ピュアライドUVプロテクトクリヤーってどういう塗料?
我が家の外壁にマッチするかな~?
塗装会社さんにピュアライドUVプロテクトクリヤーを勧められたけど、この塗料を使って大丈夫なの?と不安になってしまいますよね。
塗料には、お家によって合う・合わないがあり、ここで間違ってしまうと後々、後悔することになってしまいます。
このページでは、ピュアライドUVプロテクトクリヤーの価格や耐久年数などを知ることができ、どういうお家に塗られているのか。
そして、実際に塗装している最中と塗装後を動画で確認することができます。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーで外壁塗装しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
日本ペイント(ニッペ)ピュアライドUVプロテクトクリヤーの特徴
ピュアライドUVプロテクトクリヤーは、日本ペイントが販売しているクリア塗料です。
サイディングのデザイン性を活かし、強力に結合した分子構造と紫外線吸収材の働きにより外壁材の劣化を防いでくれます。
また、表面に付着する汚れ(排気ガス、砂埃など)を雨で浮かせて流してくれるので、綺麗な外観を長く保つことができます。
クリア塗料って?
クリア塗料とは、無色透明の塗料。
無色透明なのでサイディングのデザインがそのまま活かすことができます。
(塗装後は後程、動画で確認することができます)
通常の塗料(白色やベージュ、グレーなど)を使うと塗りつぶしてしまうので、現状のデザインではなくなってしまいます。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーの種類
- シリコン系:UVプロテクトクリアー
水性UVプロテクトクリアー - フッ素系:UVプロテクト4Fクリヤー
3種類あり、シリコン系では、水性と油性のどちらかを選ぶことができます。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーの価格と耐用年数
塗料名 | グレード | 耐用年数 | 価格 |
UVプロテクトクリヤー | シリコン系 | 7~12年 | 2,980円 |
水性UVプロテクトクリヤー | 水性シリコン系 | 7~12年 | 2,920円 |
UVプロテクトクリヤー | フッソ系 | 10~15年 | 3,280円 |
シリコン系ピュアライドUVUVプロテクトクリアー(水性・油性)
耐用年数は7~12年程度。
耐久性と価格のバランスから、シリコン系のUVプロテクトクリアーを勧める塗装会社さんは多いです。
水性より油性のほうが若干、価格は高くなります。
シンナー臭が苦手な人は、水性がおすすめです。
フッソ系ピュアライドUVプロテクト4fクリヤー
シリコン系塗料よりも価格は高くなりますが、その分耐用年数が10~15年と長くなります。
編集者の家は、ここ最近、外壁塗装をしました。
外壁塗料は水性なので、臭いはほとんどないのですが、玄関ドアなど鉄部には、油性塗料が塗られます。
編集者の家には、愛犬がいるのですが、シンナーの臭いで1日、痙攣していました。
痙攣の原因は、後から分かり、もっと早くに気づいてあげたかったと思いました。
犬は、人間よりも嗅覚が鋭いというので、もし外壁塗装する際は、ペットのことも考えてあげてください。
ピュアライドUVプロテクトクリヤー塗装中・塗装後の動画
【注意】ピュアライドUVプロテクトクリヤーを選ぶ前に
現在の外壁の状態を要チェック。
現状の外壁に塗られている塗膜が紫外線によって劣化すると「チョーキング」という症状が出て、壁を指でこすると白い粉が付着します。
(チョーキングについては「外壁のチョーキングとは?白い粉を落としても大丈夫?」で詳しくまとめています)
チョーキングが発生している外壁にクリア塗装をしてしまうと、白く濁ってしまい外観のデザイン性そのものが損なわれることになります。
外壁の劣化テスト
セロテープを外壁面に貼ってください。
セロテープを剥した後、セロテープに粉がついているかでチョーキングの発生度合いを知ることができます。
特に黒い紙の上にセロテープを乗せると分かりやすいです。
(塗装会社に聞いてみるのが一番、確実です。)
編集者の家の外壁にUVプロテクトクリヤーを使わなかった理由
編集者の家は、最近、外壁塗装を済ませました。
使った塗料は、日本ペイントのピュアライドUVプロテクトクリヤーではありません。
理由は
- 外壁素材がクリアーを塗るサイディングではない
- お家の外壁にあった塗料でないといけない
外壁素材がクリアーを塗るサイディングではない
上記でもお伝えしていますが、ピュアライドUVプロテクトクリヤーはタイルなどデザイン性の高いサイディングに塗るクリアー塗料です。
編集者の家の外壁は、弾性スタッコで仕上げられピュアライドUVプロテクトクリヤーを使えません。
もし、使ってしまうと塗膜が膨れて破裂し、剥がれてしまいます。
(塗膜が膨れる理由は、後程お伝えします)
お家の外壁にあった塗料でないといけない
編集者の家の外壁には熱膨れという劣化症状があり、使う塗料を間違えると風船のように膨らんで破裂してしまいます。
塗膜が膨れる理由は、弾性スタッコ仕上げだからです。
弾性スタッコは、塗膜が柔らかいのが特徴で、外壁表面温度が高くなると熱により軟化しやすくなります。
そして、熱によって発生した水蒸気ガスにより気泡が生じて膨らみます。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーを塗装してしまった場合、水蒸気の逃げ場がなくなり、余計に膨らんでしまいます。
使う塗料を間違えると最悪、施工不良によって再度、塗り替えが必要になります。
編集者も施工不良で悩むところでした。(詳しくは「施工不良で悩みたくない!外壁塗装前の現地調査の時に見ておきたいたった1つの事とは」をご覧ください)
まとめ(日本ペイント(ニッペ)ピュアライドUVプロテクトクリヤー)
- ピュアライドUVプロテクトクリヤーは無色透明の塗料
サイディングのデザインをそのまま活かすことができます。 - UVプロテクトクリヤーの種類
・水性UVプロテクトクリヤー(シリコン系)
・油性UVプロテクトクリヤー(シリコン系)
・UVプロテクト4fクリヤー(フッ素系)
の3種類があります。 - UVプロテクトクリヤーの耐用年数
・シリコン系:7~12年
・フッ素系:10~15年 - 外壁によってはUVプロテクトクリヤーを塗れない事がある
チョーキングなど劣化症状が出ている場合、ピュアライドUVプロテクトクリヤーを塗ると白く濁った仕上がりになります。
そのため、UVプロテクトクリヤーを塗装できるか、塗装会社に確認する必要があります。
セロテープを使ったテスト方法もある。