塗装業者さんの中には、リファイン1000si-irを使う会社がけっこう増えているように思います。
なので、見積依頼をした方の中には、塗装業者さんからリファイン1000si-irを勧められたことがあるのではないでしょうか。
リファイン1000si-irには、塗装業者さんが勧めたくなる他の塗料にはないモノが詰まってたりします。
このページでは、アステックペイントが製造販売しているリファイン1000si-irのことを中心に、
- リファインシリーズを比較
- 有名なラジカル塗料と比較
など色々な角度から掘り下げています。
「リファイン1000si-irを知りたい!」
という方が満足できる内容となっているので、今後の塗装計画に役立てて頂ければ幸いです。
超低汚染リファイン1000si-ir(アステックペイント)の特徴は?
アステックペイントは、塗りたての美しさを長期間保ち続けることにとことんこだわった塗料メーカー。
そんなメーカーが開発したリファイン1000si-irには、以下のような特徴があります。
- 超低汚染性
- 高耐候性
- 防カビ・防藻性
- 遮熱性
特に業界の中では、汚れに一番強い塗料として知られてます。
この性能が、アステックペイントの知名度を上げた要因でもあります。
編集者がお付き合いしてる塗装会社の中に、3000件の実例があり、コンテストに入賞するなど関西の中でも指折りの実績を誇る塗装会社があります。
その塗装会社がよく使う塗料の中で、アステックペイントのリファイン1000si-irが入ってると言ってました。
ちなみに人気で言えば、1番は日本ペイントのパーフェクトトップのようです。
でも、数ある塗料の中からリファイン1000si-irが出てくるというのは、やはりその性能の高さからなのでしょう。
超低汚染性リファイン1000si-ir(アステックペイント)の耐用年数
促進耐候性試験(キセノンランプ法)により、リファイン1000si-irの耐用年数は15~18年と公表されています。
パーフェクトトップは耐用年数約12~15年。
耐用年数はリファイン1000si-irのほうが長い上に、パーフェクトトップにはない「遮熱性能」「超」が付く低汚染性能が備わっています。
その分、値段は高くなるのですが。
超低汚染性リファイン1000si-ir(アステックペイント)の見積価格
・専用下塗り ・中塗り ・上塗り |
㎡単価 2,200円~2,800円 |
外壁面積150㎡の場合 延べ坪30~35坪程度 |
330,000円~420,000円 |
足場代・養生代などを含めると | 780,000円~870,000円 |
同等製品であるラジカル塗料などとの比較表については、後程お伝えします!
リファイン1000si-irの超低汚染性の秘密
リファインシリーズには、美しさを長く保つ「3つの性能」が備わっています。
緻密性
アステックペイント独自の無機成分配合技術により、汚れが付着しにくい緻密な塗膜を形成。
無機成分とは、紫外線が当たっても分解されない物質の事です。
有機成分は、紫外線が当たると分解され劣化していきます。
無機成分を主成分としているガラスは、汚れを簡単に洗い流せます。
親水性
無機成分が持つ優れた親水性(水となじむ性質)により、塗膜に汚れが付いても雨水と一緒に洗い流されます。
塗膜には、汚れが付きやい性質と付きにくい性質があり、超低汚染リファインシリーズは、ガラス表面についた汚れを洗い流すような優れた性質を持っています。
防カビ・防藻性
カビやコケ類が外壁に付着して、見栄えが悪いことに悩んでいる方は多いと思います。
超低汚染リファインシリーズは、カビや藻の発生を抑え、長期間の美観保持に貢献してくれます。
リファイン1000si-ir(アステックペイント)が持つ優れた遮熱性
遮熱とは、熱の吸収を抑制すること。
なので、遮熱塗料を塗ると外壁の温度が上昇しにくくなります。
リファインシリーズには、特殊遮熱無機顔料により温度上昇の要因となる近赤外線を効果的に反射してくれます。
汚れが付着しにくく
熱の吸収を防ぎ、遮熱性を長期間保持。
一般的な遮熱塗料は、汚れが付着するとその汚れから熱を吸収します。
そのため、遮熱効果は経年と共に下がっていくのですが、リファインシリーズでは、超低汚染性によって長期間の熱の吸収を防いでくれます。
- 太陽光(赤外線)を反射し、熱が壁に吸収されないようにする
- 熱(赤外線)を反射して遮断する
太陽光の中の主な熱エネルギーは、赤外線。
遮熱塗料は、この温度上昇の原因となる赤外線を反射して、熱が壁に吸収されないようにしてくれます。
赤外線が強い夏に効果を発揮し、快適な室内環境を作るのに役立ちます。
- 外気温の熱が内部に伝わりにくくする(熱の伝導を絶つ)
熱は、高温から低温に向かって移動する修正があります。
この熱の移動(熱伝導)を抑えるのが断熱塗料。
・夏の暑い外気温を室内に伝わらないようにする
・冬の温かい室内温度を下げないようにする
など1年中効果を発揮する塗料。
光熱費を下げると言う面からすると「断熱」のほうが効果的です。
リファイン1000si-irはラジカルも制御
リファインの性能についてお伝えしてきましたが、ラジカルを抑制する性能も備わっています。
一般塗料には、白色顔料(酸化チタン)が含まれていて
この白色顔料(酸化チタン)に紫外線が当たると、ラジカルという劣化因子が発生し塗膜を劣化させてしまいます。
超低汚染リファイン1000si-irは、ラジカルを封じ込める性能(こう耐候型白色顔料)を使用しています。
リファイン1000si-irのデメリットはある?
