リビングの壁面収納リフォームプランを固める4つのポイント

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リビングをおしゃれにするだけでなくスッキリと見せることができる壁面収納。

色々な実例を見てるけど、自分にあった収納プランがいまいち分からない。

リビングは、ダイニングに比べて用途がハッキリしないため、どういったものを収納するかが把握しにくい。

そのため、整理整頓のプランナーの方とお話をしながらプランニングをすすめることも多いんです。

このページでは、多目的空間であるリビングに壁面収納計画する時に押さえておきたいポイントについて詳しく解説しています。

実用的で素敵な壁面収納のアイデアづくりに役立ちますのでぜひ最後までご覧ください。

リビングの壁面収納リフォームプランの考え方

上記のプランは実用的な壁面収納プランです。

このレイアウトを参考に、あなたの生活スタイルや家族構成・収納するモノに応じて収納棚を減らしたり追加してみてください。

収納場所のレイアウトについては、これから詳しく解説していきます。

日常的なモノは下部の収納棚にしまう

日常的に使うモノは下部の収納棚(引き出し)の並びに設けると出し入れしやすくなります。

日常的に使うモノ:爪切り、ハサミ、テープ、リモコン、メモ帳、筆記用具など。

また、家族のアルバムや趣味の雑誌など比較的大きな雑誌類も、下部の棚にしまうようにするほうが出し入れしやすくなります。

趣味の場ともなるリビングには、趣味で使うモノがしまえる棚も設けたいですね。

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭ですと、お子さんおもちゃも下部の収納棚に。

同様に、ペットの遊び道具なども下部の収納棚にしまえるようにすると、すぐに片付けられるようになります。

リビングで脱ぐことが多い洋服類は壁面収納にしまう?

リビングの壁面収納内にハンガー掛けを追加するのも機能性としてはありかもしれません。

ただ、くつろいでいるそばで、忙しそうに服を着たりされると嫌がる人が多いです。

ミキッテンダー

収納を考える時は動線計画も重要。

リビングで脱いで置くことが多い服(コートやスーツ、制服などの上着類)は玄関付近の収納スペースにまとめることをすすめています。

リビングの壁面収納に勉強スペースを作る

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭のリフォームプランを作成する時、勉強スペースをリビングかダイニングに設置したいという要望をよく聞きます。

「子供は、家族と一緒でリラックスするから集中できる」ということから積極的にリビング学習を取り入れる親御さんが多いからです。

お子さんだけでなくご主人の書斎にもなりますし、奥さんの趣味の場にもなり、多目的に活用することができます。

リビングやダイニングに設置する勉強机のレイアウトについては「リフォームする際ダイニングに学習机。レイアウトはどうする?」で詳しく解説していますので興味のある方は参考にしてください。

リビングの壁面収納にコレクション類の展示はあり?

