塗装会社さんにインディフレッシュセラを勧められたけど、後々トラブルで悩むことはないか心配。 初めてインディフレッシュセラという塗料を知った人は、どのような塗料なんだろうかと不安になってしまいますよね。
このページでは
- 特徴や評判
- 実際の見積価格
- この塗料がおすすめな人
- デメリットは?
などについてまとめています。
インディフレッシュセラの特徴と評判
メーカー | 日本ペイント |
塗料名 | インディフレッシュセラ |
グレード | シリコン |
水性・油性 | 水性 |
施工(塗装)方法 | ハケ・ローラー・吹付 |
適用下地 | コンクリート・モルタル・ALC板・スレート板・けい酸カルシウム板 各種砂壁状意匠塗材・土壁状意匠塗材 |
下塗り材 | 水性カチオンシーラー |
つや | 艶消し |
- 高耐久性
高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料 - 美しい仕上がり
この塗料の特徴とも言うべきツヤ消しで、土壁など外壁の質感を損なわない塗料 - 低汚染性
新水化技術により雨だれ汚染から外壁をまもってくれます - 微弾性
微弾性塗料なので、下地のヘヤクラックに追従してくれます - 透湿性
塗膜には透湿性があるため、塗膜の膨れを防いでくれます - 防藻・防カビ性
藻やカビの発生を抑制してくれる
インディフレッシュセラは、主にジョリパッドなど意匠性を重要視した外壁の塗装に使われる塗料で、塗った後の仕上がりは特に評判が良い。
通常、ざらつきのある外壁は汚れが付着しやすいですが、低汚染性の性能によって美観が長持ちするのも良いですね。
外壁の状態によっては、透湿性が欠かせない事もあります。
そのような場合でも、インディフレッシュセラなら対応できます。(後述します)
インディフレッシュセラの施工例
一般の塗料でしたら、外壁のデザイン(模様)ごと塗りつぶしてしまいます。
その点、インディフレッシュセラは、現状の細やかなデザインや質感を活かした状態で塗装することができます。
インディフレッシュセラの見積価格と耐用年数
編集者の家は、築約30年ということもあって
外壁塗装
屋根カバー工法
を検討しています。
見積を依頼したところ、インディフレッシュセラの見積書を頂きましたので、ここで紹介しておきます。
自宅の大きさ
延べ坪:34坪
(1F:17坪
2F:17坪)
外壁塗装
下塗り 中塗り 上塗り |
㎡単価:2,800円 408,800円 |
合計 | 860,250円 (税抜き) |
上記の合計金額は、
・仮設足場
・高圧洗浄
・養生
・付帯物塗装
(玄関・樋など)
などを含みます。
目安
30~35坪で約86万円
耐用年数は、10年と言われています。
インディフレッシュセラの見積書については「インディフレッシュセラの㎡単価や見積価格ってどのくらい?」で詳しくまとめています。
編集者の家の外壁に塗装会社がなぜ、この塗料を選んだのか?についてもまとめていますので、興味のある方は参考にしてください。
インディフレッシュセラのデメリット
デメリットは汚れです。
低汚染性があるものの、つや有りの塗料と比べると、ざらつきがあるため汚れがつきやすい。
気にならない人もいますが、汚れが気になる場合は仕上げにクリスタルコートを塗ることで、デメリットを回避することが可能です。
汚れの直接的な解決策ではありませんが、汚れが目立たない色で塗るというのも一つの方法で「外壁を汚れが目立たない色で塗装したいならこの3色」で詳しくまとめています。
耐用年数がツヤありに比べて縮まる
塗料に含まれる樹脂比率が少なくなるため、ツヤありと比べると耐用年数は縮まります。
インディフレッシュセラがおすすめな人
- 経年劣化で色褪せた砂壁状の外壁をきれいな状態に戻したい
- 外壁をマットな仕上がりにしたい
- ツヤなしで耐用年数が10年を超える塗料を探してる
このような方には、特にインディフレッシュセラがおすすめです。
透湿性が必要な外壁
編集者の家は、サイディングボードの上にソフトスタッコで仕上げられています。
サイディングボードは熱が溜まりやすく、そのせいで熱膨れが見られました。
この上から、透湿性のない塗料を塗ると熱の逃げ場がなくなり、塗膜が風船のようにふくらんでいきます。
最終的に破裂して剥がれることもあるので注意。
外壁の状態は、信頼できる塗装会社に判断してもらうのが一番。
熱膨れについては「外壁塗膜(弾性塗料)の熱膨れを完璧に対策したのは10社中1社。現地調査の難しさと大切さ」で詳しくまとめています。
インディフレッシュセラの適用下地
- コンクリート
- モルタル
- ALC板など
メーカー側では、適用下地として上記の素材を記載してますが
劣化具合や、現状の外壁の状態によっては、塗れないケースもあります。
インディフレッシュセラを使うか迷ったら、1つの目安として
外壁塗装で使われる塗料は、他にも数百種類もあり、その中から自宅にあった塗料を選ぶのは、とても大変・・。
予算や対応年数を含めて
・外壁の素材
・建物の立地条件
・劣化状況
・日当たり
など総合的な判断が必要です。
ヌリカエを使えば、17の選択式の質問に答えることで、外壁の劣化具合(診断結果)や予算に合った塗料の目安を知ることができます。
あくまで見積サービスとなっていいますので、現状の外壁の劣化状態や、外壁塗装の相場、塗料の比較として使ってみると良いですよ。
我が家の外壁にはインディフレッシュセラが最適?徹底調査するために知るべき1つの事
インディフレッシュセラは信頼性抜群の日本ペイントが製作・販売している外壁塗料。
でも「自宅の外壁に最適?」かというと安易に「最適」とは言い切れません。
予算や対応年数を含めて
- 現状の外壁塗料
- 外壁塗膜の劣化具合
- 建物の立地条件
- 日当たりや湿気
など総合的な判断が必要だからです。
もし、使うべき塗料を間違うてしまうと最悪、施工不良になることも。
私自身、判断を間違えていたら3~5年後には、確実に施工不良で悩むことになっていました。
今から思い返すとゾっとします。
使うべき塗料をしっかりと把握するためには、現地調査の時に【たった一つの事】を知るだけで
- 塗装後の施工不良を防げる
だけでなく - 外壁塗装の出来
- 満足度(塗料・工事費・仕上がり)
を高めることができます。
どうしてここまで言い切れるかと言いますと、私が実際に外壁塗装前の現地調査で感じたからです。
「本当に我が家の外壁にインディフレッシュセラがマッチしているの?」
と疑問に思う方は、経験に基づいてまとめた「外壁塗装前の現地調査は超重要。見ておきたい【たった1つの事】とは」の体験談はチェックしておおくことをすすめします。