見積依頼した塗装会社からフィラーを勧められたけど、サイディングボードの下塗りとして使っても大丈夫?
と疑問に思った方、素晴らしいです!
サイディング外壁で水性塗料を塗る際、注意すべきことは、下塗り材の選定です。
間違った下塗り材を使うと、早ければ2~3年後には、剥がれるなど施工不良が起きる可能性が高くなるからです。
このページでは、サイディング外壁とフィラーの相性について詳しくお伝えしていきます。
サイディング外壁にはフィラーは使わない?
結論からお伝えしますと、サイディング外壁には、フィラーは使いません。
使ってはいけません。
理由は、施工不良を起こす可能性が高くなるからです。
なので、もし、見積依頼した会社からサイディング外壁の下塗りにフィラーを使うと言われたら
「外壁は、サイディングですが、フィラーを使っても大丈夫ですか?」
と確認することをおすすめします。
そして、別の塗装会社さんの見積書に記載されてる下塗り材を確認してみてください。
どうしてサイディング外壁にフィラーはNGなの?
上記でもお伝えしていますが、施工不良を起こすからです。
フィラーは、モルタル外壁に使う下塗り塗料です。
モルタル外壁はひび割れを起こしやすいのですが、ひび割れに追随し膜厚を作るフィラーの特徴は、サイディング外壁に不要です。
逆に真夏の季節は、膜が厚くなることでサイディング内部に熱が溜まりやすく、塗膜が風船のように膨らんでいきます。
ひどくなると、塗膜が剥がれていきます。
サイディング外壁の下塗り塗料に求められる性能は?
- 接着力
- 薄い塗膜
最近では、性能が良い下塗り材が開発されています。
例えば、エスケー化研の水性SDサーフエポプレミアム。
シーラー機能とサーフェイサー機能を兼ね備えた下塗り材です。
サーフェイサーとは、塗装における下塗り材の一つ。
外壁表面の小さなキズや凸凹を埋めて、滑らか(均等化)に調整したり上塗りの色をムラなく仕上げるなどの役割を持っています。
サーフェイサーとは、塗装における下塗り材の一つ。
外壁表面の小さなキズや凸凹を埋めて、滑らか(均等化)に調整したり上塗りの色をムラなく仕上げるなどの役割を持っています。
ちなみに水性SDサーフエポプレミアムに似た名前の「水性ソフトサーフSG」は使いません。
水性ソフトサーフSGは、微弾性フィラーでサイディング外壁に使うと塗膜が熱で膨れたり、サイディング材が変形したりします。
まとめ
いかがでしょうか。
サイディング外壁にフィラーは、使ってはいけないということがご理解いただけたかと思います。
外壁塗装は、単に塗料を塗れば大丈夫というものではありません。
使う材料によって、施工不良を起こすこともあり得ます。
私自身、家の外壁塗装に欠点があり、現地調査の時に見積依頼した会社の社長さんが見抜いてくれました。
専用の下塗り塗料を塗る事できちんと対策できるようになるのですが
もし、知らずに進めていたらと思うとゾっとします。
以下のページでは、このことの内容を詳しくまとめていますので、興味がある方は参考にしてください。