ウォールバリア水性siの特徴は?耐用年数や単価・信頼性などを深堀
シーゲッテル

  • 見積書にウォールバリア水性siという塗料が書かれてあった
  • ウォールバリア水性siという塗料を塗装業者さんからすすめられた

スズカファインっていう塗料メーカーが販売してるらしいけど、信頼できる塗料なんだろうか?

ウォールバリア水性siという塗料を初めて聞いたり、見た方は不安になってしまいますよね。

このページでは

  • ウォールバリア水性siの特徴
  • 耐用年数や単価
  • メリット・デメリット

の他に【私がウォールバリア水性siを選ばなかった理由】についても記載しています。

ウォールバリア水性siについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ウォールバリア水性si(スズカファイン)の特徴

メーカー スズカファイン
商品名 ウォールバリア水性Si
グレード シリコン樹脂
施工(塗装)方法 ローラー
ハケ
エアレス
間隔時間(23℃) 工程内3時間以上
最終養生24時間以上
希釈材 清水
下塗り材 WBリメークサーフEPO
WBリメーク弾性フィラーEPO
WBグリップシーラーEPO

ウォールバリア水性siは、シリコン塗料やフッ素塗料に比べるとコスパの良い塗料です。

塗料 耐用年数(年) 価格(円/㎡~)
ウォールバリア水性si 11~15 2,600
フッ素塗料 15~20 3,800
シリコン塗料 10~15 2,200

コストを抑えながら最上位のフッ素に負けない耐用年数

塗料選びの要素として、耐用年数は欠かせませんがもう一つ。

外壁塗装業者さんの保証の年数も確認しておきましょう。

多くの場合、10年。
良心的な業者さんは、15年という場合もあります。

耐用年数を保証するものなので、しっかりと確認しておくことをおすすめします

ウォールバリア水性siのメリット

ウォールバリア水性Siのメリットについて、解説していきます。

低汚染性に優れている

  • 汚れが壁に付着せず跳ね返す
  • 電気的中和によって汚れを寄せ付けない
  • 雨水を味方にして汚れを落とす

透湿性に優れている

塗膜に透湿性があると、下地の水分や熱を外に逃がし建物の保護機能を高めてくれます。

この透湿性がここ最近、注目されているように思います。

編集者の家の外壁は、熱膨れという劣化現象が出ており、この膨れを抑えるため透湿性がある塗料で塗り替えなければいけませんでした。

詳しくは「【実録】スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ。塗り替えに使う塗料は?」で詳しくまとめていますので参考にしてください。

長持ちする

塗膜は、紫外線や酸素・雨水にさらされると劣化していきます。

ラジカル制御と合わせて、低汚染の性質・透湿性などにより外壁の保護機能を高め、長持ちするお家にすることができます。

安全で低刺激

水性塗料は人体や環境にやさしい塗料です。

また、シンナー臭や目鼻への刺激が溶剤系塗料に比べて低く抑えられます。

カビや藻の発生を抑える

日陰で湿気の多い外壁は、カビが生えやすく、放置すると、繁殖していくことになります。

ウォールバリア水性siは、防カビ・防藻効果を持っているので、 カビや藻の発生を防いでくれます。

ウォールバリア水性siのデメリット

ウォールバリア水性Siのデメリットについて解説していきます。

まだ実績が少ない

ウォールバリア水性siに限らず、アレスダイナミックトップ(関西ペイント)などラジカル塗料は、2015年あたりから販売されているので10年後の劣化症状を厳密に分析できていません。

とは言え
信頼できる塗料メーカーの保証年数(10年)から考えると、安心して使える塗料と捉えることもできます。

ツヤなしがない

ウォールバリア水性Siでは、「ツヤあり」「7分つや」「5分つや」「3分つや」の4種類からツヤを選べるのですが、ツヤ無しがありません。

ツヤなしをご希望の場合は、ビーズコート(スズカファイン)がおすすめです。

ウォールバリア水性Siの色見本

ウォールバリア水性Siの色見本

ウォールバリア水性Siの共通色見本は、36色。

濃い色は少なく淡い色が多いです。

ウォールバリア水性siの適用下地

  • 窯業系サイディングボード
  • コンクリート
  • モルタル
  • ALCパネル
  • スレート板

メーカー側では、適用下地として上記の素材を明記していますが
劣化具合や、現状の外壁の状態によっては、濡れないケースもあります。

この判断は、経験が必要になってきますので、信頼できる塗装業者さんに判断してもらうのが一番です

ウォールバリア水性siの下塗り材

  • WBリメークサーフEPO
  • WBリメーク弾性フィラーEPO
  • WBグリップシーラーEPO

ウォールバリアシリーズでは下塗り材もこだわっていて

付着性を高め保護機能を長期間維持。

下塗り材は、非常に重要です。

マッチしない下塗り材を使うと剥がれなどの原因にもなるので要注意

ケンチッキー

推奨下塗り材とは違う水性カチオンシーラーが見積書に明記されてるけど大丈夫?

