外壁塗装に適した季節(時期)は?
外壁を塗り替える時は、いつ頃(季節)するかも考えといたほうがいいです!
不向きな時期(季節)にしてしまうと最悪、施工不良になる恐れがあるからです。
例えば、冬場。
寒すぎると塗料そのものに影響が出てきます。
ちなみに、我が家は10月(秋)頃にしました。
その理由は、外壁塗装に適した時期だったからです。
(詳しい体験談は、下記でまとめています。)
このページを見ることによって「外壁塗装をするべき時期」が具体的になります。
外壁の塗り替えをいつ頃しようかな?
と悩んでいる方には、特に参考になる内容となっていますのでぜひ参考にしてください。
外壁塗装前に要確認!塗り替えに適した時期(季節)の目安
月を季節事に分けると
- 「12月、1月、2月」
- 「3月、4月、5月」
- 「6月、7月、8月」
- 「9月、10月、11月」
の4つに分類されます。
それぞれの時期には、特徴があってこれからその特徴を詳しく掘り下げていきます!
「12月、1月、2月」塗り替え時期が冬の季節
冬の寒い時期は、塗料が乾きにくく、日照時間が短いため作業時間が短くなります。
雪や霜が原因で5度を下回ると溶剤塗料の場合は、艶飛び(つや引け)がおきやすく、水性塗料の場合は、塗料と水分が分離する可能性があります。
初期不良が発生することもあるので、気温が5度を下回る場合、工事ができなくなります。
「3月、4月、5月」塗り替え時期が春の季節
春の季節は、降雨量が少なく塗り替えに適した時期です。
なので、多くのお客様がこの季節を狙って、塗装会社に外壁塗装を依頼します。
塗装会社の予定が埋まる前に、連絡しておくのがいいでしょう。
「6月、7月、8月」塗り替え時期が夏の季節
5月末~7月初、中旬にかけて梅雨の季節。
それに、ゲリラ豪雨もあったりして、外壁塗装には、向いていない時期と言えます。
特に梅雨の時期は、湿度が上がり塗膜の水分が多くなって施工不良がおきやすくなります。
「9月、10月、11月」塗り替え時期が秋の季節
春と同様で秋も降雨量が安定している季節なので、外壁塗装に適した季節です。
上記でもお伝えしましたとおり、我が家の外壁塗装は秋におこないました。
多くの塗装会社いわく、外壁塗装の受注件数が一番多いのは春と言っていました。
秋は落ち着いつくようです。
ただ、秋は台風が来る場合もあり、外壁塗装の期間が伸びる可能性があります。
外壁塗装に適した時期は降雨量が安定する春・秋の季節
外壁塗装は、気候が安定する春・秋が最も塗り替えに適した時期です。
下記の表では、月ごとに
- ◎塗り替えに適した時期
- △塗り替えにやや適した時期
- ×塗り替えに不向きな時期
を表しています。
1月 | 不向き × |
気温が低い |
2月 | 不向き × |
気温が低い |
3月 | やや向いている △ |
|
4月 | 適している ◎ |
|
5月 | 適している ◎ |
|
6月 | 不向き × |
梅雨時期で高湿度 |
7月 | やや向いている △ |
中旬まで梅雨の可能性あり |
8月 | 不向き × |
気温が高い |
9月 | やや向いている △ |
中旬以降から適している |
10月 | 向いている ◎ |
|
11月 | 向いている ◎ |
|
12月 | やや向いている △ |
低気温には要注意 |
夏の季節は外壁塗装に不向き?
夏って不向きなの?
熱いから塗料が早く乾くんじゃない?
