家の外壁が黒色ってモダンでおしゃれ。
でも
- 我が家の外壁に黒色はあうだろうか
- モダンになるどころか失敗しないだろうか
- 注意すべきことはあるだろうか?
気になって調べている最中ではないでしょうか。
このページでは、そんな悩みを解消するため、「完全再現」黒色をベースにしたおしゃれな外壁にする4つの技を実際の家の写真を使いながら分かりやすくお伝えしています。
まずは、どのワザがあなたにマッチしているかを確かめてください。
後半には、注意すべき事もまとめていますので合わせてご覧ください。
「黒色が映える家にしたい」という人にピッタリの内容になっていますので、新築・外壁塗装の計画がある方は楽しみながらご覧ください。
黒色の外壁をおしゃれモダンに表現する4つのワザ
黒色といっても色々な表現方法がありますが、ここでは、誰でも再現しやすい以下の4つのワザに絞ってお伝えしていきます。
- 一色づかい
- 一か所アクセントカラーをいれる
- 和風モダン
- 黒色をベースにバランスよく配色
では、どういうものか見ていきましょう♪
【1】黒一色のおしゃれモダンな外壁にするなら
お家を黒色の外壁にする場合、ツヤは極力避ける。
黒色は、重厚でモダンな印象を与えます。
でも、艶があり過ぎると、重厚さが損なわれやすい。
たまにツヤがあり過ぎるお家をみますが、安っぽく見えて勿体ないなと思ったりします。
なので5分ツヤ以下の3分ツヤ・ツヤなし(マットな仕上がり)がおすすめです。
マットな黒色の外壁
艶をほとんど感じさせない黒色の外壁。
バルコニー手摺も黒色なので建物は黒で統一されています。
黒で統一された建物に外構の白色・植木の緑色がモダンをより醸し出してます。
黒色の平屋の外観
シンボルツリーが映える黒色の平屋。
このお家は窓枠のみシルバーで、他は全て黒で統一されています。
サッシが特徴的なマットな黒色の外壁
赤色の窓サッシが特徴的なお家。
このお家も艶を感じさせない黒色の外壁です。
【2】黒色の外壁にワンポイント白色を加えておしゃれ度アップ
こちらも難しいことはありません。
黒色の外壁にワンポイント白色を組み合わせるだけで、柔らかさが加わります。
例えば、玄関部・軒裏など。
「外壁を黒色にしたい!でも、硬すぎないかな~」
と不安に思っている方は、この方法がピッタリです。
黒色の中に白色
黒色をベースに外壁に一部(玄関部)白色を加えています。
軒裏(ブラウン)・玄関(ベージュ)を板張りにすることで和モダンな外壁になりました。
上記でお伝えしました、黒一色の外壁と見比べてみてください。
硬さが取れて柔らかく見えると思います。
黒色の外壁、白色の破風
屋根・外壁は黒で統一。破風、軒裏のみ白色。硬さが和らいで爽やかな外観に仕上がっています。
色を一部変えるのは、難しいことはありません。
玄関部や軒裏などにワンポイント白色を組み合わせるだけです。
黒色の外壁、白色の玄関部
建物全体は黒色。玄関部のみ、白色のお家。
色を一か所変えるだけで硬さが取れます。
【3】黒色の外壁にブラウンを加えて和風モダンの完成
黒色にブラウンやベージュはとてもマッチします。
和風モダンが好みという方には、特におすすめで、趣深い外壁に仕上がりますよ。
外壁(黒色+ブラウン)
プライバシーの確保を狙った擁壁の高さや、擁壁と外壁の配置・色の組み合わせが絶妙です。
もようの入ったコンクリート打ち放しが味わい深いですね。
黒色+ブラウン
黒色とダークブラウンを組み合わせたクラシックモダンなお家。
建物が厳格なのに対し外構を柔らかくすることで硬すぎず良い感じに仕上がっています。
黒色+ブラウン
黒色をベースにした外壁にワンポイント、軒裏(破風)をブラウンにしただけでもイメージは大きく変わりますよね。
黒色+ブラウン
黒色をベースに軒裏と一部の外壁にアクセントとなるブラウンを組み合わせています。
黒色+ブラウン
外壁にも一部(ルーバー調)ブラウンが加わっていますが、軒裏だけでも和風モダンに仕上がります。
破風は黒色でもいいかもしれませんね。
黒色+ブラウン
外壁は黒色。
軒裏・破風をブラウンに。
