マンションや戸建て住宅のリノベーション(リフォーム)を考えている方からよく質問を受けます。

その質問内容は、工事を依頼する会社を決める時、基準などがあれば教えてほしい。

工事計画を進める上でこの依頼先の選定は非常に重要です。ただ、この基準となるボーダーラインを定めるのは非常に難しい。

理由は、予算・現状の状態・プランなどが工事計画をしている人によって大きく異なるからです。

であれば、工事を依頼する会社を適当に選んでいくしかないのか?ここでは、このことについて、これから詳しく掘り下げていきますので役立ててください。
ただ、この記事を参考にして頂く際に一つ条件があります。

以下の記事を参考にする場合は、最初から1社に絞り込まず、複数の施工会社(3~5社)にの話を聞きながら絞り込んでいくこと。

最初から1社に絞りこんでしまうと「基準」が分かりません。しかし複数社を比較することによって工事金額であったり施工会社との相性、アフターメンテナンスなどの対応を比べ「基準」を知ることができます。

では、リノベーション(リフォーム)工事を依頼する施工会社の選び方について具体的にしていきます。

1.リノベーション(リフォーム)工事を依頼する施工会社をどこから探せばいいの?

  • 施工会社のホームページ
  • 施工会社を探すことができるサイト
  • タウンページにある地元の工務店やリフォーム会社
  • チラシや雑誌の広告
  • 近所の方からの紹介
  • 過去に工事を依頼したことがある施工会社

インターネットの環境が整っているご家庭であれば簡単に施工会社のホームページを見ることができます。

地元の工務店やリフォーム会社をインターネットを使って探す時どのように探していますか?

GoogleやYahooの検索ボックスに
「リフォーム会社」あるいは「リノベーション会社」「設計事務所」

といったキーワードを入れて検索していますか?

この方法は間違いではないですが地元の施工会社を検索する場合、良くありません。

地元の工務店やリフォーム会社を探す時には
「住んでる地域+リフォーム会社」あるいは「住んでる地域+設計事務所」
というふうに2つのキーワードを入力しましょう。

住んでる地域というのは市町村レベルでいいです。例えば神戸市・横浜市・福岡市などです
「横浜市 リフォーム会社」
と検索ボックスに入力し検索することによって、横浜市にある工務店やリフォーム会社を手っ取り早く知ることができます。(もっと広い範囲で施工会社を探したい時には「東京都」「神奈川県」「大阪府」「福岡県」など都道府県を使い検索しましょう。)

インターネットを使って探す場合、地元にある施工会社のホームページ以外に最近では施工会社を探す便利なサイトがあります。

そのようなサイトを利用するのも良いでしょう。

インターネットを使わずに施工会社を探す場合、タウンページが役に立ちます。しかし、電話番号しか載っていないので、「どのような会社なのか」分からずに問い合わせないといけません。

その点、ホームページがある会社であれば、問い合わせをする前にその会社についてある程度は知ることができます。

雑誌やチラシを見て施工会社に連絡するというのも一つの方法です。

チラシの場合、電話番号は書いていても住所が記載していないものがあります。悪徳業者はチラシを使うことがあり、チラシに住所が記載していないのは問い合わせしないほうがいいです。
悪徳業者に関して対策を知らない方は以下をご覧ください。
騙されないために!悪徳リフォーム業者の手口と対策

あなたの知り合いがお気に入り(過去に工事しもらったことがある)の工務店(建設会社)などを紹介してもらうというのも良いですが注意が必要です。

リノベーション(リフォーム)工事は相性が大切です。知り合いの方は相性がマッチしたとしてもあなたがマッチしないということもあります。後で断りにくいという状況を回避するため、工事を依頼する候補の一つとして紹介してもらいましょう。

住宅やマンションのリノベーション(リフォーム)を計画するにあたり、工事を依頼する会社を選ぶのは非常に重要です。

施工会社を探す段階から一社に絞らず複数社(3~5社)から一社に絞り込んでいきましょう。

相見積りからリフォーム会社を選ぶ

リノベーション(リフォーム)工事を依頼する会社を絞り込むにあたって重要な判断基準となるのが見積金額です。

複数の施工会社から見積を取り寄せることを相見積りと言い、それぞれの施工会社から出された見積金額を比較します。
相見積りを取るとき気をつけたいことがあります。
「気をつけたいこと」について
相見積りでリフォーム費用を比較する時に重要な8つのポイント
で詳しくまとめているのでご覧ください。

見積書を比較する時に注意したいのが金額だけを見て決めないことです。では、工事金額以外にどのようなポイントを見れば良いのでしょうか?