そう思いますが、外壁の表面温度が上昇しすぎると、塗装した後、塗膜の温度が上昇しすぎてひび割れを起こしたり、気泡が発生する恐れがあります。
上記の表で「不向き」としたのは、そのためです。
梅雨時期は塗り替えに不向き。外壁塗装するなら8月中旬以降
5月末~7月初・中旬までは梅雨時期です。
湿度が高くなり、この時期に外壁を塗装すると塗膜に水分が多くなり、施工不良が起きる可能性が出てきます。
外壁塗装するなら、高温の夏は避けて9月以降がおすすめです。
季節(時期)による外壁塗装に不向きな条件
季節的な要因で塗り替えに向かない条件をピックアップしました。
気温が5度以下の時期
気温が5度以下の場合、梅雨飛びや、塗料と水分の分離が起きる可能性があります。
後々、施工不良につながりやすくなるので、5度以下の作業は避けるに越したことはありません。
雨や雪が降る冬の季節
塗装の最中に雨や雪が降ると、塗料が薄まり色ムラが出る可能性が出てきます。
強風時
台風とまではいかないにしても、風が強いと塗料が飛散してしまう可能性があります。
塗装してる建物なら、別の塗料の色がついた場合でも、塗り直しがききます。
ただ隣地であれば、そうはいかないので、強風時は避けた方が良いです。
湿度が85%以上の時期
湿度が高すぎると、塗料が乾かないばかりか、密着性が悪くなることもあります。
後々、色むらであったり剥離といった施工不良につながるので、高湿度の作業は避けた方がいいです。
季節以外に外壁塗装したほうがいい時期(タイミング)の目安は?
外壁塗装したほうがいい目安は、現状の外壁の劣化症状から判断していきます。
どのような劣化症状かというと
- 色褪せ
- チョーキング
- 塗膜の膨れ
- 塗膜の剥がれ
- ひび割れ
- 外壁に付着するコケ
があります。
色褪せがおきるタイミング
経年劣化により、色が薄くなっていきます。
すぐに、塗り替える必要はありませんが、黒色やネイビー色はどうしても見栄えが悪くなります。
もし、気にされる場合は、外壁塗装することをおすすめします。
テ外壁の色褪せについて、もっと詳しく知りたい方は「色褪せない外壁の色は?」を参考にしてください。
チョーキング現象がおこるタイミング
外壁に触ると白い粉がつく劣化現象。
塗膜が劣化して、塗料に含まれる顔料がむき出しになると、この症状が出やすくなります。
目安として塗り替えるタイミングと判断するといいでしょう。
チョーキングについて詳しく知りたい方は「外壁のチョーキングとは?」を参考にしてください。
塗膜が膨れるタイミング
編集者の家の外壁は塗膜が膨れていました。
この膨れを放置すると、風船のように膨らんで、やがては剥がれていきます。
そのため、外壁塗膜に膨れが見られるようであれば、塗装するタイミングと考えていいでしょう。
編集者の家の場合は、特殊な下塗り塗料+遮熱塗料で対策しました。(詳しくは「スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ」で詳しくまとめています。)
塗膜が剥がれるタイミング
塗膜が剥がれると外壁材に紫外線や雨が直接あたることになります。
外壁材が傷むと柱など構造材に影響が出てくる可能性があるので、塗装するタイミングと言えます。
ひび割れが目立つタイミング
ひび割れの度合いにもよりますが、ハッキリと分かるひび割れの場合は、塗装会社さんに見てもらったほうがいいです。
よく見ないと分からない小さいひび割れでしたら、そう心配することはありません。(詳しくは「外壁のひび割れ【緊急度チェック】」で詳しくまとめています。)
外壁に付着するコケ
塗膜の防水性が失われるとコケが付着しやすくなります。
すぐに塗り替える必要はないですが、早いに越したことはありません。
まとめ(外壁塗装前に適した時期・季節)
外壁塗装に向いてる時期(季節)
- 外壁塗装に適した時期は、春・秋
- 夏(7月・8月)はあまり外壁塗装向きではない
- 冬(1月・2月)は、塗り替えに向かない
- 梅雨の時期は不向き
塗り替えのタイミング
- 色褪せ
- チョーキング
- 塗膜の膨れ
- 塗膜の剥がれ
- ひび割れ
- 外壁に付着するコケ
といった劣化症状が出ている場合、外壁塗装したほうが良い目安