ニッペ(日本ペイント)パーフェクトトップの見積書をもらったけど、他の人はどのくらいの値段なんだろう?
塗装会社が持ってきてくれた見積書の価格は高すぎ?それとも良心的?
初めて見積書を見た方なら、特に他の人の見積価格が気になると思います。
編集者の家は、外装リフォーム
・外壁塗装
・屋根塗装(カバー工法)
を済ませたばかりです。
いただいた見積書の中で、パーフェクトトップを勧めてくださった塗装会社がいましたので、ここで紹介しておきます。
など実際に見積書から得られた内容を具体的に知ることができます。
このページでは
建築設計者ではありますが、見積依頼している方と同じ目線でパーフェクトトップの価格などについて掘り下げています。
ニッペ パーフェクトトップの塗装(㎡)単価
見積書に記載されてるパーフェクトトップの塗装(㎡)単価は、すごく良心的で2,200円。
(下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り)。
塗装(㎡)単価の目安や、差額については、後程
- 【目安】パーフェクトトップの良心的な塗装単価と高い塗装単価
- 塗料は同じなのに塗装(㎡)単価がここまで違う理由
でお伝えします。
次に、塗装(㎡)単価2200円での外壁塗装全体の見積価格について。
ニッペ パーフェクトトップの外壁塗装見積価格
各項目に分けて記載しています。
自宅の大きさ
延べ坪:34坪
(1F:17坪
2F:17坪)
仮設足場 | 171,000円 |
養生シート | 28,500円 |
高圧洗浄 | 15,700円 |
下地処理 | 8,000円 |
外壁塗装 中塗り 上塗り |
塗装(㎡)単価:2,200円 345,400円 |
付帯物塗装 ・破風板、鼻隠し ・樋 ・シャッターボックス ・玄関ドア など |
123,600円 |
合計 | 692,200円 |
外壁塗装の費用は延べ坪34坪で、約70万円。
保証は、10年。
外壁塗装面積は、編集者自身で計算したところ、開口面積や基礎部、帯など全て差し引いた正確な㎡数でした。
塗装会社によって外壁面積の㎡数は違い、多いところとの差は30㎡。
30㎡を単価で掛けると
2200円x30㎡=66,000円
合計金額は、かなり変わってきます。
実際に塗装する外壁の面積。
窓など開口部が多いほど、塗装面積は減り、工事金額も安くなります。
見積書を比較する時には、合計金額だけでなく外壁面積も確認しておくことが大切です。
パーフェクトトップの塗装(㎡)単価は会社によって違う
3回塗り (下塗り・中塗り・上塗り) |
2,200円~3,000円 |
上記の会社とは、別の塗装会社からもパーフェクトトップの見積書を頂きました。
その塗装会社の塗装(㎡)単価は、2,900円。
(下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り)
上記の塗装会社 塗装(㎡)単価:2,200円 345,400円 |
別会社 塗装(㎡)単価:2,900円 405,600円 |
差額は、60,200円。
2社とも、信頼性があり、年間150件~の成約数がある実績豊富な塗装会社です。
塗料が同じなのにここまで、値段が違うのはなぜ?
このことについては、下記のページで詳しくお伝えしているので気になる方は参考にしてください。 |
外壁塗装と屋根塗装の見積もり値段
外壁塗装だけでなく、屋根塗装も一緒に計画している方は多いと思いますので、下記にまとめておきます。
外壁塗装 塗料:パーフェクトトップ |
692,200円 |
屋根塗装 塗料:ファインパーフェクトベスト |
241,230円 |
合計 諸経費・消費税を含む |
1,057,573円 |
約100万円で外壁塗装と屋根塗装ができます。
編集者の自宅では、予算内であれば屋根カバー工法で考えており、屋根カバー工法の見積もりもいただきました。
外壁塗装と屋根カバー工法の見積もり値段
外壁塗装 塗料:パーフェクトトップ |
692,200円 |
屋根カバー工法 塗料:ガルテクト |
1,186,500円 |
合計 諸経費・消費税を含む |
2,075,000円 |
差額を見てびっくりしたのではないでしょうか?
