ダイニングは子供の勉強スペース、主婦の家事・趣味の場となり、リビングは家族の憩いの場やテレビ鑑賞(ホームシアター)など多目的な空間となる。

帰宅後に最初に入るのがLDKということもあり、スッキリきれいな空間を保つためにはどのような壁面収納を設計するかが重要な課題になります。

リフォーム計画をしている子供さんがいらっしゃる多くの主婦の方と打ち合わせして、この課題に悩んでいることを知りました。

ここでは、リビングに設ける壁面収納についてまとめています。これからリノベーション(リフォーム)を計画している方は下記に壁面収納の設計図面をのせているのでアイデアづくりに役立ててください。
勉強机(書斎) や収納棚を設け多目的にすることで、散らからないダイニングを造ることができるということについてまとめました。

リフォームしてキッチンを中心に多目的なダイニングを作る
では、そのことについて詳しくまとています。

マンション住まいなど寝室といったプライベートルームを設けることでLDKに多くの面積を使えない場合は、いかに造作(オーダーメイド)をとりいれるかによると考えています。造作(オーダーメイド)にすることによって、機能性を持たすことができ限られた空間を有効活用することができます。例えば、ダイニングのテーブルに収納を組み込むことが可能ですしデザインもリビングやダイニングの内装をより高めるモノに仕上げることができます。
キッチンのリフォームでダイニングテーブルを組合せた8つのプラン
では、過去に造作の家具を組合せたダイニング(キッチン)のプランについてまとめています。

ダイニングは、多目的に使われることがありますがリビングに比べると用途が限られているため比較的まとめやすい。

しかしリビングでは、用途がハッキリしないためどういったものを収納するかが把握しにくい。そのため、クライアント様によっては知り合いの整理整頓のプランナーの方ともお話をしながらプランニングをすすめることも多い。

リフォームによってリビングをスッキリさせるため壁面収納にしまうモノについて考える

リビングは家族が集まる憩いの場。そのため、整理整頓しやすい収納計画が重要になってくる。

奥行を浅くすることによって取り出しが容易になるというのは収納の基本で、ムダを省くことができます。

また奥行を浅くすることによってリビングスペースを有効的に使うことができる。

テレビ、オーディオなどを上手く収め、空間をスッキリさせるためには、CDやDVDなどたくさんあるものは、露出させるより引き出しなどにしまう。

するとスッキリ見えるだけでなくおしゃれな壁面をつくることができます。では、リビングの壁面収納にしまうものを含めて具体的に考えていきましょう。

1.日常的なモノはリビングの壁面収納にしまうリフォームプランに!

TVなどを設置する壁面収納は、いつも視線が集まる場所です。

視線が集まる場所は、ゴチャゴチャとモノを置きすぎないでスッキリさせておくほうが、見た目だけでなく気持ちも落ち着きます。

リビングには、家族のアルバムや趣味の雑誌など比較的大きな雑誌類は、下部の棚にしまうようにする。そのため、収納の奥行寸法を考える。

リビングは家族の憩いの場であるため、色々なものが散乱する。電池や爪切り・ハサミ、テープなど日常的に使う引き出しを下部の棚の並びに設けると出し入れしやすく、まとめやすい収納棚をつくることができます。

時間帯によって、主婦の趣味の場となるリビングにはアイロン掛けや裁縫セットなどをしまえる棚も設けたい。

(過去のプランニングの経験から主婦の方によって、趣味やアイロン掛けなどの置き場所が違います。ダイニングに設けたいという方もいればリビングがいいという方もいらしゃいます。現在の生活環境もふまえて、リフォーム後は作業場所をどこにしたいかを考える。その近くに収納スペースを設けるという考え方が確実です)

2.リフォームして書斎や子供の勉強スペースを作るならとこに?

過去の経験から、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭のリフォームプランを作成する時、勉強スペースをリビングかダイニングに設置したいという要望をよく聞きます。

こどもの勉強スペースを工夫することによってご主人の書斎にもなりますし、奥さんの趣味の場にもなり、多目的に活用することができる。

当サイトの過去の実績から、子供の勉強スペースの場所については、リビングよりキッチンに近いほうにまとめるようプランを作成しています。理由は、子供が学校から変える時間帯は、奥さんがリビングにいるよりキッチンにいるほうが長いからです。

LDKがまとまった空間であれば、キッチンに近い場所に。DKとリビングが分かれているならDKの空間内に勉強スペースを設けるプランとしています。
リビングはテレビがありますし、子供が学校から帰って勉強する時間帯に、お母さんが近くにいる場所を第一優先に考えるとキッチンとなりこの空間が勉強スペースとして最適と考えています。

3.リビングで脱ぐことが多い洋服類は壁面収納にしまう?

上記でも記載していますが、学校や仕事から帰って一番に入る部屋がリビングという方が多い。帰宅するとソファやダイニングテーブルにバサっと服を置く。

テレビなどを設置する壁面収納に服をしまえるようにしたいということを何度か言われたことがあります。
ご家族の人数にもよりますが、ハンガー掛けを取り付けて服をしまうとなると、かなりのスペースを要します。

また、動線についても考えなくてはいけません。くつろいでいるそばで、忙しそうに服を着たりされると嫌になりますよね。収納を考える時は動線計画も重要になってきます。

そのため、リビングで脱いで置くことが多い服(コートやスーツ、制服などの上着類)は玄関付近の収納スペースにまとめることをすすめています。

4.リビングの壁面収納にコレクション類の展示はあり?