リファイン1000si-irには
・超低汚染性
・高耐候性
・防カビ・防藻性
・遮熱性
といったメリットがあるのが分かったけど、デメリットは何かあるの?
価格が高い
同等製品であるラジカル塗料と比べると分かりやすいかと思うので、下記にまとめています比較表をご覧ください。
施工が難しい
リファイン1000si-irは2液型でプロが使う塗料。
かつ、一般的な塗料と比べて塗装が難しいと言われているので、不慣れな業者が塗装すると施工不良につながる可能性が高くなります。
リファイン1000si-irとラジカル塗料の㎡単価を比較
塗料 | リファイン1000si-ir | パーフェクトトップ | プレミアムシリコン | アレスダイナミックトップ |
取引価格の目安 (/㎡) |
2,550円 | 2,300円 | 2,400円 | 2,500円 |
耐用年数 | 15~18年 | 12~15年 | 15年 | 15年 |
特徴 | ラジカル制御技術 超低汚染性 遮熱性 高耐候性 防カビ・防藻性 |
ラジカル制御技術 低汚染性 美しいツヤ 高耐候性 防かび・防藻性 |
ラジカル制御技術 低汚染性 艶の選択が可能 高耐候性 防かび・防藻性 雨天でも作業可能 |
ラジカル制御技術 低汚染性 艶の選択が可能 高耐候性 防かび・防藻性 |
アステックペイントのリファインシリーズを比較
塗料 | 特徴 | 耐久年数 | ㎡単価 |
シリコンREVO1000-IR シリコン系上塗り材 |
耐候性 ◎ 遮熱性 ◎ 汚れに強い ◎ |
13年~16年 | 2,200円 |
フッ素REVO1000-IR フッ素系上塗り材 |
耐候性 ◎ 遮熱性 ◎ 汚れに強い ◎ |
16年~20年 | 3,100円 |
EC5000PCM-IR ピュアアクリル ポリカーボネート(有機ガラス)配合 |
耐候性 ◎ 遮熱性 ◎ 汚れに強い 〇 |
15年~20年 | 3,400円 |
超低汚染リファイン1000MF-IR 無機成分配合フッ素系上塗り材 |
耐候性 ◎ 遮熱性 ◎ 汚れに強い ◎ |
20年~24年 | 3,400円 |
EC5000PCM-IRは、防水性にとても優れた塗料。
塗膜が、伸びるてちぎれないのでクラック(ひび割れ)を起こしやすい外壁にピッタリ
ただ、上記の特徴でも記載していますが、低汚染性で言えば「フッ素REVO1000-IR」や「リファイン1000MF-IR(無機成分配合)」に劣ります。
まとめ
いかがでしょうか。
ここ最近、この塗料を扱う業者さんが増えてきた理由がご理解いただけたかと思います。
塗料の性能はとても優れています。
ただ、それを扱う業者さんの腕も関わってきます。
- 外壁塗装の工事費
- 塗装会社の実績
- 保証
を含めて検討するのが一番です。
良心的で実績がある会社に外壁塗装を依頼するためには、複数の会社から意見を聞き、比較しながら決めるのが最も現実的な方法です。
「どの塗装会社に見積依頼すればいいか分からない・・」
と悩んでいる方はヌリカエを活用することで、総合的に比較・検討することができますよ。