
マンションにしても戸建て住宅にしてもリフォーム(リノベーション)の際、限られた大きさの中で寝室を確保しなければいけません。この寝室の中には机やベッドといった家具の他に服や布団・本などをしまう収納(クローゼット・押入れ)などを設けなければいけない。
ここでは、マンションや戸建て住宅のリノベーション(リフォーム)を考えている方で、寝室(子供部屋)の収納が含まれている方に向けてまとめています。
収納スペースの大きさを2つに分類
おふとんなど大型のものと本や家庭用品など中型・小型のものを一つの収納スペース(クローゼット・押入れ)に詰め込むスタイルが一般的だと思います。しかし、物をしまえるなら問題ないかもしれませんが、取り出す時に大変な場合があります。
大型タイプの収納スペースの大きさ
大型タイプのものといえば、おふとんや暖房器具・スーツケースや、使用頻度が極端に少ないものをまとめたダンボールなどがあります。

小型・中型タイプの収納スペースの大きさ
中型・小型タイプのものは、本や雑誌・文房具・アイロン・掃除機などがあります。

リフォーム(リノベーション)プランを考える時に必要な寸法
収納スペースというとスペースの大きさ(W(幅)H(高さ)D(奥行))だけを考える方がほとんどです。物を出し入れ時の有効寸法を考えた収納スペースを考える方は、ほとんどいません。
住宅やマンションの寝室(リビング・ダイニング・玄関CLなど)の収納スペースをプランする時、どの程度の有効寸法を見込んでおけばいいのでしょう?

赤色の斜線部は収納スペースの前に立ち、扉を開け物を出し入れする時に必要なスペースを意味しています。
LDKのリノベーション(リフォーム)プランを計画する時、家具を含めた有効寸法を考えなければいけません。 家具のレイアウトからリノベーション・リフォーム計画を進め間取りを考えるなら では、LDKでの有効寸法についてまとめています。 |
寝室にある収納スペースのリフォームプランを考える
以下に4つの収納パターンがあります。部屋の大きさは4つとも同じでW=2m70cm・D=2m70cmとしています。
【ケース1】幅1800x奥行900
寝室や和室など最も一般的な幅1800x奥行900の収納スペース。このプランでは、おふとんなどの大型のものと、本や雑誌・家庭用品など中型(小型)のものをまとめてしまうパターンです。
【ケース2】幅1350x奥行900
基本的に【ケース1】で記載しているのと同じですが幅が450少ない幅1350x奥行900の収納スペース。
【ケース3】幅を1350と450の2つに分けた収納スペース
次は、幅を1350と450に分けて収納スペースを設けています。
【ケース4】幅1800x奥行1150
最後にちょっと変わったスタイル。収納スペースの大きさは、幅1800x奥行1150。幅は【ケース1・3】と同様で1m80cmです。
幅1800x奥行1150のスペースには。おふとんなど大型タイプのものを一番奥にしまい、中型・小型の本や雑誌・家庭用品と、洋服を両サイドの壁面に収納できるようになっています。
まとめ
マンションや住宅をリノベーション(リフォーム)で寝室(子供部屋)も含まれている場合には、収納スペースの確保がけでなく物を出し入れする際の有効寸法も見越した上でプランするようにしましょう。
いくつかの寝室に対し一つのWIC(ウォークインクローゼット)にしまうプランを希望する方がいらっしゃいます。WIC(ウォークインクローゼット)は出入り口の位置によって収納スペースは変わってきます。また、複数の出入り口を設けるとその分、収納スペースが少なくなってしまうということは覚えておきましょう。
LDKを設定にしていますがWIC(ウォークインクローゼット)の出入り口と収納スペースの関連性について以下のページでまとめています。 【必見】リビングやダイニングがきれいに片付く収納リフォームのプラン WIC(ウォークインクローゼット)を検討している方は参考にしてください。 |