見積書に記載されてる工事費用以外に注意深く見ておくべき4つのポイント
  1. 要望や予算に対してマッチした提案であるか
  2. 見積の内訳を詳しく記載している
  3. 見積内容を分かりやすく説明してくれる
  4. 大きく予算オーバーしている工事金額を一気に下げる

これら4つのポイントは下記に記載している「外せない6つの条件」と合わせて覚えておきましょう。

4つのポイントについて詳しく記載していきます。

1、要望や予算に対してマッチした提案であるか

住宅やマンションのリノベーション(リフォーム)計画を進めるにあたってまずプランをまとめることから始めます。あなたの要望を上手く聞き取り、その要望をプランにまとめることができるか。

プランの方向性が決まる非常に重要な過程で提案力をここで見ていきます。同じ内容を伝えても提案してくる内容は施工会社や設計事務所によって異なります。あなたが伝えた要望に対しマッチしたプランを出してくるかをみましょう。
この次が重要です。要望に沿ったたプランのほとんどが予算を超えます。

部分的な小さいリフォーム工事であれば要望を聞き見積書を作成する前に予算内に納まるかどうかの判断ができます。しかしリノベーションのように間取りの変更などを含む複雑な工事になってくるにしたがって「要望をまとめたプラン」と「予算」の関連性があやふやになり工事費用が分かりにくくなります。

そして、工事費用を知るため見積を取ったら予算オーバーということを知ります。

リノベーションのような大規模な工事の場合は予算オーバーは当たり前と捉えること。そしてプラン変更を繰り返し予算に近づけていきます。

重要なのはプラン変更の提案力です。

予算オーバーによるプラン変更は要望を削ることになります。

ただ単に削るだけのプランにするのか。それとも削るプラン変更の中で発想を変えたプランを生み出すか。提案力がここで試されます。

2、見積の内訳を詳しく記載している

正式見積書は工事内容に添って拾い出しまとめるので内訳が詳しくまとめられます。この内訳を見て工事内容を確認することができます。

しかし、内訳を記載せず一式でまとめる見積書もあります。一式でまとめられると、どのような工事内容が含まれているのか明確に知ることができません。もし一式でまとめられた見積書をだされたら、どのような工事が含まれているのか知りたいので内訳も明記してくださいと頼みましょう。

3、見積内容を分かりやすく説明してくれる

見積書をクラアイント様に提出した施工会社は見積書にどのようなことが記載されているのか図面と合わせて説明をします。

恐らくこの見積書に対する説明の中に専門用語などがあるため施工会社の方の説明が分かりにくいことがあります。そういう時は、遠慮せずに分かりにくいので具体的に説明してくださいと伝えましょう。

この時の態度が悪い。また、見積書に対する説明でごまかしているような施工会社は候補から外します。

このやり取りによって見積書に記載している内訳の内容を詳しく知ることができるだけでなく、相性が合うかどうかを知ることもできるのです。

4、大きく予算オーバーしている工事金額を一気に下げる

見積書を見ることで、予算内に納まっているかどうかの判断をすることができます。

金額がどの程度予算オーバーしているかにもよりますが、大きくオーバーしている中で、一気に見積金額を下げる会社は要注意です。

工事はものではなく、材料があり人が動いてできるものです。なのに、一気に見積書に記載されてる金額を下げるのは必ずどこかで調整してきます。

見積書を改めて作成せず一気に見積金額を下げるような会社は信頼性がないと割り切ることです。
見積書を確認する時に知っておきたいことがあります。
見積書の確認すべきポイント<リフォーム・リノベーションの費用を知るために>
ではそのことについて詳しくまとめています。