リフォームプランを計画する中でコレクションの展示の仕方について聞かれることがあります。

数多くのコレクションがある場合、リビングとは別の場所に展示するのが良いでしょう。又は、コレクションを展示するための空間をつくることです。

テレビなどを置く壁面収納に展示するのもいいですが、その場合は数を限定するほうがインテリアとしては上手く仕上げることができます。

少数を展示するのはいいですが、スペースが有り余ってるからといって、あれもこれもと展示するとデザイン的にまとまりのない壁面となります。

5.リフォームに合わせて壁面収納内にエアコンをしまう


リフォームやリノベーションに合わせて天井カセットタイプにすると一番スッキリしますが多くのご家庭では、現在使っているエアコンを流用します。

この場合、冷媒管のみを隠すだけであっても見た目は変わりますが、壁から露出したエアコンを隠すようにガラリを取り付けることでスッキリ見せることができます。

エアコンを壁面収納に組み込む時、注意が必要です。

エアコン本体の取り替えを考慮して、余裕のあるスペースを確保することです。

6.DIYリフォームで壁面収納をつくるなら樹種を選ぶこと!

今では、DIYでつくる方が増えているのもありホームセンターでは、そういう方にあわせて色々な工具が売られています。

ネットでも取り寄せることができ、木の種類にしても豊富。

壁面収納といった家具を作るにあたって木の種類を選ぶことは大切なこと。理由は引き出しや扉などは精度が求められるからです。

狂いの多い木材を選んでしまうと引き出しの出し入れや扉の開閉が困難になってしまいます。
建材として使われる木には、

  • 欅・栗・桜といった広葉樹
  • 杉・桧・マツ・サワラといった針葉樹

の2つに分けられます。

温かさを感じ肌触りが良いのは、針葉樹。

しかし柔らかいので傷がつきやすい。

DIYリフォームによって壁面収納など家具をつくる場合には、硬い木の広葉樹が良い。施工精度がだしやすいからです。

針葉樹は、上記にも記載しているように温かみがあるのですが、傷がつきやすく柔らかい。また汚れが染み込みやすいということを考えると家具として使うならタフさに欠けていると捉えています。

7.壁面収納は造作(オーダーメイド)か既製品で悩む

リビングに設ける壁面収納は、色々なモノをしまうため機能性が求められる。この機能性を求めるなら造作(オーダーメイド)が最適。

デザインにしても同じことが言えます。

既製品は、サイズ・デザインが決まったいます。パーツを組合せることで収納スタイルを変えることができます。

しかし、機能性という面から見て、あなたの生活スタイルや家族構成などに応じた壁面収納にならないことも多い。

既製品を選ぶメリットは、費用にあります。造作(オーダーメイド)に比べると費用は安くなります。

壁面収納を造作(オーダーメイド)にするか既製品にするかを決めるにあたって、まずは優先順位から考えてみてください。

リビング空間を第一優先に考えたリフォーム計画であれば予算に合わせて造作(オーダーメイド)の設計プランを進めていくといいでしょう。

一方、他に優先すべき工事内容がある場合、既製品を選び、その収納スタイルにあなたの生活スタイルを合わせていくという考え方となる。

求めるとキリがありません。そのためどこで線引きをするかが重要になってきます。

線引きをするためには優先順位を明確したリフォーム計画が求められます。

リフォームによってリビングに設置する壁面収納の姿図

以下に姿図をのせています。

造作(オーダーメイド)やDIYによる壁面収納を考えている方はアイデアの参考にしてください。

壁面収納をあなた自身で考える場合は、予算のことや既製品・造作(オーダーメイド)・DIY・デザイン・機能性などといったことは一旦、忘れて以下の図面を参考に収納棚がどのくらいあれば良いかを考えてみてください。そうすることによって、引き出しの収納がどのくらいあれば良いか。扉付きの収納棚はどのくらい必要かが具体的に把握しやすくなります。予算や既製品・造作などについて色々考えてしまうと混乱し面倒になって適当に考えてしまうことがあります。そのためシンプルに考え、まずは一番重要な収納するモノをしっかりと把握することです。

一般的なリビングの壁面の大きさとして、W(幅):3mで天井高は2.4mと設定しています。あなたがお住まいのリビングに応じて幅や高さを修正してください。

このスタイルを基本として、あなたの生活スタイルや家族構成・収納するモノに応じて収納棚を減らしたり追加してください。

テレビの大きさも重要になってきます。リフォームにあわせてスピーカーやテレビといった電化製品を買い換えるのであれば、必ず買い換えた後の電化製品の寸法を基準に割付けすること。上記の壁面収納の費用の目安は既製品で30万円~。造作(オーダーメイド)であれば50万円~。引き出しや扉などをたくさん付けることで費用は高くなります。

コレクションを上手く展示したいのであれば、間接照明の活用を検討するなど、壁面収納の基本形ができたら、次にデザインを考え壁面収納のラフスケッチを仕上げる。


最後に予算に合わせて既製品でいくか。造作(オーダーメイド)でいくかを決める。

  • 既製品でいくい場合には、仕上げたラフスケッチをもとにパーツを組合せる。
  • 造作(オーダーメイド)で進めるなら設計者にラフスケッチを渡す。
DIYを検討している方は、既製品(オーダーメイド)とDIYとのコラボもありです。予算が限られている場合、既製品のパーツの中にDIYによってこだわりを見せるというのも一つの方法となります。

予算によって諦めなくてはいけないこともあります。

割り切らなければいけない中でいかに柔軟性のある考え方でリノベーション(リフォーム)プランを考えられるかが腕のみせどころとなり一から考えることができる新築との大きな違いでもある。