ディプロマット屋根の評判は?価格やデメリットを実録から徹底解説
ダンゴ-2

ディプロマット屋根?

ディプロマットスターが最近、人気があると聞くけど、どういう屋根材?

私は、自分の家を

  • 外壁:塗装
  • 屋根:ディプロマット屋根材でカバー工法

で施工しました。

このページでは、

  • ディプロマット屋根材の評判
  • 耐用年数や価格
  • メリット・デメリット

以外に私の実体験によって得たディプロマット屋根材の生の声をお届けしています。

リフォームアドバイザーとしての立場だけでなく、体験者としてのリアルな情報をまとめていますので
これから、ディプロマット屋根材を使おうか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

ディプロマット屋根の良い評判

  • 色合いや重厚感(安っぽくない)に満足している
  • 耐用年数が長くさらに保証年数が長いので安心感を抱いています
  • 断熱は瓦屋根とそう変わらない
  • メンテナンスフリーが気に入った
  • ガルバリウム鋼板の屋根材よりも保証期間が長かった

ディプロマット屋根の悪い評判

  • 石粒が剥がれることがある
  • 選べる色が少ない
  • 価格が高い

ディプロマット屋根の特徴

メーカー 株式会社ディートレーディング
名称 ディプロマット屋根材
(自然石粒鋼板製屋根材)
材質 ジンカリウム鋼板0.39mm
(自然石粒仕上げ)
1枚あたりの重量 2.54kg
施工可能な屋根勾配 2.5寸勾配以上
施工方法 新築の屋根
カバー工法
カラーバリエーション 4色
(カフェ/エバーグリーン/テラコッタ/オニキス)

ディプロマット(ジンカリウム)屋根とガルバリウム鋼板屋根の違い

  • ジンカリウムの成分
    アルミ55.0%、亜鉛43.5%、シリコン1.5%
  • ガルバリウムの成分
    アルミ55.0%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%

よく見ないと同じに見えますね。
違いは、亜鉛とシリコンにあって成分の割合が0.1%違います。

ディプロマット(ジンカリウム)屋根とガルバリウム鋼板の屋根との決定的な違いは、自然粒でコーティングしているポイント。

ディプロマット(ジンカリウム)屋根は、鋼板屋根の弱点を自然石で補っています。

詳しくは、メリットでまとめていますので、そちらも参照してくださいね。

ディプロマット屋根の耐用年数

耐用年数は50年以上で長い。

ガルバリウム鋼板屋根の場合は、塗料によって鋼板の劣化を防いでいます。

対してディプロマット屋根材では、鋼板をコーティングしてる自然石が紫外線や雨風から守っており、熱伝導を下げることによっても鋼板の劣化を防いでいます。

ディプロマット屋根の価格

ディプロマット屋根の価格

ディプロマット屋根にかかる㎡単価は、9,000円が相場です。

ただ、世界情勢によって材料が入手しにくく、それが原因で㎡単価は、高くなる傾向にあります。

私の場合は、㎡単価6,000円で施工してもらいました。

実際の見積については「ディプロマットで屋根をカバー工法。㎡単価・見積価格を大公開」でまとめています。

ディプロマット屋根材でカバー工法した見積価格

以下の見積は、

  • ㎡単価:9,000円
  • 屋根面積:90㎡
  • 屋根下地:スレート

を条件としています。

ディプロマットスター
カバー工法
㎡単価9,000円
810,000円
防水シート 81,000円
改修用軒先水切り 110,000円
ケラバ包み 10,500円
軒包み 135,000円
換気棟 40,000円
壁際雨押え 15,000円
壁際コーキング 8,000円
廃棄処分費 60,000円
運搬費 40,000円
諸経費 130,950円
合計
(税抜き)
1,440,450円

