見積前の現地調査。実績が1番多い業者さん
ダンゴ-2

現地調査ってどういうことするのだろう

今回、現地調査に来られるのは、ヌリカエから紹介していただいた中で、施工実績が最も多い塗装会社さん。

来られた方は、職人をしていたけどケガによって現在は、営業を担当しているとのことです。

とても物腰が柔らかく話しやすかったです。

このページを見ることで、現地調査の様子を詳しく知ることができます。

外壁と屋根の現地調査

挨拶を済ませた後、まずは外壁の確認からスタート。

来られた業者さんと一緒に外壁をぐるりと回りました。

家は、築27年ほどでハウスメーカーが建てた戸建て住宅。

築27年も経ってる割りには、きれいな外壁であることに驚いていました。

現地調査では主に

  • 外壁の面積
  • 外壁の劣化症状
  • 屋根の劣化症状
  • 資材を仮置きするための場所
  • 足場の設置個所

などを見ていきます。

外壁の面積測定

多くの塗装会社さんは、距離を測るレーザー測定器で外壁の面積を測ります。

外壁の面積を測る時に役立つのが、図面です。

現地調査の時、もしあるのであれば図面(立面図・断面図・平面図)、仕様書(仕上げ表)を用意しておくことをおすすめします

そのほうが塗装会社(担当者さん)も喜びます。

担当者さんは、外壁の面積を把握するため、図面を確認し、寸法が確認できる図面をカメラ何枚か撮っていました。

外壁や屋根の劣化症状の確認

チョーキングはなく、コケを含め汚れのない外壁に驚いていました。

ただ、窓など開口部がある壁は、ボードの継ぎ目部分にクラックが入っているので早めの外壁塗装が必要との事です。

外壁確認後は、ドローンによって屋根の確認です。

GPSの電波が弱く、モニターに画面が映らないアクシデントが起きましたが、場所を移動することで問題は解決。

浮き上がるスピードの速さにびっくり。
その場で屋根の確認ができるのは、いいですね。

棟カバーの継ぎ目のコーキングが太陽光によってなくなっていることを確認。

継ぎ目部分から水が浸入して棟木が腐る恐れがあります。

仮に腐っていると、棟木も交換することになるため、費用は高くなります。

屋根の表面には、コケが生えていて枯れてる状態。

枯れたコケを放置していると、根っこから水分が屋根材に染み込んでいきます。

屋根材の裏側は、防水シートによって水が入らないようガードされてますが、劣化によってシートが脆くなると、屋根材に染み込んだ水が内部に侵入する恐れがあります。

資材の仮置き場や足場の設置場所

塗料であったり、屋根材を仮置きする場所が必要になってきます。

多くの場合、駐車場が資材の仮置き場になるため、駐車場に止めてる車を工事期間中は、別の場所に止めるよう塗装会社さんからお願いされます。

私の場合は1か月間、月極めの駐車場を借りました。

足場をスムーズに設置できるよう、外壁付近にある私物はどかしておくことをおすすめします。

外壁塗装と屋根カバー工法の予算確認

予算は200万円以内に抑えたい。
ということを伝えたところ、
「難しいかもしれませんが200万円を切るよう頑張ってみます。」

という返事をいただきました。

自社の職人であれば費用対策ができるようなので、塗装の時期にゆとりがほしいと言われました。

工事を急いでないので
「もちろんです!」
と了承しました。

現地調査は以上になります。

塗装会社の方と話すのは、最初と最後くらいです。

最初に挨拶。

最後に予算や要望などを伝える。

なので、こちらが気疲れするようなことはありません。

現地調査後の調査報告書がなかった

現地調査の時、とてもしっかりしてそうな印象を受けました。

なので、調査報告書の精度は高いだろうなと思っていましたが、ありませんでした。

あるのは屋根の写真のみでした。

優れた塗装会社さんは以下のような調査報告書を作成してくれます。

どのような劣化症状が出ており、どのような塗料で対策していけば良いか。といった内容が記載されています。

現地調査は非常に重要です。

この調査がおろそかだと将来、施工不良になる可能性が高いからです。このことについては「施工不良で悩みたくない!外壁塗装前の現地調査の時に見ておきたいたった1つの事とは」で詳しくまとめていますので現地調査の重要性について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

調査報告書がなかったことには、ちょっとショックでした。

外壁塗装の見積り金額は高い

続けて、どうして?と思うほど外壁塗装の見積書の価格が高かったです。

会社の仕様にもよるのでしょうが、㎡単価が他社と比べるとあまりにも高かったんです。

この塗装会社さんから提案されたのはウォールバリア水性Siです。

ラジカル塗料なので、㎡単価は約2,500円程度が一般的です。

この㎡単価は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。

しかし、塗装会社の見積書の内訳を見ると、㎡単価は約5,800円です。

倍以上も高い。

これにも啞然です。

現地調査で熱膨れを見抜けなかった

現地調査の時に熱膨れを見抜くことができませんでした。

私の家の外壁は弾性スタッコで仕上げられており、太陽熱によって塗膜が膨らんでいました。

塗装会社によっては、この劣化症状を見抜く事ができたのですが、この塗装会社は見抜くことができませんでした。

現地調査の時は頼りにないそうと思っていましたが、最初だけでした。

後は、ガッカリの連続です。

現地調査で良い印象の塗装会社が優れているとは限らない

現地調査の時、良い印象の塗装会社は頼りになりそうと思ってしまいます。

その勢いで契約しないよう十分に注意してください。

調査報告書や、見積価格、塗装会社(担当者)の打合せの時の態度を総合的に判断して契約するかを決めてください。

この塗装会社さんは、他の塗装会社の見積価格を聞いたり、契約を急がせるといったこともしてきましたので、一番最初にお断りしました。