では、下塗り材の重要性についてまとめていますので合わせて参考にしてください。

ウォールバリア水性siを選ばなかった理由

私の家は、つい最近「外壁塗装」と「屋根カバー工法」を済ませました。

ウォールバリア水性siは、透湿性があるため候補の一つでしたが、別の塗料を使うことにしました。

その理由は、今の外壁塗膜には厄介な劣化症状(熱膨れ)があり、ウォールバリア水性siを塗ると施工不良を起こす可能性があったからです。

このことについては「【実録】スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ。塗り替えに使う塗料は?」で詳しくまとめています。

もし、この塗料でなかった場合、熱膨れがひどくなり塗膜が風船のように膨らんで剥がれるという施工不良で悩んでいた可能性が大きいです。

ウォールバリア水性siは、とても良い塗料ですが、お家の外壁(劣化症状)に合った塗料を選ぶことも大切です。

ウォールバリア水性siを使うか迷ったら、1つの基準として

外壁塗装で使われる塗料は、他にも数百種類もあり、その中から自宅にあった塗料を選ぶのは、とても大変・・。

予算や対応年数を含めて
・外壁の素材
・建物の立地条件
・劣化状況
・日当たり
など総合的な判断が必要です。

診断を行うことで、見積書だけでなく調査報告書もお渡ししますので、外壁の劣化具合(診断結果)や予算に合ったベストな塗料を正確に知ることができます。

「現状の外壁の劣化状態」や「外壁塗装の費用」「予算にあった塗料」を知りたい方は、一つの確かな基準として診断をしてみてはいかがでしょうか。

診断についてはコチラ⇒

  • 劣化原因「ラジカル」を制御して耐候性を実現
  • チョーキングが起きにくい
  • 臭気の少ない水性塗料で安全・低刺激
  • 低汚染性のため汚れにくい
  • 透湿性があるため建物の保護機能を高める
  • 防かび・防藻性

ウォールバリア水性siは、信頼性の高いスズカファインという塗料メーカーが販売してるラジカル制御型塗料です。

ラジカルって何?

シーゲッテル

そもそも、ラジカルって何?

ラジカルとは:塗膜を劣化させる因子

塗料には、酸化チタンという着色用原料が含まれています。

この酸化チタンに紫外線などがあたると、ラジカル(劣化因子)が発生するんですね。

ラジカルが発生すると塗膜が劣化し、チョーキングやひび割れが起きやすくなります。

それなら、酸化チタンに紫外線などがあたらないようにすれば、ラジカルの発生を防げるかも!

この発想
から研究を重ねてラジカル制御型塗料が開発されました。

2015年あたりから

の4つの塗料メーカーがラジカル制御型塗料の開発に成功しています。

ウォールバリア水性siの耐用年数と単価

ウォールバリア水性siは、シリコン塗料やフッ素塗料に比べるとコスパの良い塗料です。

塗料 耐用年数(年) 価格(円/㎡~)
ウォールバリア水性si 11~15 2,600
フッ素塗料 15~20 3,800
シリコン塗料 10~15 2,200

コストを抑えながら最上位のフッ素に負けない耐用年数

塗料選びの要素として、耐用年数は欠かせませんがもう一つ。

外壁塗装業者さんの保証の年数も確認しておきましょう。

多くの場合、10年。
良心的な業者さんは、15年という場合もあります。

耐用年数を保証するものなので、しっかりと確認しておくことをおすすめします

ウォールバリア水性siのメリット

ウォールバリア水性Siのメリットについて、解説していきます。

低汚染性に優れている

  • 汚れが壁に付着せず跳ね返す
  • 電気的中和によって汚れを寄せ付けない
  • 雨水を味方にして汚れを落とす

透湿性に優れている

塗膜に透湿性があると、下地の水分や熱を外に逃がし建物の保護機能を高めてくれます。

この透湿性がここ最近、注目されているように思います。

編集者の家の外壁は、熱膨れという劣化現象が出ており、この膨れを抑えるため透湿性がある塗料で塗り替えなければいけませんでした。

詳しくは「【実録】スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ。塗り替えに使う塗料は?」で詳しくまとめていますので参考にしてください。

