのリフォームを計画している方は、ぜひ参考にしてください。