リフォーム会社を選ぶ外せない条件

複数の工事を依頼する会社を1社に絞り込むにあたって外せない条件をこれからお伝えしていきます。
  1. 建設業の登録はあるか
  2. リノベーションやリフォームの実績
  3. プランに対してマッチした施工会社を選ぶ
  4. 工事後のアフターメンテナンスの対応
  5. 施工会社が近場にある
  6. 住所・電話番号の記載がある

上記にあげた1~6の条件について詳しく解説していきます。

1、建設業の登録はあるか

500万円以内のリフォームであれば、建設業の許可を取得しなくても営業や工事を行うことができます。質の低い工事で済ます業者や悪徳業者は、建設業許可を持っていないので施工会社を絞り込む判断基準になります。

(建設業許可がない施工会社でも、質のいい工事をする会社もあるので一つの判断基準として覚えておきましょう。)

2、リノベーションやリフォームの実績

ホームページなどがあれば、経験や実績を知ることができますが、多くの工務店・リフォーム会社は持っていません。

経験や実績が分からない場合、提案内容・見積金額・直接会ってのやり取りから判断していく必要があります。

中でも提案内容はしっかりと見ておくことです。多くの方は見積金額にばかり意識が行きます。経験や実績を多くこなしている施工会社は多くのクライアントと話ており知識が豊富なので、提案内容に反映されます。

3、プランに対してマッチした施工会社を選ぶ

住宅やマンションの内装工事には大きく分けて2つあります。

  1. 大きく間取りを変えるリノベーション
  2. 部分的なリフォーム
あなたのもとにあるプランは2つの内どちらに属しますか?

大規模なリノベーションを得意とする施工会社。小さなリフォーム工事を得意とする施工会社があります。また戸建て住宅を専門としている。マンションを専門としている。

というようにプランにマッチした施工会社を選ぶ必要があります。部分的なリフォーム工事の中には浴室に強い・キッチンに強いといった会社もあります。

このように工事を依頼する会社はどこでも良いというわけではありません。

プランにマッチした施工会社を選ぶ必要があり、上記に記載している経験・実績が判断基準になります。

4、工事後のアフターメンテナンスの対応

住宅やマンションのリノベーション(リフォーム)は工事が完成して終わりではなく何か不具合が生じた時のことも考えておかなければいけません。

そこで、各施工会社のアフターメンテナンスの対応の仕方をしっかりと聞いておく必要があり絞り込む重要な判断基準にもなります。

5、施工会社が近場にある

施工会社を選ぶにあたって近場にあるかどうかもしっかりと見ておきましょう。

遠いと移動距離が増えるため工事金額に反映されますし、アフターメンテナンスの対応も遅れることになります。

6、住所・電話番号の記載がある

住所・電話番号の記載があるというのは当たり前のことです。当たり前のことなので見落としがちになってしまう。

上記で住所の記載がないチラシには要注意と記載しています。悪徳業者の可能性が大だからです。チラシの内容が「●●%引き」「半額」など記載されてるとつい電話やメールをしてしまうことがあるため注意しましょう。

まとめ

工事の依頼先を決める時、多くの方が悩みます。どのような基準で選べばよいかが分かりにくいからです。

しかし上記に記載しているポイントを押さえることで工事の依頼先が決めやすくなります。

マンションや住宅のリノベーション(リフォーム)を考えている方が決まって悩んでしまう6つの困り事

  • 間取りやデザインを含め建築家が考えるような素敵なプランを作成してほしい
  • ウチの住まいを要望通りに内装工事したら費用はどのくらい必要?
  • 近場にある何社かの施工会社(工務店・リフォーム会社など)を比較検討したい
  • どこに相談すればいいか分からない
  • 工事を依頼するかも分からないのに、現地調査を頼むのは気が引ける
  • 初めて問い合わせる会社に名前や住所など連絡先を教えたくない
  • プランや費用について相談したいけど、しつこい営業が心配で問い合わせできない

上記のような不安や疑問は工務店やリフォーム会社に連絡し具体的に話し合いをしなければ答えを得ることはできません。

しかし、しつこい営業を受けるといった心配することなく、見積依頼やプランニング・依頼先の選定などあなたのペースで納得しながら進めることができます。

まずは、どのように工事計画を進めるのか?どのようなところにメリットがあるのか?について知ってください。

工事計画の進め方については参考事例と合わせて読むことで理解が深まります。
参考事例

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