リフォームプランを計画する中でコレクションの展示の仕方について聞かれることがあります。

数多くのコレクションがある場合、リビングとは別の場所に展示するのが良いでしょう。

又は、コレクションを展示するための空間をつくることです。

テレビなどを置く壁面収納に展示するのもいいですが、その場合は数を限定するほうがインテリアとしては上手く仕上げることができます。

少数を展示するのはいいですが、スペースが有り余ってるからといって、あれもこれもと展示するとデザイン的にまとまりのない壁面となります。

壁から飛び出たエアコンを壁面収納でまとめる

壁面からボコっと飛び出ているエアコン本体。見栄えはよろしくない・・。

ということで、壁面収納内にエアコン本体を隠す。方法は、ガラリを取り付けることでスッキリ見せることができます。

エアコンを壁面収納に組み込む時、注意が必要です。

エアコン本体の取り替えを考慮して、余裕のあるスペースを確保することです。

電化製品を買い替える場合

テレビなど電化製品の大きさも重要になってきます。

リフォームにあわせてスピーカーやテレビといった電化製品を買い換えるのであれば、必ず買い換えた後の電化製品の寸法を基準に割付けてください。

壁面収納リフォームプランが予算オーバーの場合

予算オーバーをした場合、以下の方法で対策していきます。

  • 樹種のグレードを下げる。
  • 収納棚を減らす
  • DIYでできる所は自作
  • ガラス、扉をなくす

これらによってコストカットしていきます。

LDKリフォームを計画している方は「【LDKリフォーム費用の相場】和室を撤去し壁面収納でおしゃれに」で大方の予算感を掴むことができます。

注意点

テレビを置く天板、下部収納の扉など普段、よく手にする部分は傷がつきやすいです。

樹種のグレードを下げることによって傷がつきやすくなる場合があります。

そのため、場所に応じて樹種のグレードを選ぶ必要があります。

扉で隠れてる収納棚内部は、普段は見えないのでグレードを落しても問題ありません。

既製品+DIYリビング壁面収納リフォーム

壁面収納を全て既製品で仕上げるのではなくDIYを組み込む。

例えば、扉付きの収納ボックス(既製品)にDIYで棚板を取り付ける

  • 既製品・・扉付きの収納棚
  • DIY・・棚板

各パーツを組み合わせることで、安くてオリジナリティあふれる壁面収納ができあがります。

収納製作のDIY動画

こちらのDIY動画では、壁面収納リフォームとは違い押入れを使った収納。デザインや考え方はとても参考になります。「既製品とDIYを組み合わせる壁面収納」に通じるものがあります!
詳しくはコチラ⇒(音声に注意!)
一からDIYで壁面収納を作ってみようと思う方は、この動画「手作りで巨大テレビボード作ってみた!」。人気YouTuberカズさんの動画です。
詳しくはコチラ⇒(音声に注意!)
「100均で作るオシャレ棚!道具いらず!」というタイトルの動画。合計600円で簡単に作れる収納ボックス。これ、けっこうインテリアとして応用が効きそうだけど強度が心配だ・・。
詳しくはコチラ⇒(音声に注意!)
工夫のあるテレビ台をDIYで製作。長ねじを使ってるところがとても面白い。器用に仕上げてるな~!
詳しくはコチラ⇒(音声に注意!)

DIYリフォームで壁面収納をつくるなら樹種選びが大切

れています。

ネットでも取り寄せることができ、木の種類にしても豊富。

壁面収納といった家具を作るにあたって木の種類を選ぶことは大切なこと。

理由は引き出しや扉などは精度が求められるからです。

狂いの多い木材を選んでしまうと引き出しの出し入れや扉の開閉が困難になってしまうだけでなく傷がつきやすいといった欠点もあります。

建材として使われる木には、

  • 欅・栗・桜といった広葉樹
  • 杉・桧・マツ・サワラといった針葉樹

の2つに分けられます。

温かさを感じ肌触りが良いのは、針葉樹。しかし柔らかいので傷がつきやすい。

DIYリフォームによって壁面収納など家具をつくる場合には、硬い木の広葉樹がおすすめです。

施工精度がだしやすいからです。

針葉樹は、上記にも記載しているように温かみがあるのですが、傷がつきやすく柔らかい。

また汚れが染み込みやすいということを考えると家具として使うならタフさに欠けていると捉えています。

リビングの壁面収納をオーダーメイドにするか既製品かで悩む

既製品とオーダーメイドのメリット・デメリットについて、以下にまとめました。

既製品収納家具のメリット・デメリット

既製品のメリット

価格が安い

既製品のデメリット

寸法・デザインが決まって自由が効かない

既製品のデメリットを失くす方法は、パーツを組み合わせたり、DIYリフォームを取り入れることで自由度が増します。

ただ、これは、器用でないとできない技。

なので、寸法の調整をしてくれるメーカーで既製品を購入するほうが現実的です。

リビング壁面収納を取り扱っている通販サイト

オーダーメイドのメリット・デメリット

■メリット

自由度が高い

■デメリット

価格が高額になりやすい

壁面収納の機能性を自由に計画できるのが、オーダーメイドのメリットですが、費用は高くなってしまいます。

費用は、製作会社によって大きく変わってきますので、リフォーム会社に相談してみると、もしかしたら安くで製作してくれる家具屋さんを紹介してくれるかもしれません。

オーダーメイドの家具については「」で色々と紹介していますのでぜひ参考にしてください。

まとめ:リビング壁面収納リフォームプランについて

    • 日常的に使う物は、出しやすいように下部の棚にしまうレイアウトにする
    • 収納棚の中に机を設けるのもあり。子供の勉強だけでなく仕事にも使える
    • 上着などの洋服類は、リビングではなく玄関付近のクローゼットにしまう
    • ゴチャゴチャとモノが散乱すると落ち着かないのでコレクション類を飾るなら限定する。

(限定することによってインテリアとして機能する)

  • リビングに壁面収納を設置するならエアコンの移動も考えると良い。
  • DIYでつくるなら、どの樹種を買えばよいかは知っておくほうが良い
  • 収納性やデザインの自由度は、オーダーメイドだけど既製品にDIYを組み合わせることで自由度を高められる。
  • どこに何をしまうか?ある程度のレイアウトを考えることで収納棚がどれだけ必要か分かりやすくなる。