長持ちする

塗膜は、紫外線や酸素・雨水にさらされると劣化していきます。

ラジカル制御と合わせて、低汚染の性質・透湿性などにより外壁の保護機能を高め、長持ちするお家にすることができます。

安全で低刺激

水性塗料は人体や環境にやさしい塗料です。

また、シンナー臭や目鼻への刺激が溶剤系塗料に比べて低く抑えられます。

カビや藻の発生を抑える

日陰で湿気の多い外壁は、カビが生えやすく、放置すると、繁殖していくことになります。

ウォールバリア水性siは、防カビ・防藻効果を持っているので、 カビや藻の発生を防いでくれます。

ウォールバリア水性siのデメリット

ウォールバリア水性Siのデメリットについて解説していきます。

まだ実績が少ない

ウォールバリア水性siに限らず、アレスダイナミックトップ(関西ペイント)などラジカル塗料は、2015年あたりから販売されているので10年後の劣化症状を厳密に分析できていません。

とは言え
信頼できる塗料メーカーの保証年数(10年)から考えると、安心して使える塗料と捉えることもできます。

ツヤなしがない

ウォールバリア水性Siでは、「ツヤあり」「7分つや」「5分つや」「3分つや」の4種類からツヤを選べるのですが、ツヤ無しがありません。

ツヤなしをご希望の場合は、ビーズコート(スズカファイン)がおすすめです。

ウォールバリア水性Siの色見本

ウォールバリア水性Siの色見本

ウォールバリア水性Siの共通色見本は、36色。

濃い色は少なく淡い色が多いです。

ウォールバリア水性siの適用下地

  • 窯業系サイディングボード
  • コンクリート
  • モルタル
  • ALCパネル
  • スレート板

メーカー側では、適用下地として上記の素材を明記していますが
劣化具合や、現状の外壁の状態によっては、濡れないケースもあります。

この判断は、経験が必要になってきますので、信頼できる塗装業者さんに判断してもらうのが一番です

ウォールバリア水性siの下塗り材

  • WBリメークサーフEPO
  • WBリメーク弾性フィラーEPO
  • WBグリップシーラーEPO

ウォールバリアシリーズでは下塗り材もこだわっていて

付着性を高め保護機能を長期間維持。

下塗り材は、非常に重要です。

マッチしない下塗り材を使うと剥がれなどの原因にもなるので要注意

ケンチッキー

推奨下塗り材とは違う水性カチオンシーラーが見積書に明記されてるけど大丈夫?

では、下塗り材の重要性についてまとめていますので合わせて参考にしてください。

ウォールバリア水性siを選ばなかった理由

私の家は、つい最近「外壁塗装」と「屋根カバー工法」を済ませました。

ウォールバリア水性siは、透湿性があるため候補の一つでしたが、別の塗料を使うことにしました。

その理由は、今の外壁塗膜には厄介な劣化症状(熱膨れ)があり、ウォールバリア水性siを塗ると施工不良を起こす可能性があったからです。

このことについては「【実録】スタッコ仕上げの外壁に熱膨れ。塗り替えに使う塗料は?」で詳しくまとめています。

もし、この塗料でなかった場合、熱膨れがひどくなり塗膜が風船のように膨らんで剥がれるという施工不良で悩んでいた可能性が大きいです。

ウォールバリア水性siは、とても良い塗料ですが、お家の外壁(劣化症状)に合った塗料を選ぶことも大切です。

ウォールバリア水性siを使うか迷ったら、1つの基準として

外壁塗装で使われる塗料は、他にも数百種類もあり、その中から自宅にあった塗料を選ぶのは、とても大変・・。

予算や対応年数を含めて
・外壁の素材
・建物の立地条件
・劣化状況
・日当たり
など総合的な判断が必要です。

診断を行うことで、見積書だけでなく調査報告書もお渡ししますので、外壁の劣化具合(診断結果)や予算に合ったベストな塗料を正確に知ることができます。

「現状の外壁の劣化状態」や「外壁塗装の費用」「予算にあった塗料」を知りたい方は、一つの確かな基準として診断をしてみてはいかがでしょうか。

診断についてはコチラ⇒