横樋が走ってブラウン色の破風が完全に隠れてしました。
破風にこだわった色を加える場合は要注意です。
【4】黒色をベースにバランスよく色を組み合わせる
上記の3つより少し難易度アップ。
バランスを見る必要があるからです。
ただ色を変える場合は、法則があります。
それは、凸凹がある所で色を変えるという法則。
でっぱった部分、へこんだ部分で色を変えていくと上手く変化を付けられます。
後は、面積的なバランスを見れば、失敗することはそうありません。
濃いブラウン色+白色
モノトーンは、膨張色(白色)と収縮色(黒色)の代表的な組み合わせ。
凹凸を境界に色を変えることで、バランスよく色を組み合わせることができます。
黒色、白色、ブラウン
白色・黒色・ブラウンの組み合わせはとても相性が良いですね。
ベースは黒と白のモノトーン仕上げ。そこにアクセントカラーのブラウンが上手くマッチしています。
ブラウン、黒色
板張りの外壁をベースにアクセントカラーの黒色。
和風モダンの代表といってもいいですね。
和風な外観には緑の植栽がよく合います。
黒色、白色、グレー
黒色の外壁をベースに白色のアクセント。
ポスト前をグレーのタイル調の外壁にしているのもおしゃれですね。
黒色、白色、ブラウン
白色、板張り(ブラウン)、黒色は、組み合わせ方にもよりますが、おしゃれにきまります。
色を組みあわせる場合、軒下はブラウン。外面は白色。窓サッシや柱は黒色。
というようにパターンを決めると上手く仕上げることができます。
お家の外壁を黒色にする場合の注意点
注意すべき内容が2つあります。
- 汚れや、色褪せが目立ちやすい
- 熱を吸収しやすい
汚れや、色褪せが目立ちやすい
黒色は埃や水滴のシミといった汚れが目立ちやすい。
また、耐用年数を超えると次第に黒色が褪せていきます。
色褪せると黒色の場合は、目立ってしまいます。
そのため
- 真っ黒ではなく少し薄めの黒色にする
- 低汚染性塗料(汚れを雨で洗い流す)
といった対策が必要です。
真っ黒よりも、少し薄くすることによって汚れが目立ちにくくなります。
外壁の汚れ対策については「汚れが目立たない外壁の色は?【塗装前に必見の5つの事】」で詳しくまとめています。
外壁の表面温度が高くなる
黒色は熱を吸収しやすい色です。
そのため外壁の表面温度は、高くなってしまい、このことが原因で化学反応がおこり、塗膜の劣化が進んでしまいます。
(塗膜の劣化が進むと色褪せしやすくなります。「色褪せない外壁の色は?【知らないと損する5つの事】塗装前に要確認」)
弾性塗料は、外壁表面温度が高くなることで、熱膨れしやすくなります。
編集者の家は、弾性塗料を使っていたので塗り替え時、大変な思いをしました。
熱を吸収しやすい黒色を塗ると2~3年後には、施工不良になる可能性があるため要注意です。
熱膨れに関しては「【実録】スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ」で詳しくまとめています。
また、赤外線を吸収しやすいことにより、その分、建物内部に熱を放射することになります。
建物内部の温度上昇を招き、冷房負荷が増えエネルギー効率に影響を及ぼす可能性があるため
- 遮熱塗料
- 断熱塗料
を使い、外壁表面温度が上がらなくする対策が必要です。
黒色はツヤが目立ちやすい
黒色は他の色に比べてツヤが目立つ色です。
上記でもお伝えしていますが、黒色の外壁はマットな仕上がりのほうが高級感が出やすいです。
逆にツヤが強すぎると、安っぽいお家に見えてしまうので、ツヤをつける場合には、7分ツヤ以下に抑えることをおすすめします。
まとめ
外壁を黒色にする場合
- 艶はできるだけ控えめに
- 汚れ・色褪せ対策をする
・少し薄めの黒色にする
・低汚染性塗料を使う - 表面温度の対策
遮熱塗料又は断熱塗料で外壁表面温度を抑える
黒色の外壁を好む方は、クールなイメージが強いネイビー色と悩むことが多いです。
外壁をネイビーで塗ったお家の外観は「クールなネイベー色の外壁をもっとおしゃれに」でまとめています。