このページでは などについてお伝えしています。
コストパフォーマンス性に優れていることから、シリコン塗料は建築塗料シェア率80%。
「外壁塗装の塗料で迷ったらシリコン塗料」
と言われるだけのことはありますね!
そんなシリコン塗料について、色々な視点から深堀しているので
今後の塗装計画に役立ててください。
建築塗料市場シェア80%を誇る
シリコン塗料の特徴は?
シリコン塗料の特徴は
- 耐久性が高い
- 光沢・ツヤがあり汚れにくい
- コスパに優れている(価格の割りに耐用年数が長い)
- 建築塗料市場の80%のシェアを占める実績から信頼性がある
塗料の耐用年数やグレードを左右する【合成樹脂】は、塗料選びの重要なポイントになります。
この合成樹脂には4種類あり
アクリル < ウレタン < シリコン < フッ素
右に行くほど耐久性は強くなります。
ということは、フッ素が一番で、シリコンは2番目のグレードということになりますね!
- 耐熱性:600度前後でも耐えられると言われています
- 耐水性:塗膜が硬く、撥水性があると言われています。
- 対候性:酸性雨や強風に強い
コスパがよくメリットが多いシリコン塗料にも欠点があり
ウレタンに比べると弾性に弱いため、ひび割れに追従できず塗膜も一緒に割れてしまうことがあります。
そのため、外壁材に応じて弾性塗料を使う必要あり!
■ 弾性塗料とは? ヒビ割れしやすいモルタルの塗替えでよく使う塗料。伸縮性があるためひび割れに対応することができる。 |
シリコン塗料に詳しい業者さんであれば、モルタルやコンクリートならば弾性力を持たせるために下塗りや上塗りに「弾性塗料」を使用してくれます。
サイディングの場合は、膨れの原因になるので弾性塗料は不向きです。
もし、不安な方は塗装業者さんに聞くことで教えてくれます。
シリコン塗料を塗った後の評判は?
10年点検の動画でチェック!
以下の動画では、塗装してから10年目になるお家の点検状況を解説付きで見ることができます。
塗装した後の評判が気になるっていう方は要チェックです!
10年点検では、ツヤがまだしっかりと残っている状態で、劣化現象は見当たりませんでしたね。
評判を確かめる際には、実際に塗った後の現場を見るのが一番、手っ取り早く確かです。
各塗料別に経過後の動画を紹介していますので、興味のある方はぜひ下記の塗料もご覧ください。
数ある塗料の中から我が家に合う塗料を選ぶのは、大変です。
予算や対応年数を含めて
・外壁の素材や立地条件
・劣化状況
・日当たり
など総合的な判断が必要だからです。
ヌリカエを使えば、17の選択式の質問に答えるだけで、我が家に合った塗料を教えてくれます。
また、助成金を受けられるかの確認もできるので、時間と手間の削減にも!
あくまで見積サービスとなっていいますので、価格相場や塗料、工事後の保証の比較として使ってみると良いですよ。
シリコン塗料の耐用年数と価格
塗料 | 耐用年数 (年) |
取引価格 (円/㎡) |
年間当たりの ㎡単価(円) |
アクリル塗料 | 5~7 | 1,400~ | 280 |
ウレタン塗料 | 7~10 | 1,700~ | 242 |
シリコン塗料 | 10~15 | 2,200~ | 220 |
フッ素塗料 | 15~20 | 3,800~ | 253 |
単価÷耐用年数により年間当たりの㎡単価を割り出すことができます。
【年間当たりの㎡単価】が少ないほどコスパが良い(価格の割りに耐用年数が長い)ことを意味しています。
この数字を見ると、シリコン塗料のコスパの良さを浮き彫りにすることができます。
建築塗料市場80%のシェアを占める大きな理由がこのコスパの良さにあります。
実績が多いことから、信頼性の高さが伺えますね。
近年では、コスパの良さで言えばシリコンを超える「ラジカル塗料」が出てきました。
でも、販売されてまだ10年未満なので
実績による信頼性から言えば、シリコン塗料に劣ります。
ラジカル塗料に関しては
ラジカル塗料の評判は?耐用年数や費用などについて深堀
で詳しくまとめているので、役立ててください!
シリコン塗料のメリット・デメリット
・コスパが良い
・汚れに強く、耐久性が高い
・熱に強い
・耐水性が高い
・美観を長持ちさせる
・重ね塗りに向かない
・ひび割れしやすい
耐水性が高く、塗膜が剥がれにくいシリコン塗料は、汚れに強く、カビや藻が生じにくいという特徴もあります。
それなら、美観を長持ちさせることができますね。
さらに。コスパも良い。
人気者になるわけだ!
そうなんですが、デメリットもあるんです。
シリコン塗料のデメリット
シリコンは、重ね塗りをする際に塗料を弾いてしまう性質があります。
そのため、新たに塗料を塗る際、密着性が悪くなってしまう可能性があります。
それなら、塗り替えできないのでは?
高圧洗浄できれいにしたり、シリコン塗料と相性の良い下地材を使うことによって、きれいに塗装することができるので大丈夫です!
他の塗料よりもひび割れしやすい
弾性が低く外壁のひび割れに追従できずに、シリコンも割れてしまうことが多いのですが
モルタルやコンクリートに塗る時には弾性塗料を塗ることでクリアすることができます。
外壁の素材によって塗料を使い分ける必要があります。
(サイディングには、弾性塗料は向きません)
耐用年数が短いシリコン塗料もある
外壁塗装に人気のシリコン塗料ではありますが、耐用年数が短いシリコン塗料もあります。
ここからは、シリコン塗料を使う際に注意すべきポイントになります。
上記の表でシリコン塗料の耐用年数が10~15年とお伝えしましたが、耐用年数がそれ以下の塗料もあります。
耐用年数はシリコンの含有率によって変わってきます。
つまり、シリコンが多く含まれているほうが、耐用年数が長くなります。
シリコン含有率が45%~65%の塗料が安心できる目安です。
業者の中には、耐用年数が短いのに「シリコン塗料だから安心です」という口説き文句を言う業者もいます。
対策をこれからお伝えします。
見積書に記載されている
「塗料」
の名称を確認することで失敗を未然に防ぐことができます。
安心して使えるシリコン塗料
以下の塗料はシリコン含有率が45%~65%の塗料です。
・水性セミシリコン(エスケー化研)
・セラMシリコンⅡ(関西ペイント)
・クリーンマイルドシリコン(エスケー化研)
・パワーオーデフレッシュSi(日本ペイント)
それ以外の塗料
シリコン塗料であれば、多くの業者さんが上記の4つの塗料を選びます。
それ以外の塗料であれば、メーカー窓口に問い合わせて
期待耐用年数を教えてもらいましょう。
シリコン塗料の耐用年数:10~15年(外壁用)
見積書に塗料名が記載されていない
見積書に塗料が記載されていなかったり、あまり聞かない塗料名は疑ったほうが無難です。
稀に「オリジナルの塗料」と伝えてくる業者さんもいますが、公表耐用年数を隠したがっている可能性が大きいです。
※注意
・塗料名を記載しない
・検索しても出てこない塗料
・オリジナルの塗料
「シリコン塗料」というと信頼性があると思ってしまいます。
信頼性があると思ってしまうと、心が緩んでしまうかも・・
見積書の確認作業は、とても重要ですので気を引き締めてチェックしていきましょう!
もし、相談相手がいらっしゃるのであれば、その方にも伺いながら進めると2重チェックになります!