上記の条件で見積を行った場合、税抜きで約145万円になります。

ディプロマット屋根の保証年数

ディプロマット屋根の保証年数は30年。

品質に自信がないとこの保証年数は、出せないです。

ちなみに、ガルバリウム鋼板の屋根の保証年数はメーカーによって異なりますが20~25年です。

このことから、取扱業者も自信を持って勧めてきます。

保証年数が長いのは、お客様だけでなく取扱業者にとっても非常に心強い安心材料になります。

私がディプロマット屋根を採用した要因の一つは、この保証年数にあります。

ディプロマット屋根のメリット

ディプロマット屋根のメリット

  • 軽量なのでカバー工法でも耐震性が損なわれにくい
  • メンテナンス(屋根塗装)は不要
  • 耐用年数は50年で保証は30年

について、以下に詳しく解説しています。

軽量なのでカバー工法でも耐震性が損なわれにくい

ディプロマット屋根は、瓦屋根やスレート屋根よりも軽量です。

屋根材が軽ければ軽いほど、建物にかかる負荷は減るので耐震性に優れていると言えます。

以下の表は、屋根材の重さを表しています。

瓦屋根 約40~50kg/㎡
スレート
(カラーベスト
コロニアル)
約15~20kg/㎡
ディプロマット屋根材 約7kg/㎡

ディプロマット屋根がカバー工法に選ばれる大きな理由が、軽量にあります。

メンテナンス(屋根塗装)は不要

ディプロマット屋根にコーティングされてる石材は、瓦で使われてる釉薬を焼付、色を付けています。

そのため、ほとんど色褪せることがなく塗装によるメンテナンスがいりません。

私が、ディプロマット屋根材を選んだ要因の一つが、メンテナンスフリーにあります。

ガルバリウム鋼板の屋根は、20~30年に一度は屋根塗装(塗り替え)が必要です。

耐用年数は50年で保証は30年

上記でも記載していますように、ディプロマット屋根材の耐用年数と製品保証の長さは、メリットの一つです。

メンテナンスフリーでかつ、製品保証30年は、とても魅力的ですね。

ディプロマット屋根のデメリット

ディプロマット屋根のデメリット

  • 施工価格が高め
  • 石粒が剥がれることがある
  • 選べる色が少ない

施工価格が高め

屋根をカバー工法にする場合

  • ガルバリウム鋼板
  • ジンカリウム鋼板(石粒着き)

のどちらかになるかと思います。

ディプロマット屋根材(ジンカリウム鋼板(石粒着き))は、ガルバリウム鋼板よりも高くなります。

石粒が剥がれることがある

私自身、施工中は、石粒が少し剥がれ落ちてるところを確認しました。

施工後も剥がれてくることがあります。

保証期間である30年が近くなると、一度、屋根の点検を行ったほうがいいです。

選べる色が少ない

私は、黒に近ければ良いと思っていたので、特に色に関してはデメリットに感じたことはありません。

ただ、人によっては好みの色がないことでデメリットに感じているようです。

ガルバリウム鋼板の場合は、塗装によって色を変えることができるのですが、ディプロマット屋根材の場合は、そうはいかないんですよね。

【カバー工法】ディプロマット屋根の施工方法を動画で確認

以下の動画では、ディプロマット屋根材でカバー工法した施工状況を見ることができます。

既存屋根は、スレート屋根です。

取り付け方(施工方法)が気になる方は、特に参考になる動画です。

ディプロマット屋根のQ&A

ディプロマット屋根のQ&A

  • ディプロマット屋根の断熱効果は?
  • ディプロマット屋根の防音効果は?

について以下に詳しく解説しています。

ディプロマット屋根材の断熱効果は?

ガルバリウム鋼板の屋根は、熱を伝えやすいというデメリットがあります。

ディプロマット屋根は、コーティングされてる石粒が熱の伝わりを防いでくれます。

私の場合、以前は、カラーベスト屋根でした。

ディプロマット屋根でカバー工法して依頼、夏場は涼しくエアコンに頼る時間が減りました。

ディプロマット屋根の防音効果は?

ガルバリウム鋼板の屋根は、熱以外に、音が伝わりやすいといったデメリットがあります。

このデメリットもコーティングされてる石粒が解消してくれます。

私の場合、以前のカラーベスト屋根よりも静かになりました。

まとめ:ディプロマット屋根の評判は良く最近人気が出てる

ディプロマット屋根は、人気が出てきているということをよく聞きます。

その大きな理由が

  • 保証年数、耐用年数が長い
  • メンテナンスフリー

が大きいようです。

私自身もこの2つの要因が決め手で、ディプロマット屋根材を選びました。

屋根のメンテナンスは塗装かカバー工法で悩んだ過去

屋根のメンテナンスを考えた時、最初は塗装を計画していました。

お付き合いのある施工会社さんと屋根を確認していくうちに、カバー工法でないと先々、雨漏りの恐れがあると気づき、カバー工法にしました。

このことについては「屋根塗装からカバー工法に変えた理由」で詳しくまとめています。

もし、塗装かカバー工法かで悩んでいるのでしたら、参考にしていただければ幸いです。