屋根塗装とカバー工法を比べると約100万円の差。
ラジカル系塗料の塗装(㎡)単価を比較
パーフェクトトップ | プレミアムシリコン | アレスダイナミックトップ | |
メーカー価格(/㎡) | 2,930円~ | 2,750円~ | 3,300円~ |
取引価格の目安(/㎡) | 2,300円~ | 2,500円~ | 2,600円~ |
耐用年数 | 12~15年 | 約15年 | 約15年 |
見積書の金額と比べる時は「取引価格の目安」が参考になります。
ラジカル系塗料の中では、パーフェクトトップが最も安い。
塗装会社さんがニッペ パーフェクトトップを選んだ3つの理由
見積書や調査報告書(現地調査の結果報告)を持ってきてくださったのは、塗装会社の社長さん。
資格の数が凄い!
・2級建築士
・1級施工管理技士
・メンテナンス診断士
・JSHI公認ホームインスペクター
・既存住宅現況検査技術者
・増改築相談員
などなど
凄い資格の数にびっくりしました。
この塗装会社がパーフェクトトップを選んだ理由は、3つ。
・透湿性がある
・耐用年数が10年以上
・ツヤの種類が豊富
これらの理由からです。
順番に具体的にしていきます。
透湿性がある
透湿性があることによって、塗膜内部の湿気や熱を外に逃がすことができます。
編集者の家の外壁は、サイディングボードの上に弾性塗料(スタッコ模様)で仕上げられているのですが、熱膨れする欠点があります。
塗り替えする時、透湿性のない塗料で塗ると、熱の逃げ場がなく塗膜が風船のように膨らんで最終的に破裂のように塗膜が剥がれていってしまいます。
このような、施工不良を軽減するためにパーフェクトトップを選んだようです。
実際に熱膨れしてるお家の外壁を、パーフェクトトップで仕上げている写真(動画)も見せてくれました。
塗装後、3~4年経っているけど、点検に行っても不具合はないとのことです。
耐用年数が10年以上で価格が安い
この塗装会社さん。
年間100件以上の外壁塗装(屋根塗装)などの工事をしているのですが、外壁塗装で1番、使われる塗料はパーフェクトトップと言ってました。
販売当初から、この塗料を使っていて、塗装して7~8年してるお家の点検で不具合は見当たらないようです。
耐用年数12~15年で、塗装単価2,300円で塗装工事ができるのは、パーフェクトトップのみ。
ちなみに、この塗装会社さんは、日本ペイントが大好きで一番信頼しているメーカーのようです。
ツヤの種類が豊富
透湿性を高めるため、ツヤがないほうが良い。
パーフェクトトップは
つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り、つや消し
の5つから選ぶことができます。
(ツヤ消しがない塗料もあります)
ツヤ消しを希望しているので、いいね!
編集者の感想:パーフェクトトップの塗装(㎡)単価(合計価格)は良心的だけど
資格の数が多く、実績もある。
そんな塗装会社さんが、最も信頼していて多くの外壁に塗ってきたパーフェクトトップ。
熱膨れの事も考えてこの塗料を選んでくださったことに感謝。
予算を少しオーバーしますが、外壁に熱膨れという欠点がなければ、契約候補として考えていると思います。
ただ、これまでの塗装会社さんの話を聞いた中で、熱膨れの対策として、遮熱塗料が一番、現実的と思いました。
また、保証は10年なのですが「熱膨れは、保証には含まれない」とのことです。
このことも含めて考えると、契約にまではならない。
というのが正直な感想です。
遮熱塗料を提案してくれた塗装会社さんと契約することにしたのですが「超低汚染リファイン塗料の見積価格と㎡単価。遮熱性で熱膨れ対策?」で詳しくまとめています。
まとめ
外壁塗装の塗装(㎡)単価は、とても良心的で総額も理想的。
実績も多い。
ただ、外壁塗装の欠点に対する対策がいまいち。
保証にしても、熱膨れについては保証できないようです。
将来の施工不良を思うと、対策が万全の塗装会社になりそうです。
比較すると金額だけでなく提案内容は大